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ダブルス杉山・小峰ペア大健闘!ー2019年度全日本学生テニス選手権大会

8月8日~20日 岐阜メモリアルセンター

大学日本一を懸けた今大会。中大からは、星木昇(法2)、池田悠人(文2)、清水一輝(商2)のシングルス3本、杉山和誠(文4)・小峰良太(文4)ペアのダブルス1本が本戦に出場した。

1年次から上級生に引けを取らない強さを見せてきた清水は、惜しくも4回戦敗退となったが、3回戦まではストレート勝利を収めるなど、今後に期待を持たせた。清水は、「相手のほうがストロークの部分で一枚上手だった」と4回戦目を振り返り、今後の目標を、「夏関優勝と王座出場を懸けたリーグで貢献したい」と掲げた。月村コーチは「フォアハンドをセンターに集めたり、高さを使った戦い方ができるとゲームに結びついた」と今回の課題を挙げた。

▲ボレーをする清水

中大勢最後の望みとなった杉山・小峰ペアの3回戦。二人は「最低目標はベスト4」と話し、気合い万全の状態で試合に臨んだ。「関西の相手で、見たことも試合したこともない相手でどのようなプレーしてくるか分からない」(小峰)。杉山・小峰ペアからのサービスで試合開始。1ゲーム目をキープすると、相手もサービスゲームをキープ。その後ゲームカウント4ー4の場面、相手にブレークされるとその勢いのまま、6ゲーム目も連取され、4ー6で1セット目を落とす。続く2セット目は、中盤から4ゲーム連取。6ー2で危なげなく2セット目を奪取し、スーパータイブレークにもつれ込んだ。気合いを入れ直し臨んだスーパータイブレークでは、序盤から杉山・小峰ペアのペースに。主導権を握ると勢い止まらず、10ー6で3回戦を制した。杉山は、「思いっきりプレーできた」と振り返り、月村コーチは、「どっちに流れがいってもおかしくない中で強気で戦った」と、スーパータイブレークの勝因を話した。

▲サ-ビスを打つ杉山と構える小峰

「去年からずっと戦ってきている相手なので負けられない」(杉山)と闘志を燃やし、迎えた準々決勝。1セット目は、「上手く二人の良さが噛み合ってなかった」(月村コーチ)と話すように、3ー6でセットを落とす。続く2セット目は、両者ゲームをキープし、お互い譲らない展開に。5-5の場面、サービスは杉山・小峰ペア。ここは確実に取りたいところだったが、相手にブレークされる。あとがなくなった杉山・小峰ペアは、渾身のプレーでブレーク仕返し、スーパータイブレークに突入。スーパータイブレークでは、序盤から相手に5連続ポイントを取られ、完全に相手ペースに。「相手の思いきりの良いプレー」(月村コーチ)の勢いを止められず、3ー10で敗北を喫す結果となった。最低目標としていた「ベスト4」にあと一歩届かず、悔しい結果でインカレの幕を閉じた二人は、「できることはやった」(小峰)、「そう思うようにはいかなかった」(杉山)とそれぞれ準々決勝を振り返った。

▲互いの健闘をたたえ笑顔で握手する杉山と小峰

次の目標は、「リーグ全勝」。大学4年間の全てを出し切り、有終の美で終える4年生の姿に期待だ。

◆試合結果◆

シングルス1回戦

●星木1-2市川(近大)〇

(2-6、6-4、1-6)

〇池田2-1高橋(関大)●

(7-6(5)、6(4)-7、7-5)

シングルス2回戦

●池田1-2福田(慶大)〇

(2-6、6-0、2-6)

〇清水2-0中屋敷(近大)●

(6-2、6-2)

シングルス3回戦

〇清水2-0平林(駒大)●

(6-3、6-4)

シングルス4回戦

●清水0-2松田(近大)〇

(1-6、3-6)

ダブルス1回戦

〇杉山・小峰2-0大久・遠藤(仙大)●

(6-3、6-0)

ダブルス2回戦

〇杉山・小峰2-0日野・田村(駒大)●

(6-1、6-3)

ダブルス3回戦

〇杉山・小峰2-1松本・松田(近大)●

(4-6、6-2、10ー6)

ダブルス4回戦

●杉山・小峰1-2古賀・安上(早大)〇

(3-6、7-6(2)、3-10)

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部