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下級生の健闘光る!4人PB更新でチームへ勢いもたらす!─第325回日本体育大学長距離競技会

2025年11月29日 神奈川県・日本体育大学横浜・健志台キャンパス

午前中のスタートとなった今回の記録会。中大からは、3組に髙好陽之心(経2)・井上優人(法1)・生江倫太郎(法1)、5組に田中伶央(文2)・石川蒼大(文1)、7組に佐藤宏亮(文4)・原田望睦(文2)が出場した。

3組

3組には生江倫太郎(法1)、髙好陽之心(経2)、井上優人(法1)の3名が出場。気候も涼しく、天候にも恵まれた中レースは行われ、生江と髙好がPBを更新した。

29分30秒切りを目標にしていた生江は、29分51秒33を記録。上尾ハーフから中3週間となった中、「今日はロードではなくトラックで感覚に違いはあった」と口にし、その上で「とりあえずはベストを出したいなという気持ちで走っていた」と今大会を位置づけていた。大学入学後、初の自己ベストという結果に生江は「自分的には収穫のあるレースにすることができた」と振り返り、「12月の半ばにもう1度10000mのレースが入っているので、そこでは目標の29分30秒を切りたいと思います。」と今後の目標を掲げた。

そして箱根駅伝を目指す仲間へ向けて、「メンバー外でもチームにしっかり影響を与えられるような走りを12月のレースでもして、当日出走する10人に刺激を与えられるように、チームのために意味のあることをしたいなって思います。」と決意を口にした。

▲集団の中並走する髙江と井上

5組

5組は、かなりのスローペースでレースが展開された。途中1年生の石川が集団を率いる場面も見られたが、最終的には田中が抜け出し1着でフィニッシュ。石川も組2着と粘りを見せた。田中は、6月のロード10㌔以来のレースとなり、「年末に向けて29分30秒を切っておきたい」と臨んだ。途中、後輩の石川をリードする場面も見られ、「(先輩として)ちょっとかっこつけようかなと思って、一緒に行きたいなという気持ちでやりました」と笑顔を見せた。今後について、「1年間足踏みを繰り返していたので、来年に向けて飛躍できるように残りのレースを大切にしたい」と話した。

1年生の石川は「スローペースだった分、余裕を持って8000㍍まで来てラストビルドアップできた」と振り返った。目標にしていた29分30秒には惜しくも届かなかったが自己ベストを更新。「自分なりに目的をもってラストを上げられた」と収穫を述べた。集団を率いた場面については「スローペースでかなり押し合いがあったので、1回自分でリズムを整えようと思った」と1年生ながらも積極的な姿勢を見せた。年末の早稲田記録会に向け、「10000㍍で28分台と1着を目指して、箱根にいい流れを持っていけるように頑張りたい」と話した。

▲終盤、石川㊧を引っ張る田中㊨

7組

上尾ハーフ以来の出走となった佐藤は疲労が残る中で出走。「最低でも28分台」を目標とする中で、序盤は中ほどで落ち着いてレースを進めた。大集団は1000㍍2分55秒ペース、5000㍍は14分40秒前後とやや遅い通過になった中、勝ち切ることにテーマを切り替えた佐藤はラスト1000㍍を前にペースアップ。29分11秒05と目標達成とはならなかったが、4年生の矜持を見せつけた。今後に向けては、年末の早稲田競技会を目指しているという佐藤。「箱根駅伝0区」でベストを更新し、チームに追い風をもたらせるか。

▲ラスト1000㍍で飛び出すなど、4年生の矜持を見せた佐藤

「前期はトラックが全然走れなくて不安だった」と胸の内を明かした原田。その中で迎えた今大会は29分切りを目標に出走した。序盤から中盤まで想定通りのペースで進まず、29分22秒75と自己ベスト更新とはならなかったが、「距離を踏んでいたら思ったより粘ることができた」と鍛錬の成果を口にした。今後のターゲットを問われると、佐藤と同様に早稲田競技会を目指していくという原田。苦しんだ今季を良い形で締め括りたいところだ。

▲終盤の粘りに成長を実感した原田

 

◆大会結果◆
3組
生江倫太郎(法1) 29.51.33 PB
髙好陽之心(経2) 30.06.67 PB
井上優人(法1) 30.18.50 初


5組
田中伶央(文2) 29.26.74
石川蒼大(文1) 29.35.22 PB

7組
佐藤宏亮(文4) 29.11.05 PB
原田望睦(文2) 29.22.75

 

(記事・写真:日向野芯、酒井奏斗、庵原悠史)

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