2024年10月20日 国立競技場
10月20日、国立競技場。前日の箱根駅伝予選会を襲った猛暑とは打って変わってやや肌寒い空気の中、東京レガシーハーフマラソン2024が開催された。
中大から出走したのはルーキー・田原琥太郎(文1)。このレガシーハーフマラソンは田原にとって初のハーフマラソンの公式戦だ。前日の予選会での1年生5人の力走を見て「自分もその頑張りを引き継ぎたい」 、そう意気込んでレースに臨んだ。
「ハーフのいいイメージがあまりできていなかった」と語った田原。最初は落ち着いて入り、徐々にペースを上げていくというプラン通りレースを展開した。しかし、 「誤算だった」というように中盤で単独走を強いられることになった。それでもラストでペースアップし、1時間3分34秒でフィニッシュ。初のハーフ公式戦にして、好記録をたたき出した。しかしながら「30秒を切ることを目標にしていたので、ギリギリ切れなかったのでラスト上げられないのが課題」と納得してはいなかった。次の目標は62分台。田原はすでに先を見据えていた。
▲初ハーフで好走を見せた田原
現在のコンディションについては「夏合宿で一旦すごい 不調に陥ってしまったが、今では徐々に調子も上がってきていい練習も詰めているのでいいコンディションだと思う」と語った。
田原は箱根予選会、全日本大学駅伝、いずれもメンバー入りはかなわなかった。「(予選会では)同期のかっこいい背中を見せてもらったのでその背中に追いつきたい。ここからレースがいくつあるかわからないが、全部いいレースをして箱根駅伝ではメンバー入りできるように練習していきたい」と箱根への思いを吐露した。
田原の好走は、さらに新紅の挑戦に彩りを与えたに違いない。今後の活躍に期待したい。
◆大会結果◆
田原琥太郎(文1)63’34” PB
(記事、写真:大畠栞里)
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