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【箱根駅伝直前特集2024/戮力協心】第7回 湯浅仁(経4)×中野翔太(法4)

3冠を掲げて臨んだ三大駅伝は、出雲駅伝7位、全日本大学駅伝4位という結果に終わった中大。残るチャンスは箱根のみ、「戮力協心」で悲願の優勝へ―。大会を目前とした選手たちは何を思い、何を目指すのか。

第7回は、今年度主将と副主将としてチームをけん引してきた湯浅仁(経4)と中野翔太(法4)。ラストイヤーである彼らに、これまでの大学生活やお互いの存在、そして箱根への意気込みを聞いた。(取材は11月30日に行いました)


激動の4年間

▲4年間過ごした東豊田寮

ー4年間全体を振り返って

湯浅(以降、湯):自分は個人として順調に4年間成長してこられたかなっていうふうに感じていて、1年生の時から比べると、学年が上がるにつれてしっかりと競技意欲を向上させていけたので4年間しっかり成長できたかなと思います。

中野(以降、中):僕は1年目ではけがが多かったんですけど、その中で2年目以降はある程度少しずつですけど結果を出せてきたかなと感じています。

 

ー今年1年、意識面や練習面で変えたことは

湯:自分は主将という立場になって、自覚だったり責任感をしっかりと持って一つ一つのレースに臨んで、しっかりと結果を残そうと思って1年間取り組みました。

中:僕はそんなに特に変えたこととかはないんですけど、4年目の最後の年なので悔いなく終われるようにっていう思いで過ごしてはいました。

 

ー1、2年を振り返ってどうだったか

湯:自分はもともと本当に力がなくて練習についていくのもいっぱいいっぱいの状態だったので1、2年目はものすごく苦しかったですし、一つ一つの練習をもがいて頑張ってというようなイメージでした。

中:1年目はけがっていうのが結構多かったです。2年目からはかなり怪我は減ったんですけど少しはそういうけがとかはあったので、シーズンを通して走り通せてはなかったなっていうイメージです。

ー3、4年を振り返ってどうだったか

湯:自分はしっかりと1年目土台を作って体を作って3年目迎えることができて、練習の消化率だったり余裕度も上がりましたし、1年目しっかりと練習を継続できたことが3、4年目しっかりと活きてきた、練習もできるようになって試合でもしっかりと結果が出るようになったので3、4年目はイメージ通りというか、思い描いていた2年間になったかなと思います。

▲今年の関東インカレハーフマラソンでは日本人トップの準優勝を果たした

中:3、4年目トラックシーズンはしっかり5000㍍に重点というかこだわって、かなりスピードという面も伸ばせたかなという感じでいます。3年のときは箱根で区間賞取れたので、4年目もしっかり頑張りたいなっていう気持ちです。

▲3区区間賞を遂げた前回大会

ー4年間の中で記憶に残ってるレースは

湯:自分は2年生のときの箱根駅伝です。先ほども言ったんですけど、自分本当に力がなくて、まあ少しずつ練習ができるようになってくるようになって2年目の最後の最後、箱根駅伝でしっかりと結果を残せたので、わりと大きな舞台っていうのも初めてでしたし緊張感の中で自分の力を出し切れたということでその先の自信にもなりましたし、しっかりやってきたことの答え合わせができたので2年目の箱根駅伝が1番印象に残ってます。

▲9区区間2位の好走をした2年次の箱根 ©関東学連/月刊陸上競技

中:僕は2年目の合宿に入る前の7月の最後の最後にあった中大記録会3000mが印象に残っていて、そこで中大記録を出すことができて、やっぱり1年目けがして周りに置いていかれてたというか出遅れていた中で2年目の夏前に結果が出せたので「自分がやれるんだ」というような、そういう自信に繋がったレースだったなと感じます。

▲今年7月には自身の持つ中大記録をさらに更新した

ー4年間の中のターニングポイントは

湯:自分は2年生の時の夏合宿終わってぐらいですね。そこが少し変わるきっかけになりました。なんとなく1、2年目、1年生の時と2年生の時の上半期はなんとなく練習して、とにかく練習を継続しようと思ってずっとやってきた中で、その2年生の時の夏合宿でしっかりと練習を積めてそれ以外の生活の面だったりトレーニングだったりちゃんと自分の体と会話しながら、考えながら競技することができた夏になったので、夏終わってから自分たちで走ってた時の感覚だったり、ものすごく手応えを(練習をしながら)感じたので2年生の夏終わってぐらいからが変わるきっかけになったなと思います。

中:僕は1年目の箱根のメンバーに入れなかったときが1番変わったかなと。そんな入れるような状況でもなかったんですけど、そこの悔しさがすごくあって。「しっかり2年目は絶対入ってやるんだ」というような、そういう気持ちで1年目の冬だったり2年目の春以降も頑張れたので、そこはかなり大きかったかなと思います。

ー監督から言われた言葉で印象に残っているものは

湯:自分はそのターニングポイントになった2年生の夏合宿入る前くらいに「楽しく競技をやりなさい」ということを言っていただいて、自分どうしてもこう、自分で言うのもなんですけど真面目気質というか少し競技になると視野が狭くなって、やるぞっていうような気持ちが強くなってしまうんですけど、監督がそれを見抜いていて、自分に「もっと楽に楽しく走ることを楽しみなさい」ということを言っていただいて。そこから競技を本当に楽しむというところが自分の中で芽生えて、練習の中だったりレース中だったりでリラックスして臨むようになれたので、それは一つ監督から言っていただいた中で印象に残ってます。

中:僕は1年目に「しっかりトレーニングをしろ」っていうのを、まあ今も言われてるんですけどそれは1年目でけがしてた時にしっかりトレーニングができていたことで2年目以降も少しずつ走れるようになってきたと思うので、そこのちゃんとやらなきゃいけないっていうような気持ちになることができたのがかなり自分の中では印象に残ってます。

 

ー特にお2人は主将、副主将ということで今年やられてきたと思うが、それを意識して取り組んできたことはありますか

湯:自分は口で言ったり文字にしたりするのは誰でもできるなと思っていたので、なるべく自分は練習の中や生活の中、試合の結果でみんなのお手本にならないといけないなということを1年間ずっと考えてきたので、とにかくまずは自分がしっかりやり切るところを意識して取り組んできました。

中:僕もしっかり結果を出してチームにいい影響を与えていきたいなと言うふうに思っていたので、これまで以上に良い結果を出していこうっていう意識はしていました。

▲3月・新幹部取材時。怡土涼香主務は2人について「湯浅が引っ張り、裏で熱いサポートの中野がいる」と話した。

ー特に湯浅さんは4年間で大きく成長したが練習を変えていったりなどはしたのか

湯:自分は1年目の時にけがが少なかったので、そこはしっかり生かそうと思って、とにかく練習を継続させること、けがをしないことをとにかく考えて練習してきました。ほんとに何か変わったことをしたりとかプラスアルファをするんじゃなくて、とにかくけがをしないようにケアだったり食事、睡眠だったり細かいことを毎日積み重ねで練習をするっていう、ただ本当にシンプルな1日の流れをずっとここまで継続させてきた結果が成長するきっかけになったので、特に変わったことはしてないのでとにかくけがをせず練習を継続させることを意識してやってきました。

 

出雲、全日本を振り返って

▲出雲駅伝、フィニッシュ地点で湯浅を迎えた中野

ーチームとして出雲と全日本についてはどう振り返るか

湯:まず出雲駅伝は周りから優勝できるんじゃないかとか自分たちでも力がついてきたのはわかっていましたし、優勝が狙えるっていうのも感じながらレースに臨んだんですけど優勝狙える中で臨むレースっていうのは全員が初めてだったので、少しプレッシャー、周りからの声だったりもプレッシャーに感じてしまったりだとか変な緊張、いらない緊張を持ってしまって、そこがちょっと裏目に出て崩れてしまったので、非常に悔しい結果になってしまったなという印象です。全日本はそこをしっかり修正してとにかく自分たちの走りに集中する、力を出し切るというのをみんなに共有して練習してきたので、出雲の結果を踏まえて修正してしっかり臨めた結果見せ場を作れたので、全日本は箱根に繋がるレースができたと思います。

中:まあでも言った通りっすね(笑)

▲出雲全日本ともに区間2位の湯浅

ー個人の走りについては

中:個人は出雲は僕は流れを戻さなきゃいけないような役割だったんですけど、その中でいい走りができなかったのでそこはチームにもかなり迷惑をかけてしまったのでかなり悔しかったです。全日本は、その出雲からどれだけ修正していけるかっていう点では、ある程度ギリギリ合格が出せる走りにはなったんですけど、それでも区間6番で前との差、駒澤大学だったり他の大学との差を広げてしまったのでそこの悔しさが1番ありました。そこからしっかり箱根に向けて今はできているので、その悔しさがあったからこその箱根の結果になれるように頑張りたいなと思っています。

▲中野は箱根での健闘を誓う

100回大会優勝への思い

ーやっぱり箱根は勝ちたいという気持ちが強いですか

湯:箱根駅伝、次が100回の記念の大会になるので1年間ここの箱根駅伝っていうのは落とせないってことは新チーム始まった時から全員が意識していることなので、出雲全日本と段階を踏んでチームを修正できているので、箱根駅伝は勝たないといけないっていう雰囲気は作れています。

ー箱根への今の仕上がり

湯:出雲、全日本となかなか上の選手が状態上がり切らずに悔しい結果になってしまったんですけど、主力の選手だとか上の選手がしっかり状態を上げていて良い練習が積めていて、下の選手もいい練習ができているので1ヶ月前の現段階では非常に良い形で練習も積められてるなと思ってます。

中:僕もそうですね、その箱根に向けてっていう全体としていい流れでは来れていると思うので、ここからの合宿でさらに何回か状態だったり感覚をしっかり上げていきたいなと思っています。

ー合宿についての話があがったが、合宿に向けての意気込みは

湯:ここの合宿は例年本当にきつい合宿になるので、逆にいうとここを乗り切らないとやっぱり箱根駅伝では走れないと思うのでしっかりと集中して一つ一つの練習に取り組んで、箱根駅伝に向けて状態を上げていけるように頑張りたいと思ってます。

中:僕は例年ここでしっかり走り込んで箱根に乗せてこられているので例年通りしっかり練習をこなして箱根に向けて頑張りたいなと思ってます。

ー今のチームの雰囲気はどう感じているか

湯:少しずつ緊張感が出てきたかなと思っています。12月に入ると毎年張り詰めた緊張感というか1番1年間の中で大事な試合になるので箱根駅伝は。緊張してくるんですけど、箱根駅伝は自分たちも優勝狙っているチームなので少しずつ緊張感が出てきたかなと思います。

中:(湯浅と)あんま変わんないんですけど、いい緊張感が出てきているなというふうに感じてます。チームで箱根に向けて頑張りたいです。

ー2人にとって箱根駅伝はやはり特別な舞台?

湯:そうですね。やっぱり1番注目される試合なので、ここで結果を出すことにものすごく自分たちとして価値があると思っていて、応援してくださる人数も違いますしここで中大の先輩方が結果を残されているので、そういった伝統だったり先輩方の思いっていうのは優勝して受け継いでいかないといけないなと自分の中で考えがあるので、箱根駅伝はしっかりと結果を残したいなと思ってます。

中:ん、まあ同じなんですけど(笑)注目度がかなり高い大会なので、しっかり良い結果を出したいなというふうに感じています。

ー何度も聞いてすみませんが希望区間ありますか

一同:(笑)

湯:自分は1区走りたいなって思っていて、1番テレビに映るので、そうですねスタート前からゴールまでしっかりとテレビに映るので(笑)1区走りたいな〜と思ってます。

中:僕は2区走りたいと思っていて、華の2区って言われるぐらいのエース区間なのでいい結果で走りたいなと考えてます。

 

お互いについて

▲Cポーズを決める2人

ーお互いの第一印象についてお願いします

湯・中:(笑)

湯:中野はほんとに高校時代からものすごく実績があって、僕らの世代だとトップクラスの選手だったので、まず雑誌だとかテレビだとかでしか見たことがない人だったのでほんとになんかかっこいいな〜っていう印象でした。同じ学年なので戦っていかないといけない相手っていうのはわかってはいたんですけど自分と比べると実績が違ったのでかっこいいなっていう印象でした。

中:僕は、そうですね、宮崎弁が(笑)

湯:(照れる)

中:最初は全然聞き取れなかったんですけど慣れたら全然しっかり仲良くなれたのでよかったです。

 

ー4年間生活してみて「実は〜だった」などお互いに変わった印象は

湯:イメージしていて変わったことはないんですけど、意外となんかいい意味でも悪い意味でもなんかこうぼけ〜っとしてるなっていうのは(笑)。何考えてるのかなって思う時が多々あるので、しっかりしているイメージだとか持たれやすいと思うんですけど、一緒に4年間生活する中で謎?まではいかないっすけど何考えてるのかなっていう。なんかちょっとそこが面白いなって(笑)

中:最初は真面目な感じだったと思うんですけど意外とちょっと話抜けてたり、、同じ感じなんですけど、なんていうんですかね、難しいっすね(笑)

ーぼけっとはしてない?

一同:(笑)

中:ぼけっとはしてないっすね(笑)たまに話聞いてねえな〜みたいな(笑)ことはたまにですけど感じることはあるので面白いなと思っています。

 

ー4年間、お互いの活躍ぶりについてはどうみていたか

湯:中野は1年目はずっとけがをしていて試合にもほとんど出ていない状態で、高校生時代の実績があって同じ大学1年目で苦しんでいて心配、というか大丈夫かなっていうのは思ってたんですけど、2年目からはしっかりとレースで結果を残すようになって、1年目辛抱強く頑張って走っていたのでやっぱりポテンシャルがありつつ、自分のやるべきことを理解して取り組んできてこうして結果を残してきているのですごいなというか、裏付けがあるというか、結果を残してる理由があるというかなるべくしてなってるという意味でのイメージですごいなと思っています。

中:湯浅は入学したときは5000㍍の同期のタイムが下から2番目ぐらいだったんですけど、今ではそんなのが考えられないくらいの結果とかタイムとかでその成長曲線というかそこはかなりすごいなって思ってます。今年に入って主将になってからはさらに磨きがかかってきて、どこのレースに出てもしっかりいい結果で帰ってきますし、そこの強さはほんとに自分はまだ今年あまり結果では走れてないので見習わないといけないなというふうに感じています。

ーお互いに刺激をもらっているところは

湯:中野は動きが綺麗というか、競技やってないとわからないと思うんですけど、一緒に走ったりだとか後ろ走ったりすると走りが綺麗なんで少し真似してみたりだとか。

中:そうなの?(笑)

一同(笑)

湯:なんか理想的な、僕の中で本当に綺麗な動きをしているので技術面とかは本当にリスペクトしていますし、先程も言ったんですけど自分のやるべきことだとか体のことだとかトレーニングしたらここが鍛えられてこういった走りにつながるとか、しっかりと考えながら工夫して練習しているので、そこは自分も見習って頑張りたいなというふうに思ってます。

中:僕は努力の量というか継続してずっとやり続けるっていう部分に刺激を受けています。合宿とかで午後はトレーニングだけっていう時も自主的に走りに行ったりだとか、コツコツと小さいことを続けて積み上げていけるところを見て僕は刺激を受けたなって思いますね。

 

チームメイトや監督への思い

ー吉居大和(法4)の存在は

湯:大和は自分たちと違って入学した時からずっと、個人もそうですしチームに対してもものすごく貢献していますし、4年間どの年を見ても結果を残している選手なので本当にすごいなって思っています。彼がいたから中大がここまで成長できたと思っているので、大和の存在は大きいなと感じています。

中:中大に対しての貢献度というか、彼の入学からかなりチームとしての結果も良くなっていますし、僕的にも1年目2年目は特に目標にしていた選手なので、3年目以降は少しずつ練習とかを一緒にしてもらったりだとかそういうすごい選手と同期で同じ練習をしたり一緒に生活したり、かなりありがたい存在かなって思います。

ー同期の存在、どんな学年?

湯:4年生は競技に真剣に向き合う人が多いかなと感じます。1年生の時から見ていて練習になったらしっかり取り組む選手が多かったり生活と練習のオンとオフ、メリハリをしっかりつけて競技と向き合ってる選手が多いので真面目な選手が多いかなと思います。

中:そうですね、いろんな人がいます(笑)

▲4年間苦楽をともにした同期

ー注目している後輩

湯:自分が注目しているのは1年生の柴田(大地)。ものすごく体もしっかりしていますし短い距離も走れて長い距離も走れるっていうのは、1年目でこれだけの練習や試合で結果出してるのでこれから楽しみだなと個人としては思ってます。

中:僕(が注目してる選手)は1年生の本間(颯)。素直さがすごくある子だし、吸収もすごく早い。競技に対する姿勢もかなり意識が高いと思うのでこれからどんどん伸びていくと思っています。

ー藤原監督はどんな人か

湯:自分はほんとに尊敬しているっていうのが一番の監督に対しての思いで、現役時代の実績もすごく監督としても一人一人の選手のことを考えてくれてるなって感じる場面がたくさんあります。なのでほんとにすごいっていうか尊敬してるっていうか、1人の人間として本当に尊敬してるっていう。監督だから尊敬してるじゃなくて1人の人間として見習いたいというか、藤原監督みたいな人間になりたいなって僕は思っています。まあ多少怖かったりっていう厳しい場面はあるんですけど、(笑)そこも含めて愛情かなと思ってるので1人の人間として憧れてます。

中:僕もただただすごい人って。現役の時の実績だったり、そうですね、すごい人です。

 

私生活について

ー普段2人はどんな話を?

湯・中:えー(笑)なにするっけ(笑)

ーレースのこととかも話したり?

湯:試合の結果の話もしますし、ときどきチームのこれからどうしようかっていう話もしますし、競技はそのくらい?ですかねー、まあ一緒にお昼ご飯だったり野球行ったりだとかは、いやちょっと恥ずかしい、(笑)

中:いや、まあ、仲良くしています(笑)

ー4年生同士で出かけることもありますか

湯:いや、そんなに一緒に出かけるっていうのはあんまりないんですけど、お昼ご飯一緒に行ったり野球行ったりですね(笑)

ーよく行った場所や思い出の場所は?

中:イオン?

湯:イオンですかね~(笑)あ~あれ、じゃんけんしますね。

中:あ~、じゃんけん(笑)

ーじゃんけん?

湯:おごりじゃんけんみたいな。

中:あんまよくないっすけど(笑)

ー強い人とか弱い人とかいる?

中:(湯浅を指しながら)強い人っす!結構!じゃんけん強い人っす。

湯:中野は結構負けがち(笑)

中:僕は負けがち(笑)

ーお互い知らないような自身の一面は?

湯:え~、4年目にしてですか(笑)

ーじゃあわりとオープンな感じ?

湯:そうですね、そんなに隠したりとかしてないですね~、いや別に見せびらかしてるわけじゃないけど(笑)ほとんど知ってると思います。

中:いや~、そんなに僕あんまり話さない方なんですけど、そんな話してないところもない?かな?いや、探したらあるかもしれないですけどパッとは出てこないですね(笑)

ー試合前のルーティンや勝負めしはありますか

中:松屋?(笑)

湯:いや、ちょ、いやいやいや(笑)自分、特にルーティンはなくてほんとにいつも通りの準備をするっていうのが1番、変わったことはしないっていう、今日試合だからとか明日試合だからこれしよう絶対しようっていうのはなくて、とにかくいつも通りやってることを当日も前日もやるっていうのが自分としてのルーティンというか、シンプルにいつも通りをやるっていうのがルーティンです。勝負めしは松屋です(笑)

中:僕も特に無くて、特に意識してやることもないし、常日頃の練習の途中から試合のイメージでやりたいと思っているのでそこはいつも通りの練習の感じを出すというかやることをしっかりやってからスタートラインに立つ、っていうのがルーティンですかね。勝負めしは特にはないです。

 

卒業後の目標

ー卒業後の目標は

湯:僕はマラソンでオリンピックに出たいっていうのが一つ大きな目標としてあるので、そのためには長い距離だけじゃ無くてしっかりスピードもつけなきゃいけないですし、トラックでも結果を残さなきゃいけないと感じているので、トラックでもスピードを磨いて駅伝でも活躍したいなと思っているので、スピードを駅伝に繋げて最終的にマラソンで日の丸を背負いたいと考えています。

中:僕も将来的には(日の丸を背負うことを)考えているんですけど、それまでにしっかりとトラックで世界大会だったりっていうのをしっかり目指したいと考えています。

 

ー最後に箱根への意気込みを

湯:箱根駅伝のために1年間練習をしてきて、新チーム始まってから「優勝」ということを目標として掲げたので最後はなんとしてでも総合優勝したいなと思っています。そのためにしっかりと個人で区間賞を取って最後キャプテンとして、4年生としてチームに貢献して卒業したいなと思っています。

中:現シーズンまだチームにあまり貢献できていないので、しっかり区間賞取って貢献できるように頑張りたいなと思っています。

▲箱根への目標を掲げる2人。湯浅は「優勝と区間賞」、中野は「勝つ‼︎」

この4年間、結果、そして生活面でチームに良い影響を与えてきた2人。この2人が走る箱根路は彼らにとって素晴らしいものになるだろう。

(取材:小幡千尋、功刀萌恵、構成:功刀萌恵)

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