2025年12月23日 ダイドードリンコアイスアリーナ
学生アイスホッケーの1年を締めくくるインカレ。昨年、青森県八戸市で開催された第97回大会を制した中大は、多くの選手が連覇を目指し練習を重ねてきた。今年は東京都での開催ということもあり、リーグ戦でも試合を行ってきたダイドードリンコアイスアリーナを中心に氷上の熱き戦いが幕を開ける。普段とは違う緊張感の中、迎えた初戦の相手は福岡大。中大は試合を序盤から優位に進め、大量得点でインカレ初戦を勝利し、2回戦進出を決めた。
〈第1ピリオド〉
中大は序盤から主導権を握った。開始1分半で長谷川公亮(経1)が先制点を挙げると、相手のペナルティによるパワープレーでは大工原豪生(経3)が確実に決めて追加点。さらに角丸陸斗(国経4)、高橋日向多(商2)もゴールを重ねた。終盤残り1分半には、高崎誠大(経2)がゴール前でキーパーを引き付け、長谷川が空いたスペースに流し込んで得点。第1ピリオドを7-0の大差で終えた。
▲第1ピリオドで2得点、その後も1ゴールを決めハットトリックを達成した長谷川
〈第2ピリオド〉
第2ピリオド開始後も中大は第1ピリオドの勢いそのままに攻撃を緩めない。開始26秒で辻崇太郎(経3)が今ピリオドも早くも追加点を挙げた。その後も高崎(誠)の連続ゴールに続き、DFの木村祐翔(商4)、再び辻と得点を重ねた。相手を寄せつけない圧倒的な攻撃でパックを支配し、さらに勢いづく中大。すると中盤、竹内玲温(総2)からのパスを受けた檜森亘(経1)がセンターからシュートを放ち初ゴールを決めた。さらに第2ピリオド終了直前、ゴール手前でパックを保持し、相手をかわしたままシュートを放った垂水遼介(商1)も初ゴールを決め、1年生2人が今試合で初ゴールを達成した。
▲公式戦初出場での初ゴール達成となった檜森
▲公式戦初出場で初ゴールを決め、直後に2点目も決めた垂水
〈第3ピリオド〉
開始早々に荒木零士(総4)がゴール前でパックを受け取りシュート。さらに得点を挙げていく。第3ピリオドでも中大の流れは止まらず、得点が追加されていく。残り5分、相手も負けじと中大に喰らい付き、試合は白熱していた。しかし、中大は相手にシュートを打つ隙すら与えない。藤間航哉(経4)が素早いパスを回し斉藤愁馬(経4)が豪快なシュート。続けて角丸のアシストで金子朝陽(経3)がパックを押し込み得点を挙げ、試合は28-0と大差をつけて終了した。
▲ゴールを決め、仲間に喜びを見せる金子
普段はなかなか対戦がなかった福岡大相手でも、チャンスを作り出し、素早い攻撃で得点を重ねた。多くの選手が得点を決め、チームの雰囲気も盛り上がりを見せた中大は、今試合での勢いそのままに2回戦に挑む。
◆試合結果◆
〇中大 28(7-0、14-0、7ー0)0福岡大●
◆コメント◆
【#11 垂水選手】
──初ゴールの感想は
自分が公式戦出たのが初めてなので、嬉しかったのと、味方のみんなが、先輩方が、チャンスを作ってくれて決められたので、ちょっと期待に応えられて良かったかなと思います。
──初めて迎えるインカレについては
チーム的にも、良い感じに盛り上がっているので、そのまま、自分が2ゴール決めたっていうのもあるので、(試合に)出る人出ない人関係なく、優勝に向かっていきたいなと思います。
──出場機会も今後増えていく中で、どのようにやっていきたいか。
今回もだいぶチャンスあったので、そこを確実に決めていくっていうのと、これから入ってくる後輩たちも今の先輩方のようなチャンスを作れるようになりたいなと思っています。
──最後に、インカレ全体に向けた意気込み
絶対優勝するので、ぜひ応援よろしくお願いします。
【#63 檜森選手】
──今日試合出ての感想
怪我でシーズン前半はチームに参加できなかったんですけど、治って初めての公式戦。同期と先輩方がみんな声をかけてくれて、とてもチームを感じながら楽しく試合ができました。
──大学に入学して初のゴールとなりましたが
ほぼ1年間ホッケーやってなかったので、久々にゴールした嬉しさとチームのみんなが一緒に喜んでくれたっていうのが1番嬉しかったです。
──今日の試合をまとめて
4年生は最後の大会となるインカレの初戦で、チーム一丸となっていい雰囲気で試合展開進められて、この流れのまま優勝できたらいいなって思えるような試合でした。
──インカレへの意気込み
1年間色々面倒見たりお世話してくれた4年生と先輩方もこのチームで最後の大会なので、最後は笑って終われるように頑張ってほしいです。
◆お知らせ◆
次戦は12月25日(木曜日)にダイドードリンコアイスアリーナで行われる、日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)2回戦、対同志社大戦です。
(記事、写真:塚越香都、水崎菜花、野村真)
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