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西の王者・同志社大を撃破!いざ、連覇を懸けた決勝の舞台へー第77回全日本大学準硬式野球選手権大会

2025年8月23日 北海道・円山球場

準決勝の相手は、7年ぶり関西制覇を果たした同志社大。中大は序盤に先制に成功し、今大会初先発となった萬谷大輝(商3)と、エースの大山北斗(商4)が無失点ピッチで試合を進める。終盤で気を抜けぬ展開が続くも、2点差を守り抜き、決勝へと駒を進めた。


試合は2回に動く。この回の先頭打者・山口剛大(文3)が初球を捉え、打球はライト戦の深い場所へ落ち、三塁打となる。無死三塁と一気にチャンスを迎えた場面で打席に立ったのは、昨日勝ち越しの適時打を放った岩井大和(経4)。2球目を左中間にうまく運ぶと、三塁走者の山口が帰還し貴重な先制点を奪った。

▲三塁打を放った山口

沼澤梁成(商2)、相野七音(文4)の連打でチャンスを作った3回。松浦 がバントを決め、1死二、三塁とする。追加点が欲しい場面で、吉井愛斗がバッターボックスへ。131㌔のストレートを叩き、打球は左中間を抜ける。三塁走者の俊足・沼澤が悠々とホームへ帰還。スコアボードに1点を加えた。追加点を決めた吉井は「萬谷がいいピッチングをしてくれていたので、なんとか追加点を取ってやろう」と思っていたと明かす。「自分のバットで追加点を取れて、優位に進められたのでよかった」と振り返った。

▲タイムリーを決めた吉井

今大会初先発となった萬谷は3回被安打4、3奪三振、無失点の成績。得点圏にランナーを置くピンチこそ作るものの、得点には繋げさせなかった。先発としてチームメイクをした萬谷は自身のピッチングを「久しぶりの先発だったんですけど、少しでも多くの回を投げることができてよかった」と振り返り、「大山さんと三浦(凌輔=商3)をなるべく休ませるっていう気持ちも込めて投げることができてよかったです。」と話した。

▲先発としてゲームを作った萬谷

後続の大山も無失点で抑え、2点差を覆されることなく勝利。併殺打も3つ飛び出し、守備力が目立つ試合となった。小泉監督も守備面を評価した。

▲試合後に喜びを分かち合う選手たち

西の王者を撃破し、日本一連覇が手に届くところまでやってきた。監督は「連覇という挑戦ができるのはうちだけなので、そこを意識するなと言っても選手も意識すると思うんですけど、いっぱい緊張して。その緊張をしっかりとパワーに変えて、良い顔でやってくれれば、おのずと自分たちが目標にしているところにはたどり着けるかな」と意気込む。13年ぶりの日本一連覇へ、あとはもう勝つだけだ。

 

◆試合結果◆
〇中大 2-0 同志社大●

チーム  123 456 789 計

中  大 011 000 000|2

同志社大 000 000 000|0

 

(記事・写真:浅野詩多)

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