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チーム全員で掴み取ったリーグ戦初勝利!ー2021年度関東学生水球リーグ戦 対日大

2021年8月11日 会場非公開

ここまで白星なしと厳しい展開が続く中大。何としてもリーグ戦初勝利を掴むべく、チーム一丸となってライバル・日大との1戦に臨んだ。

第1ピリオド(以下P)は竹村翔太郎(文3)の素早い攻撃で先制に成功。日大に1点を返されるも、流れを渡さずに笠間栄佑(文2)が2点目を挙げ、2-1と中大が主導権を握った。

▲この試合6得点を挙げた竹村翔。

この流れを保ちたい中大は、第2P開始早々に竹村駿太郎(文1)がシュートを決めて点差を2に広げた。しかし、日大のディフェンスも厚く、その後は粘り強いマークやパスカットで攻めきれない。更に日大のカウンターを受けて、痛恨の4失点と苦しい展開となった。それでも残り2分で藤井渉(文3)が鉄壁の隙をついて4点目を挙げた。このまま1点差に終わるかに思えたが、第2Q終了のブザーと同時に日大のシュートが決まり、4-6と2点ビハインドで第2Qを終えた。

▲大事な局面で点を挙げた藤井。

続く第3P、ここで逆転したい中大は開始直後から猛攻をしかけるも、いずれも鉄壁のディフェンスによって防がれ、得点に繋がらない。しかし、中大も積極的なディフェンスで日大を封じ込めると、素早いカウンターでつなぎ、ここまで絶好調の竹村翔が2点を挙げ、遂に中大が同点に追いついた。その後一進一退の攻防が続き、7-7の同点で最終Pを迎えた。

迎えた運命の第4P。前半、針谷晴人(文1)がシュートを決めて逆転するも、日大の反撃も早く、残り3分時点で9ー10で日大リードという厳しい状況に。しかし、残り30秒を切ったところで中大がボールの奪取に成功。見事なパスでつなぐと、試合終了11秒前に、藤井が起死回生の同点シュートを決めて、土壇場で試合を振り出しに戻した。

試合の行方は両チームによるペナルティシュートアウトへ持ち込まれた。ペナルティシュートアウトでは両大学から5名の選手が選ばれ、勝敗がつくまで一人ずつ交互にシュートを打ち合う。勝負の要となるキーパーはここまで好守を見せた浦野充規(文3)が務めた。中大の先攻で始まり、両大学どちらもシュートを決め続け、二巡目に突入。18-17と中大リードで迎えた日大の攻撃。このシュートを抑えれば中大の勝利という重要な局面。会場のボルテージは最高潮に達し、プレッシャーのかかる場面であったが、日大の右側へ放たれたシュートを浦野が見事にブロックに成功。中大がシーソーゲームを制した。

▲好守でチームを支えた浦野。

ようやく掴んだ今季初勝利。試合後、「チーム一丸となってまとまった試合ができた」(竹村翔)と振り返ったように、選手全員が攻守において幅広い活躍を見せた。「最後重要な場面で決められたことは嬉しくて、自信にもなった」(藤井)とこの勝利を通じて、自身をつけた中大。残り少ないリーグ戦での躍進に期待がかかる。

◆試合結果◆
〇中大18ー17日大●
(2ー1、2ー5、3ー1、3-3、8-7)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部