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柴田、3000m障害復帰戦に手応え 新入生・井上は8分台突入─第86回法政大学競技会

2025年4月19日 東京都・法政大学多摩校地陸上競技場

男子3000m障害には3名の選手が出場。2組には柴田大地(文3)が出場し、9分03秒01でフィニッシュ。怪我明けのレースとなったが、練習を順調に積むことができており「レース結果については良くなかったですけど、動きを確認できたという点については良かったのかなと思います」と、次戦以降に向け弾みがついたレースになったと振り返った。

▲「感覚を確かめることができた」と語った柴田

3組には井上優人(法1)、長谷川大翔(文1)が出場。

井上は「レースの流れに乗って、上手くいけば自己ベスト、8分台を出したい」とのレースプラン通り、8分58秒48でフィニッシュ。練習の流れの中での出場となったが、「シーズン一発目のレースにしてはうまく走れていたと思うので良かった」とレースを振り返った。直近の目標として「関東インカレの3000m障害で入賞すること」を掲げており、入学後初となる大舞台に挑む。

長谷川は9分18秒79でフィニッシュ。井上と同じく8分台を目標にレースを進めたが「障害で詰まってしまったり、まだまだ課題が多く見つかった」と、思うようにレースを進めることができなかったと反省を口にした。

▲3000m障害に出場した井上㊧と長谷川

男子5000mには2名の選手が出場し、それぞれが目標を持って出走したレースとなった。

1組には池田慶次郎(文2)が出場。3月頭まで故障に悩まされ、前回の中大記録会と併せて復帰レースという位置づけで臨んだ。序盤は集団中盤に位置を付け、1000mを2分56秒、2000mを5分53秒ほどで通過するも、終盤にかけて苦悶の表情とともに徐々に後退。15分00秒41でフィニッシュした。

▲復帰レースとなった池田

池田は今回の結果を振り返って「自分としては14分半、自己ベストあたりを目指して出場したので、反省点しか思い浮かばないというか0点だったと思います」と厳しく評価し、次戦に向けては「3000m以降のところまで余裕を持って、終盤も動きを意識して練習からもやっていって14分15秒あたりを目指して走りたいです」と意気込みを口にした。

続く2組には佐藤蓮(法3)が登場。5月上旬に行われる関東インカレの選考として挑んだ佐藤は1km2分45秒ペースを目標に果敢に歩を進める。1000m手前で大きく後続の集団を突き放して一人旅の様相となったが、2000m、3000mと徐々にペースを落とし始める。ラスト1周で粘りをみせたものの、14分01秒50と当初の目標には届かなかった。

この結果を踏まえ、今後について問われた佐藤は「とりあえず関東インカレだけを見てやってきたので、外れてしまった場合のレースは考えていないです。これからメンバーが決まり次第、立て直していこうと思います」と冷静に展望した。

▲序盤からレースを引っ張った佐藤

【選手コメント(※一部抜粋)】

柴田

—レースを振り返って

障害練習みたいな感じで練習の流れの中で出ようかなと思っていたのでタイムはあまり気にしていなくて、感覚を確かめることができて良かったと思います

長谷川

—井上選手と同組で走ってみて
高校の時から同じ近畿で戦ってきた仲間なので意識はしてましたね。最初僕の方が先頭にいたんですけど後半からは井上が前に出て、ついていくことができず力の差を感じたなと思いました

井上

—授業も始まった中での練習は
学校も始まったりして、まだ慣れていない部分はあるんですけど大学の練習をしていて、すごく自分にとって力になっているなと感じるので、これから生活に慣れてからも継続して練習してもっと力をつけたいなと思います

池田

—次戦へ向けて

今回、前半のところで垂れてしまったというところと練習のところでもこなせない練習があって、レースに向かう過程でも反省点が多かったので、次回は3000m以降のところまで余裕を持って、終盤電も動きを意識して練習からやって14分15秒あたりを目指して走りたいです

佐藤

—トレーニングは順調に詰めていたか
結構完璧って言っていいほどでした。スタート前にペースメーカーが8’20って言っていたので、狙っていたのが3000m通過8’15だったので既に遅いなと思ったので、最初から行こうかなといった感じです

(記事・写真:遠藤潤、日向野芯)

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