出雲駅伝前日会見藤原監督「キーマンは２区中野」─第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走

2023年10月８日　島根・ニューウェルシティ出雲（プレスインタビュー）／出雲市民会館（開会式）

出雲駅伝を前に関東６大学（青学大、順大、駒大、早大、中大、国学大）と４年ぶりに参戦するIVYリーグ選抜の監督による記者会見が開かれた。三大駅伝三冠を目標とする中大にとって重要な初戦。藤原正和駅伝監督は序盤から攻めたレース展開でテッペンを狙いたいと言及。キーマンは「2区中野翔太（法４）」と話す。

▲会議に出席した藤原監督

―今大会の意気込み、チームの目標、目玉となる選手

「本大会に昨年に続き、現体制では2回目の出場になりますので、昨年の3位以上というところはもちろんですね、何とかてっぺんを取れるようにということでここまでやってまいりました。

キーマンとしては2区を走ります中野翔太（法４）かなと思っておりまして、やはり、駒澤さんを意識したオーダーを組んできました。佐藤圭汰くんがおそらく2区であろうということで、「圭汰シフト」というような形で中野をぶつけて、なんとか競り勝ちたいなというもくろみで置きましたので、頑張ってもらいたいなという風に思っております。4区、5区は追い風になりそうな展開なので、そこでしっかりとアドバンテージを得て、アンカーの湯浅仁（経４）に託して、ぜひともトップで出雲ドームに帰ってまいりたいなという風に考えています」

▲開会式で入場する選手たち

―今年のチームの特徴、夏合宿の強化テーマ

「チームの特徴ですけれども、毎年学生スポーツですので、4年生のカラーが出るのかなという風に思っています。今年に関しては、吉居大和（法４）、中野と2人のエースがおりますけれども、キャプテンの湯浅、彼がやはり学生競技者の鏡というような姿勢で練習、生活ともに過ごしてくれていますので、そういったストイックな姿勢が今年のチーム全体に波及をしていますので、そこがチームの特徴だと思っております。

今年の夏は、ここ3年コロナの影響でなかなか予定していた合宿が踏めなかった中で、今年久方ぶりに計画通りの夏が過ごせましたので、その中で中間層の育成というところをメインのテーマにしつつ、上位層には実業団の力をお借りして力を蓄えてきたという部分もありますので、全体的に自力を上げることができた夏だったかなと思います」