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3位決定戦敗れる、次は新人インカレへ「優勝目指す」―第64回関東大学バスケットボール新人戦 対専大

2024年6月9日 日本体育大学世田谷キャンパス

新人戦最終日。前日の東海大戦に敗れ、中大は専大との3位決定戦に回った。専大相手に序盤は中大がコートを支配する場面も見られたが、最後は力尽きてしまい4位で今大会を終えた。

スターター

#3高山鈴琉(商2)、#15坂口大和(商2)、#21深澤桜太(商1)、#33鴫原樹生(商2)、#55板倉伶弥(文1)

 第1クオーター(Q)開始直後は早速、留学生#97ジョべ(専大)を中心に得点を重ねられる。しかし、前日「泥臭いプレー」が自分の役割と話した#33鴨原のディフェンスリバウンドや#21深澤のオフェンスリバウンドで反撃の機会をうかがう。そして東海大戦で6得点と苦しんだ#3高山が「自分が点を取っていかないと」と3点シュートが決めると、徐々に中大もリズムをつかむ。「どれだけファールされてもいいから自分で最後まで決め切る」と#21深澤の体を張ったプレーからの得点もあり、19-19で第2Qへ。

▲「今日は得点を取ることを意識してやれた」と#3高山

 第2Qは完全に中大ペースに。#34赤平奏人(文2)が速攻から3点シュートを沈め、その後もチームの流れを維持するように、積極的な声出しを行う。ディフェンスでは#21深澤は#97ジョべ(専大)に得点を与えない鉄壁の守りを見せた。一時14点差まで開げたが、最後は専大も意地を見せ43-33で後半へ。

 

▲新人戦でキャプテンを務める#34赤平

 第3Qは一進一退の展開で試合が進む。#21深澤は身長を生かしたシュートを披露。これには会場がどよめいた。しかし後半は専大の逆襲にあった。「相手に点を取られた時に自分たちがヘッドダウンしてしまって、やっぱりそのまま流れに行かれてしまった」と#3高山が言うように、点差は8点に抑えたがそれ以上に相手の勢いが上回った。59-51で第4Qに。

▲計18リバウンドを記録した#21深澤

 最終第4Q。Q開始直後の得点を取って流れを取り戻したいところではあったが、取ることはできず。その後、とうとう同点へ追いつかれてしまう。しかし、簡単には逆転を許さない。この日なかなかシュートが決まっていなかった#5石口直(文2)がこの場面で3点シュートを決める。同点に追いつかれては、#21深澤のリバウンドや#55板倉のシュートで粘り強さを見せた。それでも逆転を許してしまい、徐々に点差も拡大。#3高山は#15坂口と息を合わせ巻き返しをはかったが、最後は溜まった疲労が得点を阻んだ。専大が競り勝ち66-71で敗北。4位で今大会を終えた。

▲40分間コートに立ち続けチーム最多の15得点の#15坂口

 試合後、#21深澤は「4位という結果で終わったが、自信を持っていいことだと思う。次(新人インカレ)もあるのでそこでは優勝を目指して頑張りたい」とすでに次を見据えた。

 #3高山はともにチームを引っ張る#15坂口について「お互いガードで意見が合う部分も多いので、そこは中心的にコミュニケーションを取ってより簡単に、より強く攻める方法を探したい」とインカレに向けて得点力の向上をはかる。

 7月中旬に控える新人インカレ。約1カ月後の大舞台で選手たちはどのような成長した姿を見せるのか。

 

 今大会での活躍による個人賞として、#3高山が優秀選手賞・MIP賞、#15坂口が計23本のアシストでアシスト王を受賞している。

 

◆試合結果◆

●中大66(19-19、24-14、16-18、7-20)71専大○

 

(記事:二村沙羅、写真:桑沢拓徒、大畠栞里)

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