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【独占取材】現役日本代表GKシュミットダニエル選手が話す「大学で経験したすべてが生きてる」

5月20日、中大OBで日本代表GKのシュミット・ダニエル選手がサッカー部のグラウンドを訪れ、練習に参加した。シュミット・ダニエル選手は現在ベルギー1部リーグのシントトロイデンでプレーし、同日に発表された日本代表のメンバーにも選出。

この日の練習では、指導からゲーム形式による実践を行った。

▲競技指導の様子

 

以下シュミット・ダニエル選手のコメント

―中大の練習に参加して

プロとか何チームか今まで参加してきてましたけど、そういうところに比べて遜色なく、みんな高いレベルでサッカーしているなとすごい感じました。

―大学当時、日本代表に選出されることを想像していたか

できてないですね。目標としては持ってましたけどリアリティーを持った想像はそこまでできてなかったかなと思います。

―大学に海外志向が強い選手もいると思うけど、アドバイスは

俺のときの寮の環境を体験すれば多分、海外いけるんですよ(笑)劣悪な環境だったので(笑)大事なのはストレスを真に受けない、受け流せるか。最初は特に結構細かいことで小さなストレスを感じることがいっぱいある。それをストレスに感じない能力というか、割り切れる能力はすごく大事だと思うので、それをどうやって培っていくのかは分からないんですけど「大事だよ」と伝えたいと思います。

▲快く取材に応じてくださったシュミット・ダニエル選手

 

―大学時代の経験が日本代表、シントトロイデンで生かされたことは

特別これが生かされたってことはなくて、大学で経験したすべてが、大学って自分にとって新鮮な経験をした場所なので、人間的な成長を大学ではさせてもらった。そこは、すごくいまのキャリアに生きてるかなと思う。プレーの面では、やってきたこと全部が生きてきてる。

―大学を経てプロになる良さ、メリット

人間的な成長、人付き合いや礼儀とか高校のときと違ったことを学べる。先輩後輩の上下関係だったり、ラフな上下関係もあれば体育会系らしい上下関係どっちもあった。いろんな人との付き合い方というのはすごい感じたし学んだし、プロに入ってからも高卒と大卒の違いはあるなと感じますね。

―大学の時のチームメイトはどんな存在?

ライバルであり、切磋琢磨してお互いを意識して、例えばミナ(皆川佑介)が活躍したら自分も頑張ろうと思うし刺激を与えあう関係だと思うので、特別な関係だと思います。

―後輩にかけた言葉

本当にみんな高いレベルでやってるし、クオリティーの高いチームだったので目標を見失わずやっていれば代表とかも現実的に見えてくる選手もいるだろうから、そこに向けて目標をぶらさず頑張ってほしいと伝えました。

▲笑顔を見せるキーパー陣

 

GK猪越 優惟のコメント

―シュミット・ダニエル選手とはどういう話を?

自分も出身が宮城なので地元の話をしたりとか、「今日のプレーを見て何か直すところありますか」って聞いたりして教えてもらいました。

―実際に間近で見たり、一緒にプレーしたりして感じたこと

プロの動きと大学生の動きって全然違くて、プロってキーパーが一目見たら「プロ」って分かる動きをするんですけど、それのトップオブトップみたいな。一個一個の動き綺麗だし、ステップとかも細かくて見習わなきゃいけない部分が多いなと。これが代表かって壁を感じたところもあります。

―これから生かしたいところ、盗みたいところ

ステップのところは突き詰めていかなきゃいけない。ちょっとしたポジション移動って結構大事なんですけど、俺が思った「ちょっとした」よりも今日見た感じ、もっと細かくやっていた。そこはもっとまねしていかなきゃいけないと思います。

―これからの意気込み

今年は絶対昇格しなきゃいけないし絶対優勝しなきゃいけないと思うので、この間の試合で自分は退場しちゃったんですけど、それで追いついてもらっているので少しでもチームに恩返しして優勝という結果を出せたらいいなと思います。

▲和気あいあいとした雰囲気で進んだ写真撮影

 

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(記事:奥村杏、写真:佐々木絢子)