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終盤続いた幾多のピンチを切り抜け、佐々木が大学初完封!─東都大学準硬式野球秋季リーグ戦 対国士大 第2回戦

2026年10月16日 東京都・スリーボントベースボールパーク上柚木

 ここまで3試合連続で接戦を制してきた中大。この日は序盤に得点を挙げたものの、中盤以降は膠着(こうちゃく)状態が続く。そんな中、今季初先発の佐々木悠真(経3)は粘り強い投球を見せる。終盤のピンチでは味方のビッグプレーにも助けられ、大学初完投、初完封を達成した。


 先攻は中大。初回、先頭の村田慶二(商4)が四球で出塁すると、田中元輝(経4)がバントを1球で決めチャンスを作る。3番の堀川琉空(文3)が右前安打を放ち一、三塁とすると、4番山口剛大(文4)が先制の適時打を放った。

▲チャンスを拡大させた堀川

 2回表の攻撃、今季初スタメンの本島敬大(商1)が「1年生らしく思い切ってスイングすることを目標として臨んだ」と左前安打で出塁すると、続く村上太一(経2)が四球を選び一、二塁とする。その後二死となり、打席には田中。2球目を打ち上げたがこれを二塁手が落球。その間に本島が生還し、2点目が入った。

▲この日来れなかった山井祐希(商3)の背番号を背負って活躍した本島

 3回には満塁のチャンスを作るも、抑えられ得点は入らず。以降も二塁まで走者を進めるも、あと一本が出ない展開が続く。それでも今季初先発の佐々木は7回まで相手に二塁すら踏ませない完璧な投球を披露し、味方の追加点を待つ。

▲相手に付け入る隙を与えない投球を見せた佐々木

 佐々木の好投に応えたい打線は8回表、代打の沼澤梁成(商3)が右前安打で出塁すると、本島がスリーバントを決め、一死二塁で打席には村上。初球を振り抜いた打球はライトへの二塁打となり、貴重な追加点が入った。

▲貴重な追加点を挙げた村上

 援護点をもらった佐々木だったが、3本の被安打で一死満塁とこの日初めてのピンチを背負う。佐々木が次の打者に投じた6球目、鋭い打球が打ち返される。しかしこの回から守備についた三塁手の佐野敬梧(文2)がナイスキャッチ。そのまま二塁へ送球、飛び出していた二塁ランナーをアウトにし、ピンチを切り抜けた。味方のビッグプレーに佐々木は驚きの表情、そして笑顔を浮かべた。

▲味方のビッグプレーに思わず笑顔を浮かべた佐々木

 ピンチを乗り越えた中大は直後の攻撃、先頭の山口が右前安打で出塁すると、大森燦(商3)が犠打を初球で決め、一死二塁とする。打席には代打で清水悠利(文1)が送られる。清水の打球は相手の失策を誘い、その間に大森が生還。一死一塁で沼澤も初球で犠打を決めると、続く工藤浩輝(商2)が死球をもらい、一、二塁として打席には村上。5球目で重盗に成功すると、その次の球を村上は打ち返し2打席連続の適時打。ダメ押しの6点目が入った。

▲この日2安打の山口

 9回裏のマウンドにも佐々木が上がる。しかし先頭打者に四球を許すと、連打を浴びて無死満塁とこの日最大のピンチを迎える。それでも「また一つギアを上げた」と次の打者を三振に打ち取ると、続く打者を右飛、最後の打者を投ゴロに抑え完封勝利を挙げた。

▲粘り強い投球で完封勝利を挙げた佐々木

 大学初完投、初完封を見事成し遂げた佐々木は「9回まで粘りの投球ができて良かった」と声を弾ませて答えた。小泉監督も「完封のチャンスもなかなかない中で、ピンチを経験し、乗り越えることで一皮二皮も剝けると思う。すごく良く我慢強く投げてくれた」と佐々木をたたえた。関東王座へ向けて大きな収穫となる試合だった。

 


◆試合結果◆

〇中大 - 国士大●

チーム 123 456 789 計

中 大 110 000 013|6

国士大 000 000 000|0

(記事:今村優斗、写真:篠原ひなた、伊藤凛音、今村優斗)

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