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死闘続きでも諦めない! 優勝の行方は最終戦へー秋季関東学生卓球リーグ戦 対青学大、東京富士大

9月12日 所沢市民体育館

前半戦3試合を全勝、後半戦の初戦も勝利し、ここまで四連勝中の中大。前日の専大戦は4-3で何とか勝利するタフな試合となったが、休む間もなく青学大、東京富士大との連戦に臨んだ。

 

◆青学大戦

第1シングルスに出場したのは瀬山咲希(文4)。両選手1セットずつ取り合い、1-1で迎えた第3セットから瀬山が突き放す。結果的に3-1で瀬山が快勝し良い流れを持ち込んだ。


▲勝利を決めた瀬山

しかし、第2シングルスの森田彩音主将(法4)がフルセットの末に敗れる。続く森田彩音主将(法4)・梅村優香(文2)組は第1、第2セットを先取するが「相手が作戦を変えてきて対応できなかった」(森田)と第3セットを奪われ、続く第4、第5セットも落としまさかの逆転負け。1-2と青学大にリードを奪われ、続く第3シングルスの梅村も1-3で敗戦を喫する絶体絶命のピンチに。

残るは第2ダブルス、第4シングルス、5シングルスの3つ。一つも落とすことができない緊張感の中、瀬山・山本笙子(法3)組が持ち前の粘り強さで流れを変える。第1、第2セットを奪うが第3、第4セットは取り返され、2-2で最終セットへ。中盤まで6-5と互角の争いになるが、そこから5連続得点で相手を突き放して最終セットを奪い、3-1で勝利。土壇場で希望をつないだ。
続く山本は最終セットまで粘りのプレーを続けるが、最終セットでは相手を崩せず、フルセットの末に惜敗。


▲得点を決め喜ぶ瀬山・山本組

6戦中3戦がフルセットまでもつれ込む死闘の末、惜しくも青学大に敗れた。矢島監督は「(青学大にリードを奪われ)残り二つになっても諦めていなかった」と最後まで戦い抜いた選手たちをたたえた。

 

◆東京富士大戦

4時間を超える長期戦を終え、間髪入れずに次の試合が始まった。青学大に敗れた後、東京富士大戦までの短い時間で矢島監督は「負けてしまったけど、リーグ戦だからまだ終わっていない。次をしっかり勝とう」と選手たちを鼓舞した。

その思いが通じたのか、今季初戦でデビューを果たした竹内嘉菜(法2)は敗れたものの、続く森田主将はストレート勝ち。流れを左右する第1ダブルスでも瀬山・山本組がフルセットで勝利し、完全に中大のペースに持ち込んだ。


▲ストレート勝ちを収めた森田主将

続いて登場した梅村は相手チームの主将を相手に11-6、11-9、11ー9と僅差を制してストレート勝ち。最後は森田・梅村組が3-1で勝利し、中大の勝利が決定。5勝1敗で明日の早大との最終戦に臨むこととなった。


▲ガッツポーズをとる梅村・森田組

 

今回は青学大が中大と早大を下したことにより中大、早大、青学大の3チームが5勝1敗で最終戦を迎えることとなり、優勝争いは最後まで分からなくなった。明日の早大戦に向けて矢島監督は「早大に勝つということよりも、選手一人一人が自分の力を出し切ることが大事。それが良い結果を生むはず」とコメント。何度も直前まで迫り、目の前ですり抜けていった「優勝」へ。明日の試合ですべてが決まる。

 

◆大会結果◆
●中大2-4青学大○
○瀬山3-1三條●
●森田2-3石川○
●森田・梅村組2-3三條・熊中組○
●梅村1-3宮崎○
○瀬山・山本組3-2杉本・秋山組●
●山本2-3秋山○

○中大4-1東京富士大●
●竹内0-3松岡○
○森田3-0李●
○瀬山・山本組3-2松岡・小村組●
○梅村3-0小村●
○森田・梅村組3-1菊池・星組●

◆お知らせ◆
明日の10時半から、早大との最終戦が行われます。会場は所沢市民体育館です。

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部