2025年12月3日 国立代々木競技場第一体育館
初戦の愛学戦を快勝に納め、2回戦目の相手は昨年のインカレで敗れた専大。SVリーガーの甲斐優斗擁する専大に喰らいつくも、専大の勢いを止めることはできない。接戦を繰り広げるも1ー3で敗れ、涙をのむ結果となった。
スタメン(サーブローテーション順)
10 OH 舛本颯真(総3)
7 MB 伊藤蒼眞(総3)
1 OH 坪谷悠翔(文4)
3 OH 梅本春之助(総4)
18 MB 秋本悠月(総2)
11 S 藤井千丸(経3)
12 L 土井柊汰(文3)
22 L 進藤 悠(文2)

▲円陣を組むメンバー
第1セット
リベンジマッチは舛本のスパイクで幕を開けた。序盤に5連続ポイントを決められ点差が離れるも、中盤に梅本と舛本を中心に6連続ポイントを決め返し13ー11と逆転に成功する。一進一退の攻防が続き、24ー24のデュースに。しかし、専大の猛攻に耐えきれず3連続得点を許し、24ー26で最初のセットを落とす。

▲点を決め吠える舛本
第2セット
取り返したい第2セット。2ー4から4連続ポイントを決め逆転、6ー5としシーソーゲームに持ち込む。中盤まで両者一歩も譲らぬ試合展開を見せるも、アタッカー陣がブロックに捕まり始める。15ー16から一気に5点を失い、その後の流れは専大に。そのまま得点を重ねられ、20ー25と第2セットも落としてしまう。
第3セット
もう後がない第3セットは梅本の強烈なスパイクで始まる。6ー5とここでも競った展開となっていたが、坪谷のスパイク、秋本のブロック、舛本のブロックで3連続得点に成功。中盤に主将の坪谷にトスが集まり、21ー20で終盤を迎える。ここから舛本のスパイク、秋本のブロック、梅本のスパイクが決まり、一気に4点を奪取。25ー20とこのセットを手にした。

▲点を決めるごとに喜びを全力で表現する梅本(写真右)

▲頼もしい坪谷主将
第4セット
セットカウント1ー2で迎えた第4セット。専大の得点から始まったこのセットも、力強いスパイクを打ち合う大乱戦に。長いラリーの末に秋本がブロックを決めるなど、観客の盛り上がりも最高潮になっていく。

▲インカレでも多くのブロックを決めた秋本
1点が命取りとなる試合展開で一歩前に出たのは中大。中盤までは15ー13と2点差を守り抜いていたものの、ブロックや相手のエースのスパイクに攻められ逆転を許す。3点差で先に20点代に乗られるも、選手は下を向かなかった。20ー23のピンチの中、坪谷、舛本のスパイクと秋本のブロックで22ー23まで追いつく。梅本のスパイクで23ー24、あと1点を決めればデュースに持ち込める展開。相手スパイクをブロックするも、ボールは白線の外に落ちる。競った展開をものにしたのは専大だった。

▲涙を流す選手たち
4年生の学生バレーは、全日本ベスト32という結果で幕を閉じた。しかし、「全日本ベスト32」という数字では測れない、彼らの強さがある。日本一の夢は、後輩たちに託された。
◆試合結果◆
●中大1(26ー24、25ー20、22ー25、25ー23)3専修大○
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(記事・写真:浅野詩多)
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