• Twitter
  • facebook
  • instagram

【全日本大学駅伝展望】悔しさ晴らす悲願の優勝へ―第58回全日本大学駅伝対抗選手権大会

学生三大駅伝の2戦目となる全日本大学駅伝対抗選手権大会(全日本大学駅伝)が2026年11月1日に開催される。愛知県・熱田神宮西門から三重県・伊勢神宮内宮までの全8区間、総距離106.8㌔のコースに27チームが集結。昨年度、準優勝を果たした中大は、6年連続33回目の出場だ。チームが集結。昨年度、準優勝を果たした中大は、6年連続33回目の出場だ。10月に行われた出雲駅伝では、5位と目標の三大駅伝三冠は叶わなかった。その借りを返すべく、今大会へ挑む。 

10月30日発表のメンバーエントリーでは、チームの流れを決める1区と2区にそれぞれ簡子傑(文1)と栗村凌(法1)のルーキーを投入する大胆なオーダーとなった。 

昨年度出走の佐藤大介(文3)は3区、前回大会4区区間賞の柴田大地(文4)は昨年同様4区に。初出走となる濵口大和(法2)、並川颯太(法3)はそれぞれ5区、6区に配置となった。

また、エース・岡田開成(法3)は長距離区間である7区にエントリー。最長区間・8区については前日会見にて「変える」明言されており、変更に注目が集まっている。

補員には藤田大智(文4)、本間颯(経4)、三宅悠斗(文2)といった実力のある昨年出走メンバーが控えている。なお、当日変更は3人まで行うことができる。 

5000㍍、10000㍍ともに持ち記録では、他大に比べ圧倒的な速さを誇る中大。個の力を遺憾なく発揮できるかに注目だ。 

(記事:土屋日向) 


スーパールーキー誕生なるか 

1区と2区には、入学前から注目を集めていた1年生コンビがメンバー登録。簡は、1年生ながら3000㍍の中大記録保持者であり、今季出場した5000㍍では、全て13分台とスピードと安定感が大きな武器だ。9月に行われたアジア大会5000㍍に台湾代表として出場も果たしている。 

栗村は、今季GGNで5000㍍U20日本記録をマークするなど、世代トップクラスの実力者だ。先月の出雲駅伝では、エースが集う最終6区に区間7位と大健闘。「国学大についていけなくて反省」と語った悔しさをぶつけてほしい。

 ▲出雲駅伝でアンカーの大役を担った栗村

「いかに中盤抜け出すか」が勝利のカギ

 前回大会では、佐藤は6区区間3位、今年の箱根駅伝では8区区間4位とロードに強い選手。また、4区・柴田は昨年度4区で区間賞を獲得し、その経験と実力に大きな期待がかかっている。今年の箱根駅伝で山登りの5区を任された柴田は、細かい起伏の多いこの区間に適任だ。

▲昨年度「バースデー区間賞」となった柴田

藤原正和駅伝監督は、4区以降の「中盤でいかに抜け出すか」が大切だとしている。5区には出雲駅伝で4区6位の濵口、今年1月の箱根駅伝で山下りの6区で中大記録を更新した並川と実力者がそろっている。 

濵口は、7月のホクレンディスタンスで高校生ぶりに5000㍍自己ベスト更新を果たし、勢いが増している選手の一人だ。 

並川は、今年自己ベスト更新のないトラックシーズンだったものの、夏合宿での走り込みの成果に期待が大きい。 

  ▲1月の箱根駅伝で6区位の並川

長距離区間でエースの走りを

7区には、中大が誇るエース・岡田がエントリー。「全てエース区間で」と藤原監督が夏に語ったように、長距離区間である7区で勝負をかける。昨年度は同区6位に終わり、「もっと他大学のエースと戦いたかった」と悔しい結果に終わった。その悔しさを晴らすべく、今年はトップで襷(たすき)をつないでほしい。

▲前回大会区間6位の悔しい結果となった岡田

8区は「変更する」という前日会見での監督の発言に注目が集まっている。 

控え選手には、前回大会3区4位の藤田や、昨年度1年生ながら5区3位の好成績を残し、「ゲームチェンジャーになる」と監督が名指しした三宅、箱根駅伝2年連続3区区間賞の本間など、実力者が勢ぞろいだ。 この中の選手が最終区・8区を担うのだろうか。

今年、中大は箱根駅伝出場100回を迎える。100回目を勢いづけるべく、伊勢路で悲願の優勝へ。出雲駅伝5位のリベンジを果たせるか。選手の笑顔を伊勢路で見たい。