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フルセットの激闘を制し3連勝!─2025年度春季関東大学バレーボールリーグ戦 対法大戦

2025年4月26日 東海大学湘南キャンパス

スタメン(サーブローテーション順)
1 OH 坪谷悠翔 (文4)
18 MB 秋本悠月 (総2)
3 OH 梅本春之助 (総4)
10 OH 舛本颯真 (総3)
7 MB 伊藤蒼眞 (総3)
24 S 中村悠暉 (総1)
12 L 土井柊汰 (文3)
27 L 栗原陽 (文1)

春季リーグ初戦、第2戦を落とすも、第3戦、第4戦に勝利し復活の兆しを見せている中大。第5戦の相手は法大。第1、2セットを奪われるも第3、4セットを取り返しフルセットへ。第5セットも勝ち切り、フルセットの激闘を制する。

第1セット、序盤法大の高いブロックに阻まれ4連続失点をしてしまう。しかし徐々に調子を取り戻し、坪谷のサーブで一気にブレイクすると1点差まで戻す。中盤、舛本のスパイクがアウトになるミスが続き点差を戻される。終盤、梅本のサービスエースやブロックなどで法大にタイムアウトを取らせるなど23-24まで追いつく。この場面でブロックアウトで飛んでいったボールを土井が追いかけ拾うもホイッスルがなり、得点は法大。この判定に中大ベンチは猛抗議。しかし審判への抗議は実らず第1セットを23-25で落とす。

▲笑顔の土井

第2セット、序盤、坂本アンディ世凪(総2)のスパイクで得点を重ねると梅本のスパイクで5-4と、このセット初めてリードする。しかしすぐさま追いつかれるとその後は24-24までシーソーゲム。そしてデュースに突入。24-25の相手の1回目のマッチポイントでは坂本がスパイクを決め凌ぐ。しかし最後はサーブで崩され法大のサービスエースで25-27で第2セットも落とす。

▲トスをする中村

がなくなった第3セット、序盤は法大に押され最大4点ビハインドも相手のスパイクミスなどで10-10の同点に追いつくと法大がタイムアウト。その後は一進一退の攻防。しかし終盤20-22と苦しい状況。中大は坪谷のバックアタックで21-22とすると梅本がサーブへ。このサーブが相手を崩しチャンスボールになる。このボールを梅本が自らライトバックから決め22-22の同点。さらに梅本の2連続サービスエースで24-22と逆転。最後は伊藤のブロックで25-22と第3セットを奪う。

▲笑顔の伊藤

第4セット、序盤は坂本のスパイクやミドル攻撃で引き離す。しかし法大のブロックに捕まりだし11-11の同点に並ばれる。中村のツーアタックなどで再びリードするもまた並ばれ14-14。その後は一進一退の攻防。22-22の場面、二段トスを坪谷が決め切り23-22。梅本のスパイクで24-22とマッチポイントを握る。法大の強烈なバックアタックで24-23。この場面で中村がダブルコンタクトを取られ24-24に。デュースとなる。さらに梅本がブロックされ24-25と逆転される。法大のマッチポイントで法大のサーブに坂本が崩されコート外へボールが飛ぶ。ここで梅本が厳しいボールを追いかけなんとか残す超スーパープレー。このボールは相手のコートに落ち25-25と追いつく。このプレーに会場中が盛り上がる、奇跡の1点となった。続く法大のスパイクがアウトになり26-25とリードすると中大は3枚ブロックを揃え見事ブロック。27-25でフルセットへと持ち込む。

▲スパイクをする坂本

第5セット、秋本のダイレクトスパイクや坪谷のスパイク、伊藤のサービスエースなどで走り6-4とリードする。ここで法大がタイムアウト。ここから法大が勢いを取り戻し、8-9と逆転される。梅本のスパイクで9-9とする。法大のスパイクがアウトとなり10-9となった場面で法大が再びタイムアウト。しかし坂本のブロックで流れは渡さず、4連続得点。最後は法大のスパイクがアウトとなり15-10で試合終了。

フルセットの激闘となったこの試合。この試合を勝ち切る中大の底力を見た。次戦は対駒大戦。梅本は「自分たちの強みであるチームバレーを活かしながら頑張りたい」と意気込んだ。

◆試合結果◆
〇中大 3(23ー25、25-27、25-22、28-26、15-10)2 法大●

◆コメント◆

【梅本選手】

──苦しい時はトスが集まっていた

自分にトスが集まるのは分かっていてその中でいかに決め切るかっていうのが、今大会のチームとして課題にしているのでまあそこはブロックには捕まりはしたんですけど、最後まで打ち抜けたんじゃないかなと思います。

──第1セット最後、審判と判定で揉めたあと、第2セットに入る時気持ちで切り替えたか

気持ちはそうですね、あんまり気にしてないというか、もう次のセットって感じなので、特になんかこう考え込むっていうか今のセットは、例えばブロックのタイミングが早かったから次は遅くしようねとか、次に対してのアプローチをかけていたって感じです。

──サービスエースもたくさんありましたが、サーブに関してはいかがでしたか

サーブに関しては、自分の武器としてここまでやってきたので、いいタイミングで力を出せたかなと思います。

──次戦の駒大戦に向けて意気込み

やっぱりすばしっこくて、ちょこまかしてくるチームなので、そこをいかに自分たちのバレーを保ちながら攻略していけるかが限りになると思うので、自分たちの強みであるチームバレーっていうのを活かしながら頑張りたいと思います。

◆お知らせ◆
次戦は4月27日(日)に東海大湘南キャンパスで行われる対駒大戦です。

(記事、写真:佐伯真生)

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