• Twitter
  • facebook
  • instagram

春リーグ開幕!!─関東大学バドミントン春季リーグ戦 対筑波大

2025年4月26日 神奈川県・日本体育大学健志台キャンパス

昨年秋のリーグ戦で、入れ替え戦を経て辛うじて1部残留を果たした中大。新たな顔ぶれを加えた新体制で挑む春季リーグの初戦。相手は筑波大。昨年は、春季と秋季の対戦でそれぞれ中大が勝利するなど、相性のいい相手だ。

第1シングルスに出場したのは殷昊羽(商2)。先日行われた新人戦で、団体戦ではシングルスで個人全勝をはたし優勝に大きく貢献した。また、個人戦のシングルスでも3位に入るなど活躍を見せた。試合は激戦の模様を呈した。1セット目は殷がラリー戦で相手を翻弄し21-11で先取する。しかし2セット目に入ると、サウスポーの相手の強打を中心とした攻撃への対応に苦戦するようになる。最後まで対応できないまま、2セット目は相手に奪われてしまった。3セット目も相手の攻勢が続き、先に11点目を取られた状態でインターバルを迎えた。ただその状況でも殷は「相手にミスが多かったので、自分がミスをしないように」と冷静に試合を進める。そしてインターバル明け、相手のミスに乗じて一気に点差を縮めていく。最後はデュースまでもつれ込んだが本人が「気持ちで取り切った」と語るように、気合で最終3セットを取り春リーグ初戦、勝利で納めた。

▲春リーグの初戦を勝利で飾った殷

第2シングルスには五島直紀(経1)が出場。1年生ながら第2シングルに抜擢された五島。埼玉栄の先輩でもある殷からバトンを受け継いでの登場となった。丁寧にコースを狙っていくも、実力者相手になかなか点差の縮まらない展開が続く。最後まで自身のプレーを貫くも、2セットストレートで取られてしまい敗北を喫した。

▲新入生ながら第二シングルで登場した五島

シングルスを終えた時点で1勝1敗となった中大。続く第1ダブルスには主将の深井俊椰(商4)と新木統(商2)のペアが登場した。新木にとっては初めてのリーグ戦出場となったこの試合。相手の野口・安保ペアは昨年のインカレで3位に入った強豪のペアだ。その相手に対し試合序盤、深井が「落ち着いてできた」と語るように相手と互角のラリーで差がほとんどない状態で1セット目のインターバルを迎える。しかしインターバル後、深井・新木ペアのミスをきっかけに一気に流れが相手にわたってしまう。そのまま14-21で相手に1セット目を取られることになった。2セット目は相手に実力を見せつけられる形になり、13-21と差をつけられストレートでの敗戦となってしまった。

▲相手のエースペアと対戦した深井・新木ペア

チームとして1勝2敗となり、後がなくなった中大。第2ダブルスには松本啓吾(商2)と林田真龍(商2)のペアが出場した。先日行われた新人戦の団体戦で活躍した二人だったが、意外にも初めてのリーグ戦の出場となった。1セット目は接戦となった。攻めの姿勢で得点を重ねていった松本・林田ペア。しかし、終盤に連続でのサーブミスがあり、点差が縮まってしまった。最終的には21-23とデュースで相手にセットを取られてしまった。2セット目は逆に相手から攻められる展開が続き13-21と差をつけられてしまい、ストレートで敗れた。

▲リーグ戦デビューとなった松本・林田ペア

最後の第3シングルスには高橋悠(法1)が出場した。この日シングルスで出場した殷と五島と同じく埼玉栄出身の高橋。ラリーが続いたことに加え、フルセットにもつれ込む長い試合になったが、試合後に「あんま緊張することなく、向かっていけた」と語るように終始落ち着いたプレーを見せた。最終第3セットでは、相手に大きく点差を付けて勝利した。

▲1年生ながらデビュー戦で勝利した高橋悠

チームの主軸である森川翔暉(商3)が欠場するなど万全ではないチーム状態で春リーグの開幕を迎えた中大。その初戦は2勝3敗での惜敗となった。主将の深井は「初戦負けちゃったんですけど、残りの4試合全部勝つ気持ちでまずは残留ってとこを狙って、良ければベスト3,4を狙っていきたい」と語った。春リーグの残り4戦。少しでも上の順位を狙って、中大の戦いは続く。

 

◆試合結果◆

●中大 2-3 筑波大〇

1S ○殷2-1松久●

2S ●五島0-2神山〇

1D ●深井・新木ペア0-2野口・安保ペア〇

2D ●松本・林田ペア0-2山岸・神山ペア○

3S 〇高橋悠2-1川島○

 

(記事:日原優、写真:水﨑菜花・日原優)

公式X(@chudaisports
Instagram(@chuspo_report