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石田裕が好救援も、打線が沈黙し同一カード連敗ー東都大学野球秋季リーグ戦 対駒大2回戦

2021年9月16日 神宮球場

チーム 12 3  456  789 =RHE
駒 大 200  000  010 =370
中 大 000  000  000 =030

[中]皆川、石田裕、大栄、西舘-古賀
[駒]福山-岩本
[本]なし

◆スタメン◆
1[遊]中川 拓紀(商4=宇治山田商業)
2[中]森下 翔太(商3=東海大相模)
3[指]髙橋 隆慶(文2=明秀日立)
4[捕]古賀 悠斗(法4=福岡大大濠)
5[一]北村 恵吾(商3=近江)
6[左]佐野 涼弥(経3=浦和学院)
7[二]石井  巧(文2=作新学院)
8[右]中田 悠斗(経4=藤枝明誠)
9[三]中前 祐也(法2=浦和学院)
P   皆川 喬涼(法4=前橋育英)

 

前の試合で投打が噛み合わず敗戦し、何としても今季初白星が欲しい中大。前回同様、皆川が先発するも1回から駒大打線につかまり一挙2失点。「誤算でした」(清水監督)と一死しか取れず、思いがけない形での降板となった。

その後を受けたのは2年生エースの石田裕太郎(経2=静清)。1回からの登板になったが「先発の気持ちでいたので、慌てることはなかった」とストレートと変化球を上手く使い分け、続く打者2人を連続三振。ピンチを切り抜けた。

▲1回からの登板も圧巻の投球を見せた石田裕。今後の期待が高まるばかりだ

石田裕の好救援からリズムを作りたい中大打線は1回、森下がヒットを放つも後続が打ち取られ盗塁死もあり無得点に終わった。2回以降、石田裕はバックの好プレーもあり危なげない投球を披露した。一方の打線は「コントロールが良かった」(古賀主将)と相手の先発、福山(駒大)を攻略できない。4回にも森下が右前打で出塁し、その後三塁まで進むも得点とはならなかった。

▲2安打1四球と気を吐いた森下。次戦以降もその打棒に期待がかかる

石田裕はその後もテンポの良い投球を見せ、結果的に6回2/3を投げ3安打無失点。「よく投げてくれた」と清水監督も目を細めた。
8回は大栄陽斗(商2=仙台育英)がマウンドへ。死球などでランナーを出し、6番大森(駒大)にツーベースヒットを打たれ1点を失い、点差は3に広がった。試合後、古賀主将は「大森の時、スライダーをインコースに要求してしまった。リードをもう一度考えていく」と自身の配球を悔やんだ。この直後、西舘勇陽(法2=花巻東)が登板し続く9回も投げゼロに抑えた。

▲1回1/3を無失点投球の西舘。中大のブルペンを支え続ける

2年生トリオが試合を作るも、最後まで福山を打ち崩せず完封勝利を許した。試合後、清水監督は「練習とかでは悪くない。打ちたい、打ちたいと焦っている。もう少し工夫していかないと」と前を向いた。石田裕の好投やバントを完璧に決めるなど好材料もある。「焦らずにまず1勝」と古賀主将。次戦こそ、全員野球で今季初白星を取りにいく。

 

◆試合結果◆
●中大0-3駒大〇(中大0勝2敗)
◆お知らせ
次戦は9月21日、14時半に神宮球場にて行われる対日大1回戦です。

 

(記事:小林美久)