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強靭なブロックに阻まれ、星を取りこぼす-春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦 対東海大

5月12日 小田原アリーナ

スタメン(サーブローテーション順)

15WS 鍬田憲伸(法2)

4MB 水野将司(法4)

11WS 中野竜(総3)

2WS 富田将馬(文4)

10MB 梅本鈴太郎(法3)

17S 山岸隼(法2)

13Li 土岐大陽(経3)

18Li 柴健太郎(商2)

 

春リーグ10日目。前日の日体大戦で見事ストレート勝ちを収めた中大はこの日、ここまで8勝1敗と好調が続く東海大と対戦した。試合は終始、東海大のリードで展開していった。第2セットで1セットは奪い返したものの、その後相手の勢いに押された中大はセットカウント1ー3で敗戦を喫した。

▲心を1つにする選手たち

第1セット。富田のスパイクで先取に成功するも、「うまく相手の型にはめられてしまった」(土岐)と中大はカットミスを連発し、6ー20と一気に14点差をつけられる。その後も「拾ってくる」東海大相手に中大は思うようなプレーができず、9ー25と16点差まで突き放され、第1セットを落としてしまう。

流れを変えたい第2セット。序盤、鍬田の速攻で普段の流れを取り戻した中大は、第1セットと打って変わり主導権を握る。12ー8の場面、山岸のサービスエースで1点を奪取。「しっかりと切り替えた」(土岐)中大はその後も中野のアタックで、21ー16と5点差をつける。そして迎えた24ー23の中大のマッチポイント、最後は中野の放った圧巻のスパイクで25点目を挙げ、第2セットを制した。

▲サービスエースを決めた山岸にハイタッチする平井

続く第3セット。出だしから両者譲らぬ激しい攻防戦が繰り広げられる。「ブロックが高いチーム」(土岐・山岸)と中大アタッカー陣のスパイクの行く手を阻む東海大。「ただ打つのではなく周りをよく見て空いているポジションにボールを落としていこう」(土岐)と果敢に攻めたプレーを展開し、17ー20と3点差まで縮めた中大だったが、相手の激しい速攻や自身のサーブミスで、20ー25と5点差をつけられ、第3セットを奪われてしまう。

負けられない第4セット。序盤からシーソーゲームの展開になり、6ー7の場面、途中出場の平井海成(総3)がブレイクに成功し同点に追いつく。しかしそれも束の間、「二段トスが割れてしまったり、離れてしまったことが多かった」(土岐)と一気に11ー15と4点差をつけられる。少しでも点差を縮めたい中大だったが、19ー24と東海大がマッチポイントに。コートに緊張が走る中、相手のスパイクにすかさず反応した土岐がスーパーレシーブし、20点目を獲得。しかし、すぐさま相手の猛攻で25点目を先取され、第4セットを取り逃す結果となった。

▲第2セットで活躍を見せた中野

今回の東海大戦で星を取りこぼした中大は、6勝4敗。「1セット目でああいう状況になったんですけど、2セット目で切り替えてセットを取れたのは大きい収穫で、あとそこから焦った時に勝ち切れなかったのが、もうちょっと詰めていくとこかなと思います」(富田)、「1セット目はうまく相手の型にはめられてしまって自分たちのリズム、自分たちの基礎、形が全て上手くいってなかった。相手がしっかり型にはめてきたので何もせずに終わってしまったが、セットゲームなので2セット目でうまく折り返せたことはチームとして成長した点だと思います」(土岐)とそれぞれ今試合を振り返った。

春リーグも残り1戦。現時点で5位につけている中大は少しでも順位を上げたいところだ。「絶対勝つ。圧倒して勝つ」(土岐)と最後まで全員バレーで戦い抜いていく。

◆試合結果◆

●中大1(9ー25、25ー23、20ー25、20ー25)3東海大〇

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部