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投手陣が崩れ連勝ならず。勝負は3回戦へー東都大学野球秋季リーグ戦 対駒大2回戦

2022年9月4日 ヨーク開成山スタジアム

 

チーム 123 456 789=RHE
中 大 000 200 000=262
駒 大 011 520 00 X=9131

[中]石田裕、岩本、三奈木、美又、岩城、種橋―綱川
[駒]高井、松村、東田―岩本
[本] <駒>藤原(2回1点)

◆スタメン◆

1[指]繁永 晟(商1=大阪桐蔭)
2[三]佐藤 豪(経1=藤代)
3[中]森下 翔太(商4=東海大相模)
4[一]北村 恵吾(商4=近江)
5[二]中前 祐也(法3=浦和学院)
6[遊]石井 巧(文3=作新学院)
7[右]皆川 岳飛(経1=前橋育英)
8[左]櫻井 亨佑(商2=習志野)
9[捕]綱川 真之祐(経1=健大高崎)
P   石田 裕太郎(経3=静清)

 

開幕戦に勝利し、幸先の良いスタートを切った中大。2連勝で一気に勝ち点獲得を果たしたいところであったが、先発の石田裕が3回途中2失点で降板。リリーフ陣も駒大打線の勢いを止められず、計9失点で今季初黒星を喫した。この結果、勝ち点獲得の行方は明日の第3戦にもつれ込むこととなった。

 

試合が動いたのは2回だった。先発の石田裕が7番藤原(駒澤大)に本塁打を浴び、1点を先制される。3回にも2死から連打でさらに1点を失い、ここでマウンドを降りる形となった。試合後、清水監督は石田裕について「ボール自体は悪く無かったが、もっとバッターに向かっていって欲しい」と次回登板に向けての奮起を促した。

 

▲先発した石田裕。秋季リーグ戦初登板は悔しい結果となった

振り出しに戻したい打線は4回、佐藤、森下の連続二塁打で1点を返すと、さらに1死二、三塁から石井のショート強襲の内野安打の間に同点に追い付く。チャンスが続き、1死満塁で打席には前日先制打を放った櫻井。鋭い打球を放つもレフトの好守に阻まれしまう。二塁走者の森下も戻れずダブルプレーで逆転とはならなかった。

▲同点のホームを踏みハイタッチする森下

試合の明暗が分かれたのはその裏。3回途中から登板の岩本大地(法3=石岡第一)が1死満塁のピンチを招くと、2番与倉(駒澤大)に押し出し四球を与え、勝ち越しを許す。さらに続く林(駒澤大)に右中間を破る走者一掃の適時二塁打を浴び、この回一挙5失点。5回には四球と守備のミスが重なり2点を追加されるなど、中盤以降は苦しい試合展開となった。

中大打線も5回以降はリリーフの松村(駒澤大)、東田(駒澤大)の前に得点を挙げられず、第2戦を落とした。次戦以降に向けて守備面の課題が浮かび上がった形だ。

開幕戦の勢いのままに連勝を掴みたかったが、この試合は厳しい結果に終わった中大。その中でも8回に登板した種橋諒(経2=日本文理)が三者凡退に抑える好投を見せ、左腕の岩城颯空(経1=富山商業)も公式戦初登板を無失点で飾るなど新たな戦力の台頭もあった。

公式戦初登板となった岩城。1回を無失点に抑える好投を見せた。

試合後、副将の森下は「大事な場面でのエラーを無くしていけば良い勝負になるので、明日切り替えてやっていきます」と前を向いた。

勝ち点獲得のためには絶対に負けられない第3戦。開幕カードであるだけに特に重要な一戦となるが、春季リーグの悔しさと経験を糧に勝利を掴み取りたい。

 

◆試合結果◆
●中大2-9駒大○

 

◆お知らせ◆
次戦は9月5日に14時からヨーク開成山スタジアムで行われる対駒大3回戦です。

 

(記事:志水恒太、写真:鈴木佐和、為谷楓太、小野祐司、志水恒太)

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