2022年10月16日 会場非公開
▼スタメン
GK
猪越 優惟(商3)
DF
荒木 遼太(経4)
加納 直樹(総3)
牛澤 健(経3)
岡井 駿典(法4)
MF
豊田 歩(総4)
田邉 光平(法3)→青木 奏人(法3)
湯谷 杏吏(経2)
FW
有田 恵人(文3)→DF 原 圭佑(商1)
勝浦 太郎(総4)→星野 創輝(商2)
山崎 希一(経3)→鈴木 翔太(文4)
▼試合結果
〇中大1ー0立正大●
得点者:オウンゴール(後半32分)
同じ勝ち点で並ぶ立正大との対戦。ここで負けると優勝が遠のき、勝てば近づく大事な一戦だ。
前半10分、相手にコーナーキックのこぼれ球からミドルシュートを打たれ、ピンチを迎える。ボールはゴール枠内右上へ飛ぶが、これはGKの猪越がナイスセーブを見せ、得点を許さない。その後も両チームとも幾度となくチャンスをつくる。
同12分、14分には右サイドからクロスを入れるが、どちらも相手DFに阻まれる。同26分には、ペナルティエリア手前で有田からの縦パスを受けた田邉が右足でミドルシュート。これは惜しくも枠内に飛ばない。その1分後にもペナルティエリア手前の混戦の末、勝浦がシュートを放つがゴール左上へそれてしまう。
▲ミドルシュートを放った田邉
同46分には、丁寧なビルドアップから前線までボールをつなぎ、左サイドにいる湯谷からボールを受けた田邉はワンタッチで前線の有田へボールを供給。有田はそのままダイレクトでシュートを放つが、これも枠から外れる。ゴールとはならなかったものの、右ウイングとして出場している有田が左サイドへ顔を出し、チャンスを創出した。
▲チャンスをつくった有田
互いに何度もチャンスをつくるも得点は生まれず、スコアレスドローで試合を折り返した。
後半13分、山崎がゴールへ迫るが、キーパーに阻まれ、シュートまでもっていけず、その際キーパーと接触した山崎はそのままピッチへ倒れこんだ。その後立ち上がりプレーを再開するが、約6分後には鈴木と交代し、試合後には足を痛めている様子も見られた。
そして同32分、待望の瞬間が生まれる。中盤でボールを受けた豊田は左サイド前線に抜け出した田邉へ浮き球を供給し、田邉はこれをダイレクトでゴール前へ入れる。ボールは中で待ち構えていた星野と相手DFのもとへいき、最終的には相手に当たりゴールへと吸い込まれた。オウンゴールという形にはなったが、田邉のクロスと星野のポジショニングが生んだゴールだ。星野はこのシーンを「監督とかからクロス入るときはキーパーとディフェンスの間に飛び込むとかディフェンス前に体ぶつけて入るっていうのをしつこく言われていたので、そこは力ずくで入って生まれたかなと思います。」と振り返った。
▲オウンゴールを誘った星野
その後は相手に攻め込まれる時間が続くが、全員で最後まで集中した守備を見せ、見事守り切った。この勝利により、再び1部昇格や優勝が近づいた。現在首位の日体大との勝ち点差はわずか4。そして次に戦うのがその日体大だ。確実に勝ち点を積み上げたい。
▼試合後コメント
宮沢監督
―今日の試合を振り返って
勝ち点が同じ立正大学さんだったので、昇格するためには、この勝ち点3が必要だと話しまして、強い気持ちをもって立正戦に挑んだんですけど、うまくいったところと、決めきれなかったところと、色々あるんですけど、狙いとする粘り強い試合ができたかなと思います。攻守において我慢強く戦えたので、最後の1点取って勝てたのはとても大きかったなと思います。
―連戦だったが、メンバー選びはどのようにしていたか
前回の東海戦は中2日だったので半分くらいメンバーを変えたんですけど、今回中4日だったので、ある程度できる計算はあったので、同じメンバーでいきました。前回東海大学戦は非常に良いゲームができたので、その流れをくんで、同じメンバーを送り込んだんですけど、前半良い形で決定機も多くつくれたので、そこで決めきれるともっと違う展開のゲームにできたかなと思います。
―攻撃面の課題は
決定機を多くつくりだすしかないと思います。決定機はつくっているんですけど、その確率を上げるためにも、回数を増やすことですね。より攻撃的にいきたいなと思います。
―無失点だったが守備の評価は
相手のロングボールに対してヘディングの競り合いで頑張ってセンターバック中心に、キーパー中心に上手く対応できたんじゃないかなと思います。最後のパワープレーも想定内だったので、1枚多くして3枚にしながら5バック気味にして跳ね返す、ってところは、練習でやっていたので、非常に頑張ったなと思います。
―次節へ向けて
日体さんなので、1位のチームだと思うので、もうぶつかるだけですね。われわれが積み重ねてきたものを、全部ぶつけて勝利目指して頑張りたいなと思います。
岡井選手
―試合を振り返って
やる前から負けた方が上位に食い込むという難しい試合だったので本当にチーム全員中4日という短い時間でしたけど、この試合に向けてしっかり取り組めた、それが試合の結果に繋がったと思います。
―警戒していた選手は
8番の榊原杏太(サカキバラ キョウタ)選手ですね。やっぱり選抜とかに選ばれていたり(名古屋)グランパスに内定していたり。まだ3年生なのにそういう評価をされているのは力があえる選手だと自分たちは分かっていたので、常に注意していました。
―連戦でスタメンが続いていたが、コンディションはどう整えていたのか
前回の東海戦が終わったのが夜だったので、そこですぐリカバリーを挟んで、次の日もリカバリーを挟んで、そこからまた強度の高い練習をできたからこそ試合でもしっかり強度を出せたのかなと思います。
―現在、上位8チームの勝ち点が近い状況だが、今後については
次は首位の日体大との試合なので、そこで叩くことでより勝点が積めるので、そこでしっかり叩いて自分たちが首位に立てるように次の試合も勝っていきたいと思います。
田邉選手
―ゴールシーンを振り返って
ボランチの選手が前向きで受けたときに、背後があいていたので、チャンスだなと思って走り出したときに、豊田選手が良いボールを出してくれて、正直どこに出そうか迷ったんですけど、しっかりあそこが狙いどころ、ニアのところ狙うっていうのはチームとして共有しているので、そこに流し込めて、オウンゴールという形だとは思うんですけど、入ったので良かったと思います。
―クロスからチャンスを多くつくるも、なかなか得点に結びつかなったが、プレーしていてどう感じたか
前半からチャンスはチーム全体でつくれていたと思いますし、決定機も何本かあった中で、決めきれず、後半っていう形だったので、チーム全体として、課題である、決めきるっていうところを、後半も続けてやった結果、1点入ったという感じです。
―連戦でスタメンが続いていたが、コンディションはどう整えていたのか
学校が始まったりしてるので、難しい部分はあったかもしれないんですけど、そこはほんとに個人のところになってくると思うので、プロを目指す選手として、そこはしっかり自分と向き合いながらできたんじゃないかなと思います。
―次節へ向けて
3連勝がかかっていますし、次の相手が日体大っていう首位っていうところもあるので、しっかり自分たちのプレーをまず出して、勝ち点3をとって差を縮めたいと思います。
星野選手
―ゴールシーンを振り返って
監督とかからクロス入るときはキーパーとディフェンスの間に飛び込むとかディフェンス前に体ぶつけて入るっていうのをしつこく言われていたので、そこは力ずくで入って生まれたかなと思います。
―途中出場だったが、監督からの指示は
まず点をとってこいというのと、守備で前から行け、というのと、しっかり苦しい状況だからクリアボールとかおさめて起点になって、って全部任された感じです。
―前半はベンチから見ていてどう映っていたか
立正も今流れにのってて、結構うちがチャンスを作れていたんですけど、なかなか入らないっていう緊張感がある中で、出たら緊張せずに、自分通りマイペースに頑張ろうと思いました(笑)
―次節へ向けて
今久々の連勝で、ちょっときついかなって思ってきた優勝も逆にどんどん可能性が近づいてきたんで、ここで何連勝も続けていって、あと5試合全部勝って優勝できたらなと思います。
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(記事:佐々木絢子 写真:佐々木絢子、奥村杏)