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【2023秋季リーグ開幕直前インタビュー】第7回・4年生外野手コンビ編

中前祐也(法4)主将のもと、「反撃」をスローガンに掲げて始動した今年の中大野球部。春季リーグは5位に終わり、苦しみながらも1部の座を守った。集大成の秋へ、開幕を目前に控えた選手たちの声を全9回に渡ってお届けする。

第7回は4年生外野手コンビの根本翔吾(商4=習志野)副将、高橋隆慶(文4=明秀日立)選手。下級生時からリーグ戦に出場する機会のあった2人はこの春もチームを支えた。そんな彼ら2人の意気込みを聞いた。

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<根本翔吾>(聞き手、構成:為谷楓太)


▲ラストイヤーを迎えた根本

―春のリーグ戦を振り返って

「第一印象としては苦しかったですね。新チームになって初のリーグ戦ということもあって、優勝目指していたなか、また最下位争いをしてしまったというところですごく苦しい思いをしました」

―最下位争いに絡んでしまった要因はどのように分析されていますか

「東都1部の中だとズバ抜けてるっていうチームはなくて、ミスをしたチームが負けるっていう風に自分は感じていて、どちらかミスした方が負けるってよく言うんですけど、小さなミスがこの春は目立ったのかなと思います」

―苦しいチーム状態の中で副将として声掛けなどで意識していたことはありますか

「日頃からどんな辛い練習があろうと、自分のテンションが上がらなかったときも声はとにかく出し続けなくちゃいけないと思っているので、苦しい場面になっても自分の中ではチームを鼓舞する声は出せたのかなと思いますし、そこで出せたのも日々訓練という形で声を出せた結果なのかなと思います」

―今のチームの状態は

「悪くはないと思うんですけど、やっぱり負けるときの要因がはっきりしているのでチーム自体はいいと思うんですけど、あともう一踏ん張りというところはあるかもしれないです」

―負ける要因がはっきりしているということですが、負ける要因はどういったものがありますか

「試合によって違うんですけど、ミスをして負けるというのはこのチームに多くありまして、あとは0点が続いたときにどうにかして塁に出て、なんとかヒット0本でも点を入れるということを求めなくちゃいけないのかなと思います」

―「なんとか塁に出て」というお話ですと、日大1回戦での最終回、根本さんが代打で出てきた打席が印象的です

「自分があそこの場面でホームラン打っても点数は入りますけど、とにかく自分の持ち味である嫌らしいバッターというのは常日頃目指していまして、仕事的に絶対長くしなくちゃいけない流れだったので、あの形で最後塁に出るのが良かったんですけど、それまでの過程としては良かったと思います」

―社会人チームとのオープン戦で感じたこと

「もちろんプレーは比べ物にならないくらい高いですし、自分がすごく感じたのは野球以外のところで動きだったり全員で取り組む姿だったりとかが勉強になると思いまして、自分の立場上チームを支えるという場面ではそっちがメインなのかなと自分では思っているので、声掛けひとつ取ってもすごく勉強になりました」

―ご自身の調子はいかがですか

「調子ですか。自分のレベル的には調子で打つとか打てないとか関係なしに、とにかく今は悔いの残らないようにやっているので、調子がいいといったらいいですけど、まあ絶好調ということにしておきます(笑い)」

―期待している1年生にあげていた安田淳平(商1=聖光学院)選手が最終戦でホームランを打ちました。あの1本については

「安田が入ってきたときから、すごくかわいい存在でもあったので期待していたんですけど、安田の方も日頃の練習から自分についてきてくれるような形で1年生でもチームを盛り上げてくれますし、自分の中では1年生なんですけど頼りにしている存在なのですごいなと思いますけど、逆に憧れます」

―秋の目標は

「チームの目標は日本一ってなってますけど、自分の中では先ばっかり見すぎてしまうといい経験を今までの人生の中でしてこなかったので、とにかく目の前の試合、今で言ったら9月2日の青学大戦に勝つということが今のチームの目標なのかなと思いますし、自分の目標とするならば学生として戦える最後のリーグ戦なので後悔だけはしたくないと常日頃思っているので、今までやってきたことを信じてやり切るということが自分の目標になります」

―目の前の試合を勝つという点は高校時代「戦国千葉」を勝ち抜いた経験があるからですか

「そうですね。高校の時に小林徹先生が常日頃言ってくれていたのは目の前の試合をひとつずつ勝てということで、教えてもらったことでもありますし、自分たちも春夏と甲子園出させてもらった時にそういう思いが全員伝わっていて、いい経験ができたのですごく大切にしています」

―母校(習志野高校)の夏の戦いはどのようにご覧になっていましたか

「準決勝の日がたまたまオフと重なりまして、現地で応援しに行ったんですよ。その時にすごい懐かしい思いをして、甲子園行っちゃうんじゃないかという思いで。でも決勝戦の日は練習があったので休憩中試合を見たりしていて、現地では1試合しか見てないですけど、雰囲気がすごく自分たちに似ているところがあるのかなと思いましたね」

―今年の千葉県大会の決勝戦は、応援・客入りともに印象的でした

「特に習志野戦になると秋も春も外野満席になったり、夏は特に独特な雰囲気もありますし、吹奏楽がすごいのでお客さんの8割くらいはそれを聞きにきてるんじゃないかなと(笑い)。でもそれは力になるのでありがたかったですね」

―あれだけの観衆に根本さん自身は在学時、プレッシャーを感じませんでしたか

「めちゃくちゃ感じます。最初は足も震えて打席どころじゃなかったんですけど、いい経験で出続けられたので慣れっていうのはあって、すごい力になりましたね」

―柔らかい話題にはなりますが、同部屋紹介で野呂田漸(文2=秋田中央)選手と「美女と野獣」コンビとありました。その真相はどんなところでしょうか

「皆さんどう思われているかわからないんですけど、野呂田ってすごい生意気なんですよ。自分の部屋子なんですけど、どっちが部屋長なのかわからないくらいで。野呂田と「どういうコンビにしようか」という話をしていて、じゃあ美女と野獣にしようってなったんですけど、どっちが美女でどっちが野獣かはご想像にお任せします(笑い)」

―同期の石井巧(文4=作新学院)副将とはハイボールを飲み比べる仲なんだとか

「そうですね、好きなウイスキーを見つけるというのを今石井としておりまして、王道で言ったら山崎とか知多とか白州だったりの飲み比べセットを買ってやったこともあります」

―ハイボールをウイスキーから作るというところに楽しさを感じるのですか

「そうですね、濃さを自分で決められるので売ってるやつよりも濃いやつが好きならちょっとウイスキー足すとかそういうこともできますし、自分に合ったお酒を作るというのが楽しいですね」

―大学野球の話題に戻りますが、この秋リベンジしたいチームはありますか

「すべてですね。春、なかなかいい思い出ができなかったので挑戦者として挑まなくちゃいけない立場でもありますし、そこはすべてのチームに借りを返さないといけないと思います」

―最後にラストシーズンの意気込みをお願いします

「さっきから後悔しないという思いでやっていると言っているんですけど、自分の中では学生生活ですごく悔しい思いをしましたし、今も後悔だらけなんですよ。でも両親に大学まで野球をやらせてもらったので両親にいいところを見せたいというのもありますし、泣いても笑っても中央大学のメンバーとやる最後の戦いになるので、とにかく全力で最後までやりたいと思います」

◇根本翔吾(ねもと・しょうご)◇
学部学科:商学部・会計学科
身長・体重:166㌢・70㌔
出身高校:習志野高校

 

<髙橋隆慶>(聞き手、構成:高梨晃世)


▲最終戦チームを救う一打を放った髙橋

ーー今の調子は

「だんだんリーグ戦に向けていい感じになってきています」

ーー春戦って見つかった課題

「春は大振りというか強く振ることが自分の打席内での基準だと思っていたんですけど、フルスイングっていうのを意識しすぎて大振りになってボールを捉えるっていうのがあまりできなかったので春終わってからずっと見直して行った部分です」

ーー夏で取り組んだ練習

「フルスイングをするっていう中で勘違いしないというか、バットを強く振るというか、体全体で振った中でどれだけボールに対してしっかりバットを合わせられるかっていうのを意識していました」

ーー東洋が1部昇格、印象は

「選手1人1人の能力が高くて、東洋が1部にいるときもうちは結構負け越しているので細野投手もいるので、やりにくさっていうのもありますけど、気持ちで受けに回らないように、攻めの姿勢でいられるようにしていきたいと思います」

ーー細野投手の印象

「もうすごいの一言ですね。真っ直ぐも速くて変化球もキレてて、ドラフト候補の動画とか見れば絶対名前が上がるような選手なので、ただ同じ4年生で1回やられているのでそこはちょっと負けられないかなっていうのはあります」

ーー細野投手との対戦成績

「入れ替え戦のときに1本ヒット打っているんですけど、それもボテボテのポテンヒットみたいなのなんで、2年のときに対戦したときは全部抑えられてますね」

ーー青学大が日本一になりましたが

「全日本見てましたけど日本一になると思っていましたし、リーグ戦、戦っているときにも感じていたので去年の春も亜細亜が優勝して日本一にもなっているので、東都リーグ自体のレベルの高さを感じますね」

ーー初戦の相手は青学大ですが

「常広投手、下村投手にしろ、春抑えられた松井しにろ良い右ピッチャーが多くて、球も速いので振りまけないように、春は常広投手からは点数取れたんですけど下村投手からは完璧に抑えられたので受けにならないように打っていきたいと思います」

ーーラストシーズンですが4年間を振り返って

「いいことの方が少なくて嫌な思い出が多く残っているので最後ぐらいは良い思いができるようにやっていきたいと思っています」

ーー何がしんどかったですか

「リーグ戦は最下位争いだったり入れ替え戦もあって自分の結果も、チームの結果もあまり出ないというのがリーグ通してあるのでそこは苦しくてにがい思い出です」

ーー4年間で記憶に残っている打席、試合などありますか

「打席は初めてホームラン打ったときの2年春の亜細亜のときのスリーランホームランが1番ですね。それが初ヒットっていうのもあって。試合で言うとやっぱり去年の春の東洋にサヨナラ勝ちした試合ですね。1部残留できてよかったですし、ああいう試合を勝てたっていうのがいい経験になったなと思います」

ーーこのメンバーで戦うのもあと少しですがメッセージ

「春も自分が4番打たせてもらって全然ダメで周りのメンバーに助けてもらったことの方が多かったので、最後も多分、頑張りますけど不甲斐ない結果になってしまう可能性がちょっとあるのでそこは一緒に頑張ろうというか助けてほしいなって、最後は笑えるように一緒に頑張りたいですね」


▲最終戦後涙を流す西舘(勇陽・法4=花巻東)を励ます髙橋

ーー森下(翔太=令5卒・阪神タイガース)さんが今プロで大活躍していますが連絡取ったりはしますか

「たまにバッティングのこと聞いたりしてます。モリさん(=森下)が調子悪いときがあったじゃないですか、2軍に落ちたとき。そっから一軍に戻ってきたりしてるんで、その要因というか、どうやって調子を良くして行ったとかを聞いたりしています。すごい先輩なんで参考になることしかないです」

ーー秋で警戒するピッチャー

「各大学1戦目に投げてくるピッチャーはみんな警戒というか意識はします、基本みんな抑えられているので」

ーー特に苦手なピッチャー

「自分は草加投手(亜大)は苦手ですね、コントロールいいし、クイックだったり、足あげたりして打てたなかったですね」

ーー秋での具体的な目標があればお願いします

「最後ぐらい初めてのベストナイン取りたいですしもし自分が結果出なかったとしても優勝できればそれがベストかなと、自分の結果もそうですけどチームの勝利を1番に求めていければと思います」

ーー自分のここに注目してくれ

「バッティングは自分が1番自信を持って取り組んでいることなので見てほしいですね」

ーー守備は

「あーダメです、守備はちょっと目つむっといてください(笑い)」

◇髙橋隆慶(たかはし・たかのり)◇
学部学科:文学部・人文社会学科英語文学文化専攻
身長・体重:185㌢・88㌔
出身高校:明秀日立高校