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石原、髙橋がインカレでベスト8ー全日本学生選手権(グレコローマンスタイル)

2021年11月4・5日 キリンビバレッジ周南総合スポーツセンター

今年はインカレが異例となる分散開催となり、グレコローマンスタイル競技はフリースタイル競技から約3週間遅れで山口県にて開催。中大からは二人がベスト8に入る戦いを見せた。


▲ローリングを仕掛ける石原三四郎(文1)

67㌔級の石原は1回戦、2回戦とテクニカルフォール勝ち。2回戦について、石原は「自分の技をかけにくかったりとか、逆に自分の嫌な位置を取らされたりしたんですけど、持ち前のパワーを意識したレスリングで勝つことができて良かった」と得意の走り込みで鍛えた体力を武器に相手を圧倒する試合運びを繰り広げた。3回戦の相手は日体大所属の曽我部。「持ってる力を全部出し切ろうと思ってやったけど、相手が一枚も二枚も上手だった」と一転して苦しい戦いとなり0-9でテクニカルフォール負け。「そこまで緊張せず自分の力は出し切れた。差を埋めていくためにもっと考えて練習していかなきゃと思った」と今回の悔しさを糧に好成績を目指していく。


▲相手の背後に回り込む髙橋大和(経3)

72㌔級の髙橋は初戦である2回戦を5-1で勝利し、3回戦は徳山大の若原と対戦。パッシブを取られ1点を先制されるも投げ技や髙橋が得意とする『がぶりローリング』を複数回決め、8-3で前半の3分間を終える。後半もパッシブを取られ相手に担がれ技を決められるもリードを守り切り8-6で接戦を制した。準決勝進出を懸けた4回戦では「グラウンドの強さが圧倒的だった」と0-3のビハインドから一気に0-13まで得点を決められ育英大・原田にテクニカルフォール負け。今大会を振り返り、「収穫としては自分の技が通用するということと自分のディフェンス能力の低さを痛感したことでした。今後はもっと総合的なグレコローマンの力を養わなければいけない」と地道な努力で上位進出を狙う。

メダル獲得者を輩出することができなかった今回の山口遠征。今月は全日本大学選手権、東日本学生秋季選手権・新人戦があり、挽回のチャンスはすぐに訪れる。今大会で感じ取ったものを忘れずに、万全なコンディションで次なる戦いに挑んでいきたい。

◆大会結果◆
63㌔級

1回戦
●大場哉音(文2)-田中(九州共立大)○
※不戦敗

67㌔級
1回戦
○小田桐和馬(商2)-村上(日体大)●
※不戦勝
○石原9-1下出(青学大)●
※テクニカルフォール勝ち

2回戦
●小田桐0-9上(関大)○
※テクニカルフォール負け
○石原8-0田(日体大)●
※テクニカルフォール勝ち

3回戦
●石原0-9曽我部(日体大)○
※テクニカルフォール負け

72㌔級
2回戦
○髙橋5-1猪狩(立大)●

3回戦
○髙橋8-6若原(徳山大)●

4回戦
●髙橋0-13原田(育英大)○
※テクニカルフォール負け

82㌔級
1回戦
○窪田大羅(経2)-青山(徳山大)●
※不戦勝

2回戦
●窪田3-4宍戸(日体大)○

97㌔級
2回戦
●渡邉荘陽(文2)1-3田岡(神奈川大)○

(記事、写真:町田航太)