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リベンジならず悔しいインカレ準決勝敗退ー第94回 日本学生氷上競技選手権大会 対東洋大

2021年12月28日 帯広の森アイスアリーナ

3回戦まででわずか1失点と順調に勝ち進み迎えたインカレ準決勝は、関東リーグ戦で敗北しリベンジに燃える東洋大との大一番。第3ピリオドで2点を得点するも序盤の失点を取り返すことはできず最終スコア2ー5で敗北し、インカレ制覇への道は準決勝で閉ざされた。


▲得点に喜ぶ選手たち

〈第1ピリオド〉

「なんとか食らいついてしっかり勝利をものにしたい」(八戸了監督)と意気込み臨んだ第1ピリオド。試合序盤から東洋大に攻められ守りの時間が続くも、ゴーリー石川涼(法2)が好セーブを連発し得点を許さない。しかし3回目のキルプレーとなった開始14分、東洋大の放ったシュートがゴールを割り先制点を許す。その後、責められる時間が続くも粘り強いディフェンスをみせ何とか守り切り1-0で第1ピリオドが終了した。


▲必死の守りをみせるゴーリーの石川

〈第2ピリオド〉

同点に追いつきたい第2ピリオドは開始2分、東洋大の2点目のゴールと苦しい立ち上がりになった。その直後、長岡翼(経4)がシュートを放つなど攻めの姿勢をみせるも得点とはならず。その後は相手の猛攻が続き中大はシュートを放つことさえできない苦しい展開に。「自分たちのやりたいことが何もさせてもらえなかった」(八戸監督)と力を最大限発揮することができないまま、追加点を決められ5―0で第2ピリオドが終了した。


▲2点目のゴールを決めた渡邊

〈第3ピリオド〉

やっと本来の姿を取り戻した中大。なんとしてでも得点が欲しい第3ピリオドは、これまでとは流れが変わり中大の攻撃時間が続いた。開始16分、空いたスペースに吉野訓平(文2)が冷静にパックを押し込みシュート成功。1点を返し攻めのリズムを掴んだ。約2分後、東洋大の反則によりパワープレーとなったチャンスを逃さず、大野将輝(商1)、嶋貫一真(法4)と繋いだパックを渡邊大(文4)がゴールに突き刺し2点目を挙げる。その後も果敢に攻めるも前半の5点の失点を取り返すことはできず最終スコア2―5で試合は終了した。


▲1点目のゴールを奪い喜ぶ吉野

リベンジならず、悔しい敗北で準決勝敗退となった中大。明日はこのチームで戦う最後の試合となる3位決定戦が控えている。「今シーズンで一番良かったんじゃないかというゲームをできるように」(八戸監督)と気持ちを切り替えて勝利を目指し、3位決定戦で法大と激突する。

 

◆試合結果◆
●中大 2(0-1,0-4,2-0)5東洋大〇

(記事:大川穂乃佳、写真:中央大学スケート部)