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波乱の展開となった準決勝、一発に泣き敗戦喫すー第62回関東地区大学準硬式野球選手権大会 対國學大戦

3月24日 上柚木球場

準決勝を迎えた中大。同じリーグに所属する國學大との1戦は中盤まで両者譲らぬ展開だった。しかし、8回にピンチを背負った中大はホームランを含むこの回6失点を喫し8-3で敗れた。明日の3位決定戦に挑む。

先発は、昨日に続き連投となった大澤魁生(商4)。昨日の試合後にはファーストストライクを課題点として挙げていたが、初回からスクリューボールなどを駆使し三者凡退と順調な滑り出しを見せる。初回の攻撃では、1番幸喜健太朗(商2)が左安を放ち林部庄吾(商3)の犠飛で1点を先制。2回にも1番幸喜が犠飛で1点を追加。2回終了時点で0-2と流れは中大ペースにきたと思われた。

▲先発で登板した大澤

しかし、3回に安打を重ねられ2点を返され試合は振り出しに戻る。その後どちらも譲らず6回終了時で2-2と均衡した試合が続く。

7回から投手は先制の犠飛を放った林部に交代する。最初の打者に四球を許すもののその後は三者三振と流れを中大に寄せる。7回の攻撃では、先頭打者の河野翔吾(商4)が四球を選ぶなどチャンスを作る。チャンスで回ってきた3番林部は、左安打を放ちついに均衡が破れる。

▲勝ち越しに盛り上がるベンチ

このまま流れを中大に寄せたまま試合を運びたい。しかし、8回に失策や四死球でピンチを招く。なんとか抑えたい所だったが、フルカウントまで粘られ痛恨の押し出し四球を選ばれ同点となる。続く打者にも安打を許し2死満塁。これ以上の失点は避けたい所だが、会心の満塁弾を放たれこの回一挙6失点と流れが一気に相手へ傾いた。8回の攻撃では1点を返し、9回表では三者凡退で抑えたものの攻撃はここまで。8-4で敗戦を喫した。山本優輝(文4)は、「気持ちの甘さが出てしまった」と振り返り、痛恨の一発に泣いた結果となった。

▲満塁弾を放たれ見上げる林部

試合後、池田監督は「心に隙がありすぎた」と振り返り「もう一度基本に戻って何のための練習なのかなどあらいだしながら練習を行う」と改善点を述べた。
明日の3位決定戦では、昨季の関東王座決定戦の決勝の相手であった、早大。4番を任されている足立裕紀(商3)は、「自分たちの野球ができるように取り組んでいきたい」と明日に向けて抱負を語った。明日の試合に勝ち、その後の春季リーグ戦に勢いをつけていきたいところだ。

◆試合結果◆

チーム  123 456 789=計

國學大  002 000 060=8

中大   110 000 110=4

 

◆お知らせ◆

次戦は、3月24日保土谷球場にて対早大戦が行われます。試合開始時間は、10時です。

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部