2021年10月16日 ダイドードリンコアイスアリーナ
昨季の秋リーグ王者としてトロフィー返却から始まった中大の開幕戦、相手は「最後までしっかり走ってくる」と畑山隆貴(総2)が話す慶大。第1ピリオド、第3ピリオドと着実に点を重ね、4-0で初戦をものにした。
▲勝利を決め、喜ぶ選手達
〈第1ピリオド〉
試合開始直後こそ拮抗した状態が続くが、開始4分にゴール前の混戦を畑山が押し込み幸先よく1点を先制。畑山は6分後さらに1点を加えた。その後、慶大の反則が重なり、氷上5人対4人で迎えた15分、「自分自身がシュートを打っていこうという気持ちだった」と矢島翔吾主将(総4)がチャンスを生かしてネットを揺らし、このピリオドを3-0で終える。
▲ゴールを狙う、大野将輝(商1)
〈第2ピリオド〉
中大は序盤から再三に及ぶ相手ゴール前の攻防で追加点を狙いに行くが、堅い守備に阻まれゴールには繋がらず。終盤には二人少ないキルプレーのピンチを迎えるも、体を張ったディフェンスで守り切り、このピリオドは両チーム無得点となった。
▲パックを運ぶ矢島主将
〈第3ピリオド〉
第2ピリオドの攻勢とは変わり、序盤は攻守の入れ替わりの激しいスピード感ある試合展開に。これにより3分には相手のシュートをキーパーが全身で防ぐピンチも。しかし、「いい時間で一番大きかった」(八戸了監督)という矢島主将の2点目で差を広げる。残り時間は速いパス回しでパックを支配し、4-0で試合終了。リーグ初戦を完封勝利で飾った。
安定した内容に見えたが試合後、畑山は「一試合一試合大切に勝っていかないと優勝できない」と気を引き締める。今季も栄冠を狙っていく。
◆試合結果◆
〇中大4(3-0,0-0,1-0)0 慶大●
(記事:牧島駿太)