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青学大投手陣を前にチャンス活かせず、接戦の末敗れるー東都大学野球秋季リーグ戦 対青学大2回戦

2021年10月4日 神宮球場

チーム 12 3 456 789 =R H E
青学大 100 100 000 =2 5 1
中 大 000 010 000 =1 5 0

[中]皆川、大栄、西舘ー古賀
[青]北村、金城、森圭ー佐藤英
[本]〈青〉山田拓(4回1点)

 

◆スタメン◆
1[左]齋藤未来也(経3=関東第一)
2[遊]中川 拓紀(商4=宇治山田商業)
3[一]北村 恵吾(商3=近江)
4[中]森下 翔太(商3=東海大相模)
5[捕]古賀 悠斗(法4=福岡大大濠)
6[指]髙橋 隆慶(文2=明秀日立)
7[三]中前 祐也(法2=浦和学院)
8[二]石井  巧(文2=作新学院)
9[右]中田 悠斗(経4=藤枝明誠)
P   皆川 喬涼(法4=前橋育英)

前の試合で先発の森圭(青学大)を前に1安打完封負けを喫し、同一カード連敗は避けたいところであったが、この試合もチャンスであと一本が出ずに接戦の末敗れてしまった。

7回2失点と試合を作った皆川

中大の先発は前の登板で6回1失点と好投したエース・皆川。立ち上がりを三者凡退に抑えたいところであったが一死から泉口(青学大)に右中間へのニ塁打を打たれ、早くもピンチを背負ってしまう。続く山田拓(青学大)を中飛に抑えるも、4番佐々木(青学大)に死球を与えてしまい、二死一、二塁へと更にピンチが広がる。そして5番の山中(青学大)にセンターへの適時打を放たれるが、見事な中継プレーで一塁走者の佐々木を生還させず、最小失点で初回を切り抜ける。

5回にレフトへの適時打を放った石井

力投を続ける皆川に援護点を与えたい打線であったが、2回に二死から髙橋隆の死球、中前の左前安打で二死一、二塁のチャンスを作るも続く石井が三ゴロに倒れて1点を返せない。5回にも再びチャンスが現れ、一死二塁の場面で打席に立ったのは石井。前の打席では凡退したものの、3球目を捉えた当たりはレフトへの適時二塁打となり、二塁走者の髙橋隆が生還し、ようやく待望の得点が入った。しかしながら、続く中田と代打の渡邊直紀(経2=福島商業)が空振り三振に倒れ、流れに乗ることができなかった。

リーグ戦初安打を記録し、満面の笑みを浮かべる川波

8回にはルーキーの川波瑛平(商1=白樺学園)がリーグ戦初安打を記録し、その後も相手の失策などで一死二、三塁の逆転のチャンスを迎える。続く3番北村の放った右飛の間に三塁走者の川波がタッチアップを試みるも、井上(青学大)の好返球により再びホームを陥れることができない。

なんとしても勝ちたい中大は最終回、一死から主将の古賀が「何とか塁に出ようという気持ちしかなかった」という言葉通り粘って四球を選ぶ。続く髙橋隆も中前安打を放ち、一死一、二塁のチャンスを作るが後続が倒れ、ゲームセット。

試合後に清水監督は「打てない、点が取れないことが一番痛い」と振り返り、7回を投げて2失点の皆川については「ピッチャーとして試合は作ってくれたが、チームがこうゆう状況なので点を取るまでがんばってほしかった」と語った。ここ数試合、僅差で敗れ、あと一本が出ない中大。前半戦を1勝5敗と苦しい状況で終えたが、後半戦の奮起に期待だ。

 

◆試合結果◆
●中大1-2青学大〇(中大1勝5敗)
◆お知らせ
次戦は10月11日、9時半に神宮球場にて行われる対亜大1回戦です。

 

(記事:為谷楓太)