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石田が2年ぶりの完封勝利を収め1部残留を決めるー東都大学野球秋季リーグ戦 対東洋大2回戦

2023年10月18日 明治神宮野球場

チーム 123 456 789 =RHE
東洋大 000 000 000 =041
中 大 000 101 02x   =480

[東]岩崎、野澤、加藤(慶)、柿本、向高ー後藤
[中]石田ー野呂田
[本]なし

◆スタメン◆

1[右]根本 翔吾(商4=習志野)
2[指]近藤 尚矢(商4=札幌光星)
3[三]伊藤 櫂人(文1=大阪桐蔭)
4[左]櫻井 亨佑(商3=習志野)
5[中]皆川 岳飛(経2=前橋育英)
6[一]中前 祐也(法4=浦和学院)
7[遊]佐藤 壱聖(経1=東日本国際大昌平)
8[捕]野呂田 漸(文2=秋田中央)
9[二]山本  聖(文3=鹿屋中央)
P   石田裕太郎(経4=静清)

1部残留のためには勝利が絶対条件になる今日、打線は1番に今季初スタメンの根本が入るなど、前日から大きく打線を入れ替え挑んだ中大。中前、野呂田のタイムリーなどで計4得点、投げては先発の石田が132球を投げ9回を完封し見事勝利を収めた。

▲2年ぶりの完封勝利を挙げた石田

先発の石田は「試合前から負けるイメージがなかった」と語るように危なげないピッチングで相手に流れを渡さなかった。「相手が積極的に振ってきていたので、初球から得意な球で勝負しに行きました」と初回、2回と三者凡退に抑える。

石田の気迫あるピッチングで流れを得た中大は4回に伊藤櫂が左二塁打を放つと続く4番の櫻井も中安打を放ちチャンスメイク。無死一、三塁の好機で5番皆川に打席がまわり、東洋大のファースト、池田のエラーの間に1点を追加する。

援護をもらってからも石田は打たせてとるピッチングで相手に隙を与えずスコアボードに0を並べていく。

▲6回にタイムリーを放った中前

追加点が欲しい中大は6回、1死から櫻井が四球で出塁すると続く皆川が倒れ6番中前。「負けたら入れ替え戦が見えてくる。みんなをそこに立たすわけにはいかないという気持ちで打席に入った」と適時右前打を放ちその間、二塁走者櫻井が快速を飛ばしホームに生還。貴重な追加点をもぎ取る。

▲ホームに生還した櫻井

勝利を確実なものにするために8回、先頭の櫻井が四球で出塁すると皆川がバントを成功させ続く中前が四球、石井(巧=文4・作新学院)が内野ゴロに倒れ、2死一、三塁で打席には今日好リードを続ける野呂田。センターへ適時二塁打を放ち2点を追加し、この試合の勝利を決定づけた。

▲2点タイムリーを放った野呂田

9回は2死からヒットを許したものの後続を打ち取り、石田が見事2年ぶりとなる完封勝利を収め、中大のエースナンバー「18」にふさわしい最後で大学野球を締めくくった。

試合後、清水監督は石田について「4年間で一番良かった。一生懸命練習してきた子だからこそ最後の最後にこういうピッチングができるんじゃないかな」と顔をほころばせた。1部残留を決めた中大はこのメンバーで戦うのも1試合のみ。キャプテンの中前は「全員で最後は楽しく戦って次のチームに良いものを残して終わりたい」と語気を強めた。

青春を野球に捧げ、4年間戦国東都でしのぎを削った者達が最後にどんなプレーを見せるのか、目が離せない。

◆試合結果◆
〇中大 4- 0 東洋大●

◆お知らせ◆
次戦は10月19日(木曜日)に明治神宮野球場で行われる対東洋大3回戦です。

(記事:髙梨晃世、写真:小野祐司、髙梨晃世、中島遥、齋藤さくら)

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