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居田&髙沼ダブル優勝!!選手層の底上げ目立つ-第46回神奈川マラソン

2024年2月4日 神奈川県・日清オイリオグループ横浜磯子事業場 他

2月4日、横浜市にて4年ぶりに神奈川マラソンが開催された。箱根駅伝では惜しくもエントリーメンバー入りを逃した選手が数多く出走したが、10kmでは居田優太(経4)、ハーフでは髙沼一颯(経3)が共に優勝。他にも多くの選手がパーソナルベストを更新し、チーム全体の底上げが垣間見えた。

 

10kmの部では居田が後続を大きく突き放し堂々のトップでゴールした。第98回箱根駅伝へ出走も、その後はけがと向き合い続けた4年間だったが、ラストはトレードマークの笑顔が輝いた。居田は18日の男女混合駅伝にて学生最後のレースを迎える予定だ。

▲笑顔の居田

 

ハーフマラソンの部では10名の選手が出走。中でも髙沼は大会新記録での優勝。そして1分以上を上回る自己ベストをマークした。核であった4年生世代が抜け、さらに箱根は予選会スタートの苦しい状況の中大だが、エントリーメンバー外の髙沼の成長はチームの大きな力となる。今年の髙沼の活躍に目が離せない。

▲フィニッシュテープを切る髙沼

 

次いで折居幸成(法2)がパーソナルベストを更新し、中大生2位でフィニッシュ。今シーズン、レース中のアクシデントに見舞われ思うような結果が出なかったが、4分台でまとめ、大きな自信をつけた。また、3月の学生ハーフに出場予定であり、大きな追い風となるレースとなった。

▲自己ベストを更新した折居(左)

 

藤田大智(文1)、鈴木耕太郎(法1)、佐野拓実(経3)は共に4分台でまとめた。1年生の2人は初出走となったが、先輩の佐野にくらいつき揃ってゴール。また、佐野は新チームのキャプテンを務める。洛南高校時代でも主将を経験し、さらに他のメンバーからの信頼も厚く、白川陽大(文2)は尊敬する選手に佐野をあげている。新キャプテンの今後の活躍に期待が高まる。

▲左から鈴木、藤田、佐野

 

佐藤蓮(法1)、佐藤宏亮(文2)、助川颯都(理工1)は5分台で共にフィニッシュ。助川は自己ベストを9分台から5分台へ大幅更新し、走力への成長が現れた走りとなった。佐藤蓮(法1)も初めてのハーフに挑んだ。箱根駅伝エントリーメンバーにも入った佐藤蓮。65分台でレースを終えたがこの結果に満足はしていなかった。スピードが持ち味の佐藤蓮だが、今後これからの佐藤蓮の伸び代に期待が募る。

▲佐藤蓮(左)、佐藤宏亮

▲自己ベストを大幅に更新し、力を魅せた助川

 

後藤琉太郎(文1)は初ハーフを6分台でまとめた。後方でのフィニッシュとはなったものの、力強くゴールを切った。森基(理工2)も11分台から6分台へと自己ベストを大きく更新した。レースに出走するたびに着実に結果を残す森、今年は数多くのレースでユニホーム姿を見られることを楽しみにしたい。

▲最後まで粘り切った後藤

 

エース世代の卒業を迎え、さらなる選手層のパワーアップが求められる来年度だが、髙沼の優勝やその他多くの選手の自己ベスト更新という結果を残し、着々とその課題の克服に励んでいる。夏のトラックシーズン、そして駅伝シーズンへと早くも期待が膨らむ。

 

◆試合結果◆

10㎞

①居田優太(経4)30’00”

ハーフ

①髙沼一颯(経3)62’19” PB

㉕折居幸成(法2)64’53” PB

㉘藤田大智(文1)64’57”

㉙鈴木耕太郎(法1)64’57”

㉛佐野拓実(経3)64’58”

52佐藤蓮(法1)65’35”

53佐藤宏亮(文2)65’36”

54助川颯都(理工1)65’37” PB

74後藤琉太郎(文1)66’36”

77森基(理工2)66’38” PB

◆コメント◆

居田

──レースの振り返り

つい先日まで実業団の合宿に行かせてもらって、本当にに練習の一環として走りましたが、本当に楽しく、気分もリラックスして走ることができました。

──中大での4年間を簡単に振り返って

きついことばっかりでしたし、楽しいことは少なかったですけど、本当にこの4年間は無駄ではなかったし、これから先、競技を続けるにしても必要なことは経験できたかなと思うのでいい4年間になったと思います。

──実業団での目標

自分は大きい目標より小さい目標を立てるタイプ。まずは大学2年の時から更新できてない自己ベストを更新することから頑張っていきたい。

 

髙沼

──今日のレースプラン

いつも後ろからですけど今日は最初から先頭で行こうという気持ちで走っていました。そのまま粘って後半もちゃんと粘れればいいかなと思って考えていました。

──レースの振り返り

自分の中では想定以上に走れて、特に後半自分で先頭引っ張り始めてもちゃんとペースを落とすことなく押し切れたのがよかったなと思っています。

──自己ベスト更新について

1分以上更新できたので、これも想定以上だったので今日はいい結果が出たなという感じです。

──この結果を踏まえて今後の目標など

自分の持ち味はやっぱりハーフなので、ここからのハーフでもちゃんと結果出せるように練習積んでいきたいなと思っています。

 

折居

──レースの振り返り

今日は一応練習っていう位置付けで3月の学生ハーフに向けて経験を積むっていう形で出ましたが、今週の練習積んできて重さがある中でしっかり動かして4分台でまとめることができたのは、力がついてきたっていうことで、自信になります。

──自己ベスト更新について

自分はハーフがあまり恵まれてないというか、去年の学生ハーフでも体調不良で途中で棄権し、前回上尾ハーフでもシューズが途中で壊れてしまい、リタイアしてしまってというので、あまりハーフの経験をつめてなかったので、ベストというところより、4分でまとまったというところの方が自信にはなりました。

──今後の目標

今年は予選会からということで。自分はハーフで勝負していきたいなって思っているので、今日の結果も結構前半攻めてっていう形で収穫はあったのでしっかり学生ハーフで メンバー争いに絡めるような力をつけていきたいなと思います。

 

佐藤蓮

──レースプランと振り返り

もともとタイムを狙うっていう目標で出ましたが、あまりうまくいかなかったです。

──意識したことなど

距離にちょっと苦手意識があって、この1カ月、1月はジョグから距離増やしてやってていたが、最後まで持たなかったが、思っていたよりは走れたかなとは自分の中では思っていて、失敗した中でも得られたものはあったかなと思っています。

──今日を生かして今後はどうしたいか

また距離は継続してやって、箱根目指している以上距離が嫌とか言っている場合ではないので、そこは克服してその体力つけてトラックでも活きると思うので、まずは距離っていうところをしっかりと克服していきたいと思います。

 

(記事:山崎響、写真:功刀萌恵、山崎響、要明里沙)

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