2022年8月31日 東京辰巳国際水泳場
インカレもついに最終日。中大からは計17名の選手が出場した。男子1500㍍自由形で井本一輝(法3)が400㍍に続く二冠を、女子100㍍自由形で池本凪沙(法2)が準優勝を果たすなど数々の活躍が見られた。
▲4×200㍍リレーで熱狂するメンバーたち
前月に行われた日中戦でも1500㍍自由形で大会新記録を出した井本。前日の予選を1位で通過し、400㍍との二冠を掛けて挑んだ。最初の100㍍は2位に位置していたが、150㍍地点を日本記録越えのペースで通過し1位に立つ。その後は1度もトップを譲ることなく徐々に2位との差を広げ、1150㍍地点で10秒ほどの差をつける。「日頃の練習の成果が出たと思う」と語るように、最後までペースを崩さず泳ぎ切りゴールした井本。圧倒的な泳ぎでこの日最初の決勝種目で優勝し二冠も達成。レース後のお立ち台では「中大最高!」と力強い一言を残しチームを勢いづけた。
▲表彰式の井本
前日に200㍍自由形で優勝を果たした池本は100㍍自由形に出場。この種目では日大の池江璃花子に注目が集まる中、予選を1位で通過。決勝では50㍍地点を3着で折り返すと、後半に加速し最後は池江とタッチの差でゴール。オリンピアン同士の接戦に、会場からは大きな歓声があがった。結果は2着となったが、それでも自己ベストを更新する素晴らしい泳ぎを見せた。
▲表彰式の池本
その後男子100㍍背泳ぎで遠藤柊斗(法4)、200㍍平泳ぎで緒方温菜(文3)が4位入賞など、あと一歩という結果が続く中迎えた最終種目。4×200㍍フリーリレーが行われ、中大からは井本、大武誠之(法4)、澤田夏樹(法4)、古川皓基(総4)が出場した。予選とメンバー、順番ともに変えて井本が1番手でスタート。序盤はリードされるも持ち前の安定した泳ぎで徐々に差を詰め2位で後続につなぐと、そこから上位争いはデッドヒート。3位から5位が目まぐるしく入れ替わり、最後は4位でゴール。惜しくも表彰台には届かなかったものの応援するメンバーからは拍手が送られた。
▲リレー後のメンバーたち
男子総合優勝を目標に掲げた今大会。結果は5位となってしまったが、確かな収穫も得られたインカレ。来年のインカレではさらなる成長を遂げた泳ぎを見せてくれることに期待が高まる。
◆大会結果◆
男子400㍍個人メドレー予選
⑧澤田 4分20秒81
⑫岩崎幹大(総3) 4分23秒75
⑲阿曽慎之介(総2) 4分28秒13
女子100㍍自由形予選
①池本 55秒29
男子100㍍自由形予選
⑧古川 50秒09
⑯小山陽翔(法1) 50秒64
㉛中杉勇斗(総3) 51秒15
女子100㍍背泳ぎ予選
⑭今野凛々香(商2) 1分03秒72
男子100㍍背泳ぎ予選
⑤遠藤 55秒28
㉑三光哲平(法1) 56秒66
㉚武蔵尚(法4) 57秒16
女子200㍍平泳ぎ予選
④緒方 2分27秒78
男子200㍍平泳ぎ予選
㉓山本聖蓮(法2) 2分14秒43
㉞幸田太一(経3) 2分15秒56
60谷藤大斗(法1) 2分20秒06
男子4×200㍍フリーリレー予選
⑥(大武→澤田→ 武蔵→井本)7分24秒46
男子1500㍍自由形決勝
①井本 15分14秒59
男子400㍍個人メドレーB決勝
④岩崎 4分24秒40
男子400㍍個人メドレー決勝
⑧澤田 4分29秒01
女子100㍍自由形決勝
②池本 54秒35
男子100㍍自由形B決勝
⑦小山 50秒88
男子100㍍自由形決勝
⑥古川 49秒79
女子100㍍背泳ぎB決勝
③今野 1分02秒99
男子100㍍背泳ぎ決勝
④遠藤 55秒11
女子200㍍平泳ぎ決勝
④緒方 2分26秒39
男子4×200㍍フリーリレー決勝
④(井本→大武→澤田→ 古川) 7分20秒57
(記事:立花拓暉、写真:立花拓暉、坂井真子)
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