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【インカレ直前特集/Fly High~己の頂へ~】 ⑥ハンドボール部

全国の実力者たちが集う年に1回の祭典、インカレが今年もやってくる。己の最高を目指した戦いが幕を開けようとしている中、鍛錬を積む選手たちは何を目標に、どんな思いを持って臨むのか。6部会の選手たちの声と展望を全8回の連載としてお届けする。

第6回となる今回取り上げるのは、中大史上初となるインカレ3連覇に挑むハンドボール部。チームのキャプテンであり、春リーグでは最優秀選手に選出された伊禮雅太(法4)、そして弟でありU21日本代表としてもプレーする伊禮颯雅(法2)と中大ハンド部にとって欠かせない存在である伊禮兄弟に、インカレに向けての意気込みや練習への取り組み方を取材した。


─これまでの春リーグを振り返っていかがですか

伊禮雅:自分たちの課題も見つかり、その中で優勝できた点は良かったかなと思います。

伊禮颯:同じくいい部分も多かったし、負けて学ぶこともあった。中盤の方で負けたんですけどそこからまた立て直して修正していけたのは良かったかなと思います。

 

─普段はどのような練習を行っていますか?

伊禮雅:最近だと体力をつけるために走る。やはりリーグ戦期間になってくるとディフェンスだったりオフェンスだったりなど、選手同士息を合わせたりとかコミュニケーションを取りながらプレーの精度を上げていく練習をしています。

 

─伊禮さん(兄)が練習を組むこともあるとお聞きしましたが、メニューを考える際はどのようなことを意識していますか?

伊禮雅:実方監督がやはりメニューを組んで、それを僕たちが主体的にやっていくっていう感じです。監督も、選手主体でということで選手同士コミュケーションを取って、やはりディフェンス守るために一生懸命プレーをしているので、息を合わせて隣同士でミスすることも沢山あるんですけど連携を取りながらより良いものを作っていこうと練習しています。

 

─春リーグでの反省点をどのように活かしていますか?

伊禮雅:中盤戦で負けたので、秋リーグも中盤で負けないようやっぱり気持ちの面だったり、体力的な面を鍛えて落ちるところがないようにいい状態を続けて全勝できるようにしたいです。

伊禮颯:僕たちが負けたのはシュートミスで相手のディフェンスに崩された感じがするので、そこを重点的に勝負どころではシュートを決めて秋リーグ、インカレに向けて頑張ります。

 

─ご自身の強み

伊禮雅:勝負どころでもある決定力です。ディフェンスではもっとハードワークを意識して余裕で勝てるようなチームを作っていきたいなと思ってます。

伊禮颯:センターフロアとして、秋リーグもインカレもしっかりゲームメイクをして、勝負所ではシュートを決められるような、そういう選手になりたいです。

 

─お互いの活躍をどうみていますか?

伊禮雅:まず一緒にプレーできて嬉しいなと思っていて、ずっと小中高大一緒にやってるんですけど、学生としてプレーできるのは(今年が)最後なのでそこは楽しみつつお互いにいい部分を伸ばして、課題点はお互いに指摘し合って切磋琢磨していけたらなと思います。

伊禮颯:キャプテンとして、エースとして頑張ってくれているので期待に応えられるように、また兄弟として一緒に優勝したいですね。力になれるように頑張りたいと思います。

 

─インカレについて、3連覇に向けてのプレッシャーはありますか?

伊禮雅:特にプレッシャーというのものはなくて、やっぱり出ている選手みんなが理解してくれているのでそれをやっぱり徹底的にできるかできないかだなと。

 

─自分はどのようにチームに貢献したいですか

伊禮雅:やっぱりキャプテンとして引っ張っていく存在でいないといけないと思うので決定力のシュートだったり、ディフェンス面、あとはチームの士気の持っていき方だったり、全てにおいて引っ張っていきたいです。いい状態でみんなが試合に臨めるような環境を作っていけたらなと思います。

伊禮颯:去年もちょくちょく出させてもらって2年目のインカレになるんですけど、3連覇、先輩方が築き上げた連覇は崩さないように、また連覇をつなげられるように頑張りたいです。

 

─最後に、中大ハンド部の魅力は

伊禮雅:個性豊かです。皆んな元気なところがあってそこがいいところかなと。

伊禮颯:やるべき時はやってメリハリがあります。私生活とか騒ぐときと練習の時と試合の時の気持ちの切り替えがみんなしっかりできているかなと思います。

▼担当者から

取材では、なによりも選手がハンドボールを楽しみながら、時に真剣な表情で互いに教え合い練習している姿が印象的でした。先週末に開幕した秋リーグでは全勝優勝、4連覇を目標としている中大ハンド部ですが、今年は春リーグを27年ぶりに制し、新チームの強さを示したと同時に「三冠」という偉業達成への期待も高まります!

昨年のインカレでは歴史に残る大激戦を制し連覇を遂げた中大。持ち前の「全員ハンド」と「守りからの速攻」を武器に今年も中大旋風を巻き起こしてくれることでしょう!

中スポでは随時試合結果や記事をupしております。ぜひチェックしてみてください!

 

▼大会情報

現在開催中の「関東学生ハンドボール連盟秋季リーグ戦」は8月26日〜10月1日まで行われます!また、11月4日〜8日まで「高松宮記念杯男子66回全日本学生選手権大会(インカレ)」が北海道・函館市で開催されます!

 

(聞き手、構成:小幡千尋、丸尾彩華)