2024年5月18日 中央大学多摩キャンパスサッカー場
▼スタメン
GK
牧野 虎太郎(経4)
DF
常藤 奏(経2)
原 圭佑(商3)
家坂 葉光(文4)
大野 篤生(経4)
MF
湯谷 杏吏(経4)→大窟 陽平(文4)
小川 嵩翔(商4)
家坂 葉光(文4)
武本 射雅(経3)→小川雄煇(経2)
FW
持山 匡佑(商3)→北浜琉星(経2)
星野 創輝(商4)→新鉄兵(商2)
田中 幹大(商3)
▼試合結果
◯中大2ー1関東学大⚫️
得点者:新 鉄兵 (後半45分)、オウンゴール(後半45+4分)
前節東海大と対戦し、2連勝中の中大は次へとつながる勝利をつかむべく関東学大戦に臨んだ。見事勝利し、中大は3連勝を勝ち取った。
▲関東大戦のスターティングメンバー
開始早々の前半6分、常藤が仲間からのスルーパスを受け、クロスを上げたがわずかにタイミングが合わず機会を逃す。同12分、相手もパスをつなぎシュートを打つが、ここは牧野が正面で受け止めた。また同27分には、武本が相手に囲まれる中、ゴールに向けてシュートを打つが点は惜しくも決まらず。その後も一進一退のきっこうした展開が続いた。
▲ボールを運ぶ持山
同32分には持山がCBからボールを奪い、星野につなげるが点には結び付かず。そしてその5分後、関東大のFKからのシュートは牧野が華麗に防いだ。両者チャンスをつくるものの得点には至らないまま、0-0で前半戦は終了した。
流れを変えたい中大はハーフタイムに左利きミッドフィルダーの小川(雄)を投入し攻撃の活性化を図る。すると後半4分、右サイド深い位置までボールを運びコーナーキックを獲得。しかしこれはゴールには結びつかない。すると同9分、最終ラインからの縦パスをカットされカウンターをくらうもディフェンダー陣の素早い戻りでシュートを打たせない。
同16分、相手のパスミスを誘いボールを奪い、そのまま右サイドを常藤がドリブルで駆け上がりクロスを上げる。ファーサイドに飛び込んできたフリーの持山が頭で合わせるも、わずかに枠を捉えることが出来ない。
▲ドリブルで駆け上がる常藤
なかなか先制点が奪えない中で、中大ベンチは同22分に北浜、同35分には新と2年生フォワードを投入する。すると投入から4分後、右サイドでボールをつなぎペナルティエリア内から新がシュートを放ち相手ゴールを脅かす。すると同45分、右サイドを常藤が駆け上がりクロスを家坂が折り返すと、新が頭で合わせ待望の先制点を奪う。
▲得点を決めチームメイトに駆け寄る新
さらにアディショナルタイムには、前々からの連動したプレスでボールを奪うと北浜がそのまま相手の深い位置までえぐる。そのプレーがオウンゴールを誘い、スコアを2−0とさらに広げる。しかし最後の最後に相手に1点を奪われ2−1で試合終了。劇的ゴールが決まるも、なんとも後味の悪い勝利となる。しかし宮沢監督体制初の1部3連勝を達成。試合後監督は毎試合最後に失点してしまう課題を改善したいと語った。
▼試合後コメント
宮沢監督
──今日の試合を振り返って
なかなか自分たちのサッカーができなかったんですけど、粘り強く戦って最後で得点取って勝った、この勝ち点3は非常に大きいなと思っています。引き分けで終わるかなというところを、2人が点を取ってくれたので、チームにいい影響を与えてくれました。
──ハーフタイムで選手にどんな話をしたか
もう自分たち次第だよというところですね。相手はいますけど、やっぱり自分たちがどれだけいつも通りのプレーができるかというところを、後半出そうという話をしました。攻守においてちょっと整理するところがあったので、そこを話して。(小川)雄輝を入れたのは、あそこで起点になって相手の背後にパスを出してほしいというメッセージをこめました。なかなかあそこで起点になれずにポストが多かったので、このチームのゲームのリズムを作るために雄輝を投入しました。
──最後の失点について
もう毎回最後の最後で1点決められてしまうという課題なので、そこをしっかり修正しないといけないなと体感しています。
──次節に向けて
もう明治はもう今ダントツで1位なので、その相手に対してどのぐらい戦う気持ちを持っていけるかという部分は大事だと思います。明治を倒してまた上に行けるように、いい準備をして頑張りたいと思います。
大野選手
──今日の試合の意気込みは
3連勝がかかっていたので、やっぱりシーズン、前半戦を占う1試合だと思っていました。連勝することは結構大事で、 順位も結構詰まっていたので、ここで勝つか負けるかで結構変わってくるというのは全員に話していました。絶対勝っていい流れに乗ると思っていました。
──試合を振り返って
やっぱり今週準備としてはオフザピッチの準備は結構よくできたと思います。ただ、練習の強度だったりというのが、どうしても連勝してる自信から来るちょっとした油断みたいなところが前半顕著に出てしまったのかなというのが印象、感想ですね。
──今日で3連勝。チームの雰囲気は
よくはなっている中で、最後1点くらったのが良くも悪くもいい影響を与えているのかなと。 多分このまま0で抑えて2-0で終わっていたら良かったねという感じで、 それこそ油断につながってしまうと思うんですけど、やっぱりまだまだだよという現実を突きつけられる1発だったので、より引き締めた状態で明大戦に望めるのかなとは思っています。
──次節に向けて
明治は今首位で得失点差も25で、1試合平均4、5点くらい取っている攻撃力があるチームなので、個の能力もすごい高いですし、自分たちがやりたいことだけでは勝てない、勝てる相手ではないと思います。やらなければいけないこととやりたいことのバランスを取りながら、またいい準備していけるように1週間やっていきたいなと思っています。
新選手
──今日の試合の意気込みは
自分が途中から出るかもしれなかったので、途中から出て点を取ってチームを勝たせたいなという感じでした。 試合中は流れが悪かったので、後半途中から自分が入ってギアを上げたいなと思っていました。
──ゴールシーンを振り返って
もう本当に触っただけなんですけど、(家坂)葉光くんがあのタイミングでワンタッチであげるのがわかったので、ファーで待っていました。
──普段から練習している形だったのか
むしろ自分はそこができていなかったところを健さん(佐藤総監督)に指摘されていて、 今週1週間そこを意識して向き合ってきたので、少しだけスキルを出せたかなと思います。
──次節に向けて
次節は4連勝がかかった明治戦なので、みんなで1週間準備して全力で勝ちに向けてやっていきたいと思います。
北浜選手
──今日の試合の意気込みは
今チームが2連勝しているというところで、個人としてフォワードとしては、結果と数字は求められてくるから、まずはゴールというところを意識して入りました。
──自身の得点シーンを振り返って
あの場面で1対0で勝っている状況で、普通だったらボールキープに入るんですけど、 やっぱり自分で行って外したら怒られるというのは承知の上で、ゴールに向かってという感じです。
──試合全体を振り返って
3連勝に向けてこういう試合というのはやっぱり練習する中では絶対訪れる試合のシチュエーションでもあるし、1番難しい試合、ゲーム展開ではあったけど、そこを勝ち切れるというところは、今後チームが勢いに乗っていく上で大事な勝利だったかなと思います。
──次節に向けて
次は首位の明治との試合なので、そこを倒したら首位というところも見えてくるし、 上位に行くにつれて練習は大事だから、この1週間気を引き締めて頑張っていきたいと思います。
──プレーの改善点について
自分の課題は守備というところを認識しているので、そこでしっかりハードワークしてチームに貢献して、いい守備からいい攻撃につなげられるような選手になりたいと思っています。
(記事:石井悠樹、工藤綺乃 写真:石井悠樹、工藤綺乃、木村匡翔)
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