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三宅5位入賞!4継1位通過!短長総力戦で挑む関東インカレ1日目―第105回関東学生陸上競技対抗選手権大会

2026年5月21日 栃木県・カンセキスタジアムとちぎ

季節はずれの寒さとあいにくの雨が降る中、今年も関東インカレが開幕。

中大からは、短距離、長距離合わせて多くの選手が出場した。三段跳、10000㍍の入賞や二連覇を狙う4×100㍍リレーの1位通過など好スタートの1日目となった。


 中大勢、最初の種目となったのは400㍍予選。1組目には先日、800㍍で中大記録を更新した田邉奨(商3)が出場した。準決勝進出を果たしたものの、「前半抑えすぎてしまい、後半上げたが上げきれなかった」と納得のいかないレースとなった。

▲予選突破も納得のいかない様子の田邉

「自分の体としては良かったが、いざユニフォーム姿となると寒さで自分の走りができなかった」と語ったのは2組目には正野巧磨(経3)。組4着と惜しくも予選敗退となった。

▲悔しさ残る正野

準決勝進出を果たした庄籠大翔(法3)は、自身のレースを「バックストレートで刻む意識を常に持つことができ、予選でそれが出せたのが良かった」と振り返った。しかし、迎えた準決勝では、「前半のスピード感があまりなく、全体に置いていかれたところがあったので自分の武器を活かせなかった」と分析。

▲冷静にレースを分析した庄籠

 田邉も予選の悪い流れを断ち切るべく臨んだ準決勝であったが「前半から流れが作れず力を出し切れず終わってしまい、もったいないレースになってしまった」と語った。しかし、23日はマイルのレースをひかえている。「明日の決勝がなくなったので何がダメだったのか確認して土日にできる最大限のレースをしたい」と今後に向けての展望を語った。

 110㍍Hには、西垣俐玖(商2)と大江志穏(経1)が出場。初の関東インカレとなった大江だが、「大学に入って2か月くらいで高校からの移行が上手くできていなかったが、やっと形になってきた」と成果が徐々に出てきた様子がうかがえた。

▲成長をひしひしと感じている大江

西垣は「今シーズン調子良いので、割と落ち着いて中盤から伸びてくる持ち味を出せた」と語った。ともに22日に行われる準決勝進出を果たした。

 ▲好調の流れを準決勝へと繋ぎたい西垣

 三段跳には、工藤匠真(法3)と後藤大輔(商1)が出場。後藤は15㍍20で全体11位となった。

▲全体11位で競技を終えた後藤

工藤は、「良かったかと言われる良かった方。走りの練習を増やしていて、調子が上がってきた中での今日の助走は満点をあげたい」と自らを評価した。5位入賞を果たし、練習の成果を存分に感じる1日となったようだ。しかし、日本選手権の標準を切ることを目標にやってきた工藤にとって、物足りない結果となった。「後半シーズンの全カレに向けてもう一度今日より高い順位に帰って来れるように頑張りたい」と今後の展望を語った。

▲5位入賞の工藤

  100㍍予選には、小室歩久斗(法2)、山﨑天心(法2)、黒木海翔(法3)の3名が出場。季節はずれの寒さの中であったが小室と黒木は危なげなく明日の準決勝へ駒を進めた。試合後「予選通過を確実に狙ってっていうところで、全力を出さずに先頭でゴールするっていうのを目標でやってたので、まずはそれが達成できて良かったですけど、もうちょっとタイム狙い出してた方がよかったのかな」と自身の走りを振り返った黒木。

▲余裕の組トップ通過となった黒木

また、予選敗退となった山﨑は、悔しさをにじませながらも「日本選手権が厳しくなったので、秋シーズンの夏に向けて記録をあげられたら」と前を向いた。

男子1500㍍予選には短距離ブロックから寺田向希(文3)、長距離ブロックから佐藤蓮(法4)、松尾翼(文1)がそれぞれ出場した。

 

1組目の寺田は前半から先頭でレースを展開。元々「先頭が見える位置で2、3番手につく」というレースプランでレースに臨んだ寺田であったがレースは想定を超えるスローペースとなった。「ラスト叩き合いになるレースは好きじゃないので自分で作ろうかな」と、序盤から先頭に立ち、集団を牽引。最後は先頭を譲ったものの組2着で決勝進出を決めた。昨年度、一昨年度と1500㍍の出場していた寺田であったがいずれも悔しさ残る結果だった。「目指してるのは1位」と明日へ大きく意気込んだ。

 ▲終始先頭でレースを進めた寺田

初の関東インカレとなったルーキー・松尾は集団の後ろからレースを進めた。「早大の本田くんについてラストちゃんと対応する」というレースプランの元、じっと機会を伺った松尾。徐々に前との差を詰めたかのように思えたがその後はなかなか距離が縮まらずそのまま組5着でレースを終えた。レース後、松尾は「思ったよりも早くレースが動いて対応しきれずそのまま終わって出しきれないレースだった」と悔しさを露わにした。初の関カレを終えて「やっぱりちょっと高校の時の1500のレースとは違った、またハイレベルでなかなか前に出させてもらえないような、難しいレースになってたので、しっかり大学のレベルってやっぱ高いなと思った」と率直な感想を語った。しかしながら自己ベストにあと5秒迫るタイムでレースをまとめるなど確かな存在感を残した。今後どう成長を遂げていくのか、楽しみでならない。

 ▲初の関カレで存在感を発揮した松尾

3組目に出場した佐藤は、集団の最後方からレースを展開し、虎視眈々と機会を狙った。残り1週の鐘が鳴ると溜めた力を全て出すかのように徐々にペースアップ。SNSでファンたちから「さとれんワープ」と親しまれるおなじみのロングスパートで残り200㍍を切る頃には先頭集団に追いつき、最後は堂々の1位フィニッシュ。レース後、レースプランに尋ねると「ここ2、3年の関カレのレースを見て、スローでラスト2周から1周で上がるっていうのはもうわかってたんで、自分の持ち味としてはラストだったので1周まで慌てず最後上げるっていうのをプランでやってました」と冷静な分析な末のレース運びであったことを語った。明日に行われる決勝については「優勝目指して走るだけなので」と淡々と目標を語った。寺田と佐藤の直接対決にぜひ注目したい。

▲「さとれんワープ」で決勝進出を決めた佐藤

二連覇を狙う4×100㍍リレーには、予選から万全の布陣で臨んだ。1走、エケジュニア瑠音(法4)からバトンが渡ると、2走、山下遥也(商4)で大きな差をつけて3走、植松康太(総3)へ。山下は途中、肉離れを起こしながらのレースとなった。4走は今月、Tokai Sprint Gamesで100㍍の中大記録を更新したばかりの小室。日大と接戦になりながらも最後まで逃げ切り、無事組一位通過となった。

▲最後までトップを死守した小室

 試合後、エケジュニアは「昨年の大会優勝してるっていうこともあり、おのおの不安もあったと思うが、それでもしっかり繋げて1位を取れた、その強さが良かったと思う」と明日の決勝へ希望をのぞかせた。

▲スタート直後の1走、エケジュニア

 1日目の最終種目となったのは男子10000m。各大学の主力選手が集う今レース、中大からは七枝直(法3)、並川颯太(法3)、三宅悠斗(文2)が出場した。3人それぞれの選手が前方につけるなど中大勢としての見せ場を作った。

 今季勢いに乗る三宅は初の関東インカレで絶大な存在感を発揮した。序盤から先頭集団にピッタリとつき、4000㍍通過~5000㍍通過にかけて先頭を維持。その後先頭を譲った後も大きく集団がばらけるまでは先頭集団でペースを維持。外国人留学生が抜け出し、大きくレースが動いてからは先頭との距離が開くも、第2集団を牽引するなど安定した走りを見せた。表彰台が狙える位置にいたものの最後はあと一歩及ばず。それでも初の関カレで5位入賞と確かな結果を残した。三宅はレース後「きつかったけど声援などもあり楽しいレースでした」と笑顔でレースを振り返った。三宅の次なるターゲットは日本選手権。「決勝目指して頑張ります!」と明るい声でありながらも力強く目標を語ってくれた。2年生エースが今後見せてくれる景色が楽しみだ。

▲5位入賞に輝いた三宅

 七枝も先頭でレースを展開するなど、主力選手としての力を示した。順調に先頭集団でレースを進めていたものの、集団に動きが出た頃、そのペースに追いつけず第3集団へ。最後は苦しい走りとなり、28分51秒でフィニッシュ。七枝はレース後、「あんま思うように動かないなっていうのが、1ヶ月2ヶ月続いた」と吐露した。その上で、「5000は直前で誤魔化し効かせて調子を上げてみたいな感じだったが10000となるとちょっと誤魔化しじゃ走れないと痛感しました」とレースを振り返った。駅伝を見据えたトラックシーズンにするためという経緯で出走した七枝だったが悔しさの残る結果となった。迫る日本選手権への目標は「決勝に残ること」。そう語る口調には力がこもっていた。トラックシーズン開幕からの勢いのまま、名古屋の地では七枝らしい走りを見せてくれるのではないだろうか。

▲日本選手権での決勝進出を狙う七枝

 続いてフィニッシュしたのは並川。並川も先頭集団でレースを展開していたもののレースが中盤を過ぎた頃、少しずつ前との距離が空き、先頭集団から離されてしまう。その後も前との距離は縮まらず28分58秒でレースを終えた。レース後、「後半勝負ができず悔しい結果になった」と悔しさを露わにした。「関カレなんで楽しもうと思って楽しめた部分もあったんですけど、やっぱりどっかしらで、5000で記録出なかったっていうのを引きずってしまって」と気持ちの面からコンディションを合わせることの難しさを語った。今後の展望については「夏入るまでに27分台1回出して、1つ区切りをつけて合宿シーズンにつなげていきたい」と、前を向く姿勢を見せた。かつて悔しさを味わいながらもその度に乗り越えてきたように、歩みを進めていってほしい。

▲悔しさの残る結果となった並川

短長総力戦で挑む関東インカレ。入賞に輝く選手、決勝仲間を進める選手らが見られるなど1日目から充実振りを見せた。残り3日間の中大勢の活躍にぜひ期待したい。

◆試合結果◆

男子1部400m予選

1組 

②#田邉奨(商3) 47.67

2組 

④正野巧磨(経3) 47.94

4組

③庄籠大翔(法3) 47.45

→田邉、庄籠が準決勝進出

男子1部110㍍H予選

2組 

館山正真 (文3)DNS

3組

①西垣俐玖(商2)14.18

4組

④大江志穏(経1)14.32

→西垣、大江が準決勝進出

男子1部100㍍予選

1組

①小室歩久斗(法2) 10.38

2組 

④山﨑天心(法2) 10.66

5組 

①黒木海翔(法3) 10.47

→小室、黒木が準決勝進出

男子1部400m準決勝

1組 

⑦庄籠大翔(法3) 47.86

2組

⑤田邉奨(商3) 47.59

 

男子1部1500㍍予選

1組

②寺田向希(文3)3分50秒79

2組

⑤松尾翼(文1)3分51秒86

3組

①佐藤蓮(法4)3分50秒62

→寺田、佐藤が準決勝進出

男子1部三段跳決勝

⑤工藤匠真(法3) 15m49

⑪後藤大輔(商1) 15m20

 

男子1部4×100mR予選

1組 ①中央大学 39.05

1走 エケジュニア瑠音(法4)

2走 山下遥也(商4)

3走 植松康太(総3)

4走 小室歩久斗(法2)

→決勝進出

男子1部10000m決勝

⑤三宅悠斗 (文2) 28分22秒27

⑫七枝直 (法3) 28分51秒38

⑰並川颯太 (法3) 28分58秒50

◆お知らせ◆
関東インカレ2日目も本日予定通り行われます。

(記事:土屋日向、大畠栞里、写真:大畠栞里、土屋日向、森本咲羽)

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