2026年4月5日 一橋大学小平キャンパスサッカー場
前回、東北大の追い上げを振り払って勝利した中大。5回戦では同じくここまで無敗の一橋大と対戦した。先制を許したものの、第2クオーター(以下、Q)で持ち直し前半は有利に試合を展開する。その後もゴーリー(G)の酒井尊(経4)のスーパーセーブが連発しリードを保って第4Qへ突入したが、終了間際に2点を決められ、悔しい引き分けとなった。

▲フェイスオフ
最初に主導権を握ったのは一橋大。吉田俊介(法3)のブロックを相手オフェンスが突破してシュートを決める。流れを取り返したい中大は、直後のフェイスオフ(以下、FO)でボールを獲得すると形成を逆転する。田中空(国経3)、八幡颯一郎(国経3)を中心にパスを展開し積極的にシュートの機会を狙ったが決めきることができず第1Qを終える。
続く第2Q、最初のFOで攻撃に転じると、ゴール右でパスを受けた八幡がすばやくシュートし試合を振り出しに戻した。その直後、近藤凌河(総3)が下からするどいシュートを放ち勝ち越し。

▲勝ち越しを決めた近藤
勢いに乗った中大は細谷啓人(商3)がゴールからやや距離のある難しい位置からワンバウンドでシュートを決め、リードを広げた。
第3Qで一橋大に1点を追加されるが、「調子が良かった」という酒井が相手のシュートを防いで流れを渡さなかった。それ以上の得点は許さず、1点リードで最終Qに突入する。

▲追加点を決めた細谷
FOから一橋大の攻撃で始まった第4Q。速攻でシュートを狙われるが、またも酒井が得点を防ぎ中大に攻撃権が移る。タイムアウトを挟んだ後、永田晴一(総3)から田中にパスが回り、ゴール左から相手Gの足元にシュートを決め4点目を挙げた。

▲4点目を決め腕を突き上げる田中
勝負は決まったかと思われたが、ゴール裏で一橋大にボールを奪われそのまま得点を決められてしまう。再び1点差に迫られ後がない中大は、相手の取りこぼしたボールをすかさず拾うなどしてオフェンスを展開。しかし一橋大ディフェンス陣もそれに食い下がり残り3分を切ったところでシュートを決め、中大は同点に追い付かれてしまう。
何とか試合終了までにあと1点がほしい状況だが、一橋大の攻撃が続く。自陣ゴール付近でボールを回される中、酒井が相手のシュートを倒れこみながらセーブして攻守交替。残り時間に望みをつないだ。中大のオフェンス陣が相手のマークを振り切って敵陣に入り、残り42秒のところでタイムアウト。
「セオリー通りオフェンスはしっかりボールをキープして、点を取られないように残り時間を使い切る。ディフェンスは数的不利な状況に対応できるように話を詰めていた」と酒井が振り返るように、タイムアウトが明けてからの42秒はゴール付近で積極的なパス回しを展開したが、残り時間は得点に十分な長さではなくここで試合終了。流れを引き寄せていただけに悔しい引き分けとなった。
前回と同様、後半のディフェンスに課題が見られる試合展開だったことについて酒井は「締めの部分の問題っていうのは技術というよりはゲームに対する心構え。タイムアウトで全員で締めていこうというのは共有していたが、徹底しきれなかった」と話したが、「これは中大の弱いところでもあるけれど逆に言うと伸びしろなので、チームとしてフォーカスしてやっていきたい」と前向きに語った。次戦は現在東北大と同点でBブロック2位につけている明学大。僅差で4位の中大は上位3枠のトーナメント出場権を懸け、明学大との直接対決に臨む。
◆コメント◆
酒井尊
—今日の試合を振り返って
「ディフェンスとしては毎試合4失点以内というのを目標にしてやっていたので一応達成はできているんですけど、こういう競った試合の中で負けないために立ててる目標なので、そこについてはこの経験を糧にして次の試合に生かしていきたいなと思います」
—前半は中大のペースで試合が進んでいましたが、ゴーリーから見てどのような試合展開でしたか
「第2Qまではいつも通りというか、そこで結構テンポ良く点を稼いでくれたので、後ろで見ていてこのまま進められるかなって思っていたんですけど。けがで抜けてる人が多くて人数が少ない分の地力が出たかなという感じですね」
—途中、酒井選手のセーブで試合の流れを引き寄せたシーンが多くありましたがその点については
「調子が良かったのもありますけど、けがでオフェンスは特に4年生が1人しかいないっていう中でしっかり一人一人がチームを引っ張る意識でやっているので、技術というよりは試合に入るメンタリティを大切に。自分がしっかりやるって、意識が変わったのが大きいかなと思います」
—次戦に向けて意気込みをお願いします
「次戦は去年の関東チャンピオンの明学大で、向こうも負けなしで来ているしオフェンスが強いという分かりやすい特徴があるチームなので、ここから1週間でまたしっかり練習してもう1回課題を詰めて、次こそディフェンスが助けられるように頑張っていきたいと思います」
◆お知らせ◆
次戦は4月11日(土)に中央大学多摩キャンパスラグビー場で行われる対明学大戦です。
(記事:比留間柚香、写真:酒井奏斗)
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