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一進一退の攻防で最後まで粘るも、及ばずにリーグ戦を6位で終えるー2021年度関東学生水球リーグ戦 対専大

2021年8月14日 会場非公開

11日の日大戦で劇的な勝利を収め、待ちに待ったリーグ戦初勝利を掴んだ中大。勝利によって自信をつけた中大は、勢いそのままに5位決定戦に臨んだが、あと一歩届かず6位に終わった。

雨が降る中で始まった第1ピリオド(以下P)は相手先取からのスタートとなった。一方で中大の反撃も早く、山中大輔(理工3)がリーグ戦初シュートを決めて同点に追いつくも、更に2点を入れられ1-3と追いかける展開に。それでも、日大戦で大活躍を見せた竹村翔太朗(文3)がシュートを決めると、更に笠間栄佑(文2)の得点と攻撃がつながり、3-3で第1Pが終了。両者譲らない展開となった。

▲シュートを決めた笠間

続く第2Pは専大に4点目が入ったが髙橋英佑(文4)の素早い攻撃で1点を返して同点に追いつく。しかし、その後は相手の激しいマークで味方へのパスが繋がらず、痛恨の2失点。それでも浦野充規(文3)を中心としたディフェンス陣の奮闘で失点を3に留め、4-6で前半戦を終えた。

第3Pでは、両チーム一進一退の攻防が繰り広げられた。専大のシュートで点差は3に広がったが、髙橋がキーパーの虚を突いたスローシュートで1点を返すと、相手も素早いカウンターで8点目を挙げた。そしてこの日最も会場が沸いたのは残り2分で、専大のボールだったが、中大が相手の陣地でのパスカットに成功。髙橋にパスが回ると、ディフェンスを引き離し、キーパーとの一対一に持ち込むと、渾身のシュートで得点に成功。中大の意地を大いに見せつけた。しかし、専大にあと一歩追いつけず、7-9で第3Pを終えた。

▲シュートを決めようとする髙橋。

そして迎えたリーグ戦最終P。2点を追いかける中大は、積極的なディフェンスで専大を抑えにかかった。しかし、専大のオフェンスを止めることはできず、残り2分時点で12ー8と4点差をつけられる。しかし、最後まで闘志をなくさない中大は、残り52秒で髙橋がシュートを決め、終了間際には10番竹村駿太郎(文1)がシュートを決めて、最後の最後まで粘るも、あと一歩及ばずに試合終了。中大は6位でリーグ戦を終えた。

僅差での敗退について「しっかりと決めることろが出来ていれば勝てた」と山内監督は振り返る。不本意な結果に終わったものの、「ディフェンスが去年と比べて上達した部分があった」(髙橋)と改善点も見つかったリーグ戦。更に、得点王ランキングに絡む活躍を見せた藤井渉(文3)や髙橋らを中心としたオフェンスの強さも再確認した中大。秋のインカレでは更なる底力を発揮することに期待がかかる。

▲試合後の集合写真

◆試合結果◆
●中大10ー12専大◯
(3ー3、1ー3、3ー3、3-3)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部