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100点ゲームで初戦突破 新人インカレ出場向け好発進―第64回関東大学バスケットボール新人戦 対東経大

2024年6月3日 横須賀アリーナ

各大学の1、2年生のみが出場する新人戦の本戦が3日、開幕した。中大は初戦の相手に東経大を迎えた。3、4年生がいないうえ、試合経験にも差があるメンバーでのプレーに一時苦戦する様子も見られたが、初戦を100点ゲームで順当に突破した。

スターター

#3高山鈴琉(商2)、#15坂口大和(商2)、#21深澤桜太(商1)、#33鴫原樹生(商2)、#55板倉伶弥(文1)

 第1クオーター(Q)、ジャンプボールを#21深澤が取ると、その後の攻撃で#3高山の3点シュートや、#33鴫原の得点でリードも、直後に相手の3点シュートが決まる。その後、交代で#28柘植皓心(商2)、#34赤平奏人(文2)を投入。#21深澤がバスケットカウントを決めたほか、#34赤平が2本の3点シュートを決めるなどし、優勢を維持するも相手も食らいつき、点差は大きく広がらず19ー15で最初のQを終えた。

 第2Q、序盤に#5石口直(文2)が速攻で仕掛ける。直後に3本目の3点シュートを#34赤平が決め、#5石口もこれに続く形で3点シュートを沈める。相手はファールがかさみ得点につなげられない中で中大がリードを広げ、#15坂口や#55板倉が目立つ活躍を見せた。終盤#5石口のパスから#33鴫原が合わせゴール下のシュートを決めるなどしたところで前半が終了。スコアは44ー33。

▲「自分と#3高山が引っ張っていけた」と語った#15坂口

 第3Q、相手の3点シュートから始まるも、すぐに#33鴫原、#15坂口が3点シュートで取り返す。#15坂口の勢いはとどまらず、その後も三連続得点でチームを鼓舞。終盤、コート入りした#18川松透也(法2)も3点シュートで貢献したほか、#33鴫原、#5石口の得点により76ー49までリードし、最終Qを迎えた。

 第4Q、前Qから続けて#18川松が連続で3点シュートを沈め、#34赤平も今試合4本目の3点シュートを決めた。中盤以降は交代で入った1年生が積極的なプレーを見せ、#23山川温暉(文1)、#24丹尾太城(文1)、#9川端一真(総1)が得点した。最終スコアは100ー63で中大の勝利となった。

▲レイアップを決める#55板倉

1年生ながら#21深澤とともにスプリングトーナメントにも出場し、今試合でもスタメンで活躍した#55板倉の試合後インタビューは以下の通り。

―試合の感触や手応え
 今日は声を出してチームを引っ張ることをメインという風に、コーチとか先輩からも言われていた。入りが少し悪かったので、次以降は意識していきたいと思うが、後半の2回目出た時に少し改善できて、チームの雰囲気が良くなったので、そこは自分がしっかりやっていかなきゃいけない

―春も少し出場していたが、新人戦でのプレーの意識に違いは
 3、4年生が試合でも声を出してくれていた部分が大きかったので、そこは自分らがもっと積極的にやらなければいけない。自分たちがこれから戦っていくうえで、3、4年生を見習って練習作りとか、チーム作りをしていくという部分では、声を出すという役割とかも必要だと思う。スプリングから約1カ月ぐらいしか経っていないが、全体的には変えられなくても、意識的には1日でも変われる部分があると思うので、自分たちやるという風に意識をしてやっていきたい

―2回目出た際に調子が出てきた実感
 ベンチに下がった時に、2年生だったり同級生だったり、コーチから「お前の役割は何」って言われた時に、プレーであったりとかチームを引っ張るという部分では、一番声を出すというのが自分のリズム作りなので、その部分が自分では気付けなかったが、気付かせてもらってできたので、良くなったと思う

―1、2年生だけでの連携やセットプレー
 プレーの中では少しコミュニケーションが取れなかったりする部分があったので、最初はちょっとつまずいたが、ショートハドルをフリースローであったり、アウトオブバウンズになった少し切れたタイミングですぐに取る意識をしたので、そこで少し修正はできたと思う

―深澤・板倉くんが出る場面が多いが他の1年生の印象は
 スプリングでも一番声を出してくれたのは、24番の丹尾(太城)くんだった。丹尾くんはハッスルしてチームを盛り上げる部分で、声を人一倍出したりとか、チームでもボイスリーダーを任されているぐらい。あと9番の川端(一真)くん。彼は久我山(國學院久我山高卒)で、自分と深澤、丹尾に比べて経験がなく、試合慣れしていない部分もあり見ていてまだ自信がない感じだが、彼は自身持ってプレーしているし、練習もすごく生き生きしていて、自分から見ていても上手だと思うし、尊敬するプレーヤーだと思うので、その2人には注目してほしい

―自身は石口・高山くんと同じ東海大諏訪高卒
 新チームになった1年生の後半から試合に絡ませてもらって、練習中や県大会では一緒にプレーさせてもらったり、それ以降は自分もスタートに組み込めたりしていたので、2人とは練習中でもコミュニケーションを取ることは意識している。変な上下関係はなく言いやすい環境ではあるので、話しに行ったりとかはする

―次戦への意気込み
 去年と違い新人インカレが8位までしか出られないので、どっちにしろ次負けたら終わりだが、自分たちの目標は日本一なので、しっかり勝ち切って新人インカレ(出場)を決めたうえで、関東を優勝し、最後新人インカレで優勝して日本一を取れたらと思う

 

◆試合結果◆

中大100(19-15、25-17、32-17、24-14)63東経大

 

◆お知らせ◆

次戦は6月5日(水)に駒沢オリンピック公園総合運動場・屋内球技場で行われる青学大戦です。

 

(記事:桑沢拓徒、写真:桑沢拓徒・二村沙羅・渡邉咲衣)

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