５月３日 日本体育大学健志台キャンパス 米本記念体育館
リーグ戦もいよいよ後半戦に突入。５日前に行われた平成最後の試合、東海大戦では４－１とそれまでの２試合の勢いそのままに快勝。リーグ戦３連勝と１部復帰へまた１歩前進した。
そして令和初の公式戦となった帝京大との試合。中大バドミントン部は令和初陣でもこれまでの３試合同様の変わらぬ強さを見せた。
昨日も第１シングルスの佐藤雄輝（商３）が中大を勢いづかせた。試合開始直後の８連続ポイントなど、佐藤は序盤から相手を圧倒。ドロップショットで相手を前後左右に揺さぶり、強烈なスマッシュを決める圧巻のプレーを見せた。第１ゲームを21－６、第２ゲームも21－11とセットカウント２－０で危なげなくストレート勝ちを収めた。
▲スマッシュを打つと見せかけドロップショットを打つ佐藤
第２シングルスの中川正麻（法３）も佐藤の作った流れに乗り第１ゲームを先取。随所でスマッシュを決め雄叫びを上げる姿が目立った。第２ゲームでは後半に連続失点する場面もあったが、「悪いなりに立て直せた」と途中相手が１歩も動けない技ありドロップショットを放つなど試合をまとめ、２－０で相手を下した。
▲スマッシュを打つ中川
令和初勝利を決めるべく第３試合に出場したのは第１ダブルスの斉藤結一（文３）・柴田陽登（法２）組。二人は昨日も序盤からテンポよく得点を重ね第１ゲームを先取。前衛での柴田の素早い強烈なスマッシュが効果的に決まった。第２ゲームでは途中相手に点差を縮められる場面が目立った。しかし斉藤、柴田両選手のスマッシュが決まるなど相手に１度も追いつかれることなく勝ち切り、リーグ戦チーム４連勝を決めた。
▲スマッシュを打つ斉藤（右）と柴田（左）
第２ダブルスでも森岡秀斗（法４）・水村秀人（商３）組が攻めのプレーで安定した強さを見せ、第１、第２ゲームをそれぞれ21－12、21－14でストレート勝ちを収めた。第３シングルスでは本間稜人（経４）が終盤相手に食らいつく粘りのプレーを見せたが、惜しくも１－２で敗れる結果となった。
▲シャトルを粘り強く拾う水村（手前）・森岡（後ろ）組
▲惜しくも勝利とはならなかったが力強いスマッシュを決める本間
リーグ戦開幕４連勝と２部優勝へ一直線の中大バドミントン部。現在２部リーグでは中大が４勝で１位、次いで青学大、東海大が３勝といった戦況だ。勝敗が並んだ場合はセット数で競うリーグ戦。中大は16セット、青学大は13セット、東海大は10セット奪取となっている。
しかしセット数関係なしに、文句なしの全勝で２部優勝を果たすことが１部で戦っていくためには絶対条件だ。中川は「明日も絶対勝ってまずは２部優勝します」と青学大戦に向け今日の勝利に満足することなく、熱く意気込みを語った。
思えば惜しくも明大にフルセットの末負けた昨秋の入れ替え戦。天気は２部降格を悲しむかのような雨だった。あの悔しさを晴らすため、中大バドミントン部は新時代『令和』で２部という『零』からの逆襲を期す。
コメント
西山博司監督
――今日の試合を振り返って
しっかり勝てて良かった。途中気を緩めた者が何名かいたので最後までしっかりと気を引き締めなければならない。
――明日の青学大戦に向けて
１部と２部の試合を見れば歴然として力の差があるのが分かります。選手たちにちゃんと分かってもらってピリピリとした雰囲気で最終試合終わるまでという気持ちです。
古屋樹主将（商４）
――今日の試合を振り返って
中大に流れが来ている。あくまで２部で勝つことは通過点。明日も勝って入れ替え戦に行けるようチーム一丸となって頑張ります。
中川
――今日の試合を振り返って
目の前の試合を一つずつ勝っていくことが大事。今まで１部で戦ってきましたし、１部に戻らなくてはいけない。自分としては調子的には良くもなく悪くもなくといった感じ。満足できないが、良くない中で終盤立て直すことができた。
――明日の青学大戦に向けて
負けられない。まずは絶対２部優勝します。
◆試合結果◆
〇中大４－１帝京大●
１S〇佐藤２－０山口●
２S〇中川０－２福田●
１D〇斉藤・柴田組２－０深谷・保坂組●
２D〇森岡・水村組０－２齋藤・福田組●
３S●本間１－２福田〇
記事・写真：中大スポーツ新聞部
