全国の実力者たちが集う年に1回の祭典、インカレが今年もやってくる。己の最高を目指した戦いが幕を開けようとしている中、鍛錬を積む選手たちは何を目標に、どんな思いを持って臨むのか。6部会の選手たちの声と展望を全7回の連載としてお届けする。
第7回となる今回取り上げるのは、2021年のインターハイ団体で中大史上初のアベック優勝を果たし、昨年も男子団体は3位と躍進を続ける中大剣道部。先月行われた全日本個人においても主将の池田龍之介(法4)が3位入賞。女子でも猪原悠月 (経2)が準優勝とインターハイに向け着々と準備を進める。そんな長年強豪校として活躍し続ける剣道部に先月の個人戦やインターハイへの意気込みについて取材した。
池田龍之介(法4)
―七月の全日本選手権を振り返って
日本一になれなかったので悔しかった。
―新体制になってからのチームの雰囲気は
とても明るい部員が多いので、楽しい。
―これまでキャプテンとしてチームを率いてみて
キャプテンの難しさ楽しさの両方を知れた。
―インカレに向けて練習で取り組んでいること
勝負強さを養うためにメンタルトレーニングをしている。
―ラストイヤーにかける思いは
絶対日本一。
―4年間で大変だったこと、辛かったこと
寮生活。
―インカレへの意気込み
絶対日本一。
―自分のここに注目してくれ!
小手胴。
小野洋介(商4)
―七月の全日本選手権を振り返って
悔いの残る試合だった。
―新体制になってからのチームの雰囲気は
非常に雰囲気が良くチームワークがいい。
―インカレに向けて練習で取り組んでいること
打った技を全て1本にすること。
―ラストイヤーにかける思いは
悔いの残らぬよう全力で取り組む。
―4年間で大変だったこと、辛かったこと
勝てない時期が続き、4年生になるまでレギュラーになれなかったこと。
―インカレへの意気込み
日本一になります。
―自分のここに注目してくれ!
私の豪快な技に注目してください!
藤田脩人(商4)
―七月の全日本選手権を振り返って
非常に悔しかった。
―新体制になってからのチームの雰囲気は
中大らしい雰囲気で稽古がおこなえている。
―インカレに向けて練習で取り組んでいること
実践を常に想定すること。
―ラストイヤーにかける思いは
日本一に向けて、自分自身のレベルアップに重点を置いている。
―4年間で大変だったこと、辛かったこと
レギュラーをはずれたこと。
―インカレへの意気込み
全日はレギュラーを勝ち取り、日本一になりたい。
―自分のここに注目してくれ!
面。
小畔直(法3)
―七月の全日本選手権を振り返って
とても悔しい。
―新体制になってからのチームの雰囲気は
非常に良い雰囲気。
―インカレに向けて練習で取り組んでいること
悔いの残らぬよう、一日一日の稽古を大切にしている。
―得意技は
引き小手。
―インカレへの意気込み
優勝する。
―自分のここに注目してくれ!
面。
▲7月に行われた全日本学生剣道選手権大会で池田が3位入賞を果たした(写真提供:中央大学剣道部)
井上彩良(経2)
―七月の全日本女子選手権を振り返って
悔しい。
―インカレに向けて取り組んでいること
毎日ひとつ課題を持って稽古に取り組んでいる。
―得意技は
面。
―インカレに向けて意気込み
全日はレギュラーを勝ち取り日本一になる。
―自分のここに注目してくれ!
勢いある剣道。
猪原悠月(経2)
―七月の全日本選手権を振り返って
全力を出し切れたが、体力不足を感じた。
―決勝戦で意識したこと
自分勝手に打突するのではなく、剣先を効かせて攻めること。
―準優勝という結果を受けて
悔しいので、次は優勝する。
―インカレに向けて取り組んでいること
技の正確性をあげること。
―得意技は
面。
―インカレに向けて意気込み
自分に自信を持つ。
―自分のここに注目してくれ!
元気。
▲全日本女子学生剣道選手権大会にて猪原が準優勝を果たした(写真提供:中央大学剣道部)
▼担当者から
関東大会が迫りお忙しいなか取材に応じていただきました!昨年のインカレでは男子は4連覇を逃したものの3位入賞と健闘し女子もベスト16。一昨年は中大剣道部創部以来初のアベック優勝を果たすなど近年が黄金時代といっても過言ではないほど選手の層が厚いです。中でも主将の池田選手は先月行われた全日本個人で3位と勢いに乗っています!女子も男子に負けることなく猪原選手が2年生ながら全日本個人で準優勝と好成績を残しました。また先月行われた関東大会では男子は準優勝、女子は3位入賞と無事全国への切符を手にしました!剣道部の活躍にぜひご注目ください!
(聞き手、構成:髙梨晃世)