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雨天でのレース 武内が準優勝!ーFormula Gymkhana2024全国大会

2024年9月22日 奥伊吹モーターパーク

9月21日、22日にかけて滋賀県、奥伊吹モーターパークにて「Formula Gymkhana2024全国大会」が行われた。中大は6月29日に福島で行われたエビスラウンド予選を2位で通過し、今大会の出場を決めていた。

エビスラウンドで表彰台にあがった自動車部

フォーミュラジムカーナはどの大学も同じ車両で同じタイヤを使うのが特徴。マシンの差がなく純粋に運転技術を競い合う。三重、福島、広島と3度行われた予選を3位以上で通過した9校と主催者推薦の1校の計10校が出場した。

また今年度から女子の部門が新設された。こちらは個人戦でいかに設定されたコースで目標タイムである1分30秒に近い走りができるかを競う。中にはワイパーの往復する回数で時間を計る選手がいるなど見ごたえのあるレースとなった。

男子団体で最初の出場となった野村飛美樹(国経3)。朝から雨が降り、コースが水浸しのコンディションでのスタートとなった。軽快なスタートを切った野村は難しい状況でも臆さずパイロンの間を正確に早く走り抜ける。「(雨の影響で)結構走り方を昨日と変えなきゃいけないなっていうのを意識して、180度走りを変えたら、午前第1ヒートベストで、自分がちょっと濡れた路面が得意ってのもあり良かった。」と1:08.972の好タイムで1本目を終えた。午後からの2本目では天気も回復し路面が乾いてからのスタート。「乾いたら果敢につっこんでいこうというイメージだったが空回りしてしまった」とタイムを伸ばし切れず1:08.561で大会を終えた。

▲1本目を走行する野村

2走目での出場した古橋陽太(経3)。序盤は安定した走りをみせるも中間ポイント付近で失速してしまう。「無理せずという意識で走ったが前日練で一度も起きてなかったエンジンストールが起きてしまった」とミスコースをしてしまい、記録を残すことができなかった。タイムを残さなければいけない状況で迎えた2本目。「心の余裕がなくなってしまってベストを尽くしきれなかった」本来の力を出し切れず悔しさをみせた。

3走目に出場した倉品翼(法3)は「一人目二人目のタイヤの感触、路面の状況を聞くことができた」とコンディションの悪さを意に介さずミスなく走り抜け、「抑えながらもいいタイムをだせたのがすごく良かった」とポジティブな走りを見せた。2本目も順調に進めるがフィニッシュ地点で右手前のパイロンに触れてしまう。「頑張りすぎてしまった、パイロンタッチというミスが起きちゃったのがもったいなかった」と振り返った。

▲雨の中走行する武内

女子クラスに出場した武内結(法3)は突然の大雨に苦戦する。「湿気で窓ガラスが曇って全く前見えなかった」と難しい走りになり1:35.717(+5.717)と目標タイムから大きく開いてしまう。しかし2本目では天候も回復し「練習の時に近い状態で走れた」と1:31.360(+1.360)の好タイムを記録し準優勝に輝いた。「来年以降も開催されたら女子もう1人いるんで、2人で上位狙えるよう頑張りたい」と意気込む。

▲表彰台にあがった武内

雨天での難しいレースを終えた中大自動車部。表彰台では武内が「男女共に優勝を目指していた」と悔しさをみせた。そんな自動車部は29日に4連覇中のGTカレッジリーグ 2024、前人未踏の5連覇に挑む。大会での活躍に期待したい。

 

◆試合結果◆

男子団体

①長岡技術科学大②横浜国立大③近大❼中大

女子クラス

②武内結1:31.360(+1.360)

 

(記事:関拓斗・写真:小林想、大澤晶)

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