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秋季リーグ開幕直前インタビュー⑥~秋も打線の中核を担う!4年生野手コンビ編

春季リーグ戦では入れ替え戦で逆転勝利を収め、見事残留した中大。春に引き続き、地方開催となった開幕戦は、9月3日から福島県で行われます!そこで今回は全6回にわたって、計18名の選手のインタビューをお届けします!最終回の今回は、秋も打線の中核を担う主将副将の北村恵吾主将(商4・近江)、森下翔太(商4=東海大相模)の2選手です!

※感染防止対策を十分に考慮した方法で取材を行っております

 

〈北村恵吾〉(聞き手、構成:竹内賢心)

主将として、チームを牽引する北村

 

──今の調子は
順調です。いい感じにきてます。打撃の調子は、最初はあまりよくなったんですけど、ここにきてリーグ戦を目前に徐々に上がってきているので、多分このまま順調にいけばいい形で臨めるんじゃないかなと思ってます。

 

──春を振り返って
駒大に2連勝して残り日大に1勝すれば一部残留という状況の中で、勝てない、プレーオフを通じて1勝が遠くて入れ替え戦までいってしまって、(入れ替え戦で)3戦目9回裏で負けていたときは、本当に2部に落ちるかもしれないってそのとき初めて思ったんですけど、残ることができて嬉しかったというよりホッとした気持ちが一番強いです

 

──チームを引っ張る上でどのような意識をしていたか
負けが続いたとき、チームもどんより重い雰囲気で、プレーオフや入れ替え戦に行くことが決まったとき、試合に負けて泣いている人や顔を上げられないチームメイトがたくさんいたなか、キャプテンの自分だけでもまずは絶対に上を向こう、自分が下を向いたらこのチーム終わるなと思ったので、そこは自分自身意識していました。あとは毎日のように夜、食堂で集まってみんなでミーティングをして、入れ替え戦なんとしても勝つために、みんなの気持ちを鼓舞するような言葉をずっとかけてました

 

──あと1勝が遠い中、もどかしさはあったか
なんで勝てないんだって気持ちが正直あって、みんなも本当に一生懸命練習してたし、戦力的にも全然上を狙えるようなチームメイトがたくさんいて、勝てるチームだと思っていたので、そこでなんで残り1勝ができないんだっていう気持ちが一番強かったんですけど、最後まで諦めずやることだけを考えてやってました

 

──入れ替え戦のとき、キャプテンとして感じていたプレッシャー
試合前とかはもちろんプレッシャーありましたし、自分の代でこれだけ1部を死守してきた中央大学を落とすことはできないって思いはあったんですけど、いざ試合を迎えると、そこまで緊張することもなく、割り切った中でできていたというか、自分は勝つためにこれだけやってきたっていう自信があったので、試合に臨む上においてはそこまで緊張しなかったですね

 

──残留が決まった時の率直な気持ち
寝る前とか、残留を決めたときのことをイメージしてて、イメージトレーニングみたいな。残留が決まったら絶対泣くなって思ってたんですけど、いざ実際サヨナラ勝ちしたとき、ホッとしすぎて肩の力が抜けたというか、泣くことができなくて、最後挨拶するときにチームメイトであったりとか、スタンドにいるOBの人たちなどの「本当によくやったぞ」という声や、泣いているチームメイトを見て、あぁ勝てたんだな。よかったなと思った瞬間ですね

 

──秋のチームの状態は
オープン戦もしっかり勝ってましたし、負けた試合もあったんですが、やっぱり春の悔しさっていうのを心に留めながら練習や試合に臨めているので、勝てると思ってます

 

──入れ替え戦を経験してチームはどう変わったか
やっぱり1球の重さであったりとか、普段の練習からあの緊張感を持たせていかないと、ああいうプレッシャーのかかる場面では一人一人個人のが思うような結果がでないと分かったと思うので、あのときの気持ちとか、思いっていうのを常に持ちながら練習していこうというのは話しているので、普段の練習からそういう緊張感、1球に対する強い気持ちっていうのは出ているかなと思います。

 

──リーグ戦終了後から今まで取り組んできたこと
大きく変化させたことはないんですけど、ある程度の結果を春は残せたので、最低限同じような結果を残すために、バッティングのフォームを毎日、動画を確認して撮ったりとか そういうことをしてましたね

 

──オープン戦でプロのバッターと対峙してみて
そこまで力の差を感じたことはなかったです。でもDeNAの上茶谷投手は一軍のローテとかでも投げて完封もしているピッチャーなので スピード自体は他のピッチャーと変わらないんですけど、キレとか精度はやっぱり違うなと感じました

 

──北村選手から見た森下選手の存在

自分1人ではこのチームをまとめられてないですし、副キャプテンとして本当に支えてもらってる部分も大きいので、3番4番で打順交互とかにはなりますけど、自分ら2人で引っ張っていこうっていうのは話してるんで、助けてもらっているというか、ありがたいなと思ってます

 

──プロ野球を目指す上でどのようなことが大事になるか
守備ですかね。守備力をもっと上げていったりとか、体の俊敏性であったり、そういう面をもっと上げていけばもっと評価も上がるかなと思います

 

──秋リーグ、自分のここを見てくれ
元気を出して、チームメイトを鼓舞する中で引っ張っていくっていうのが自分のキャプテンとしてのスタイルなんで、グラウンドでもそうですし、ベンチの中でも誰よりも声を出して引っ張っていこうと思っていて、そのキャプテンシーっていうのは見てほしいと思います

──秋のリーグ戦に向けてひと言!
日本一の目標を達成するために、その気持ちが一番強いので頑張っていきたいなと思いますし、春はいいスタート切れなかったので、福島開催、なんとしても勝ち点を取ること、欲を言えば2連勝して帰ってきたいなと思ってます

◇北村恵吾(きたむら・けいご)◇
学部学科:商学部・商業貿易学科
身長・体重:183㌢・85㌔
出身高校:近江高校

 

〈森下翔太〉(聞き手、構成:竹内賢心)

▲怪我からの復帰の秋、主砲として期待がかかる

 

──今の調子は
試合数もデッドボール当たってからあんまり出てないので、なんとも言えないですけど、まあぼちぼちってところですかね

 

──怪我する前を100とすると回復具合は
回復でいったらほぼ100に近い状態になっていると思います。バッティングの調子では、やっぱりズレであったり、デッドボールの恐怖心がまだあるので、そこはまだ100には及ばないかなと思っています。

 

──春を振り返って
最下位っていう結果には終わったんですけど、プレーオフもやって入れ替え戦もやって、他のどのチームよりも試合経験は積んでいると思っているので、そこを一つの自信として秋を迎えられたらなと思っていて、最下位という結果は春一回受け止めたので、そこは前向きに捉えていきたいなと思っています

 

──あと一勝が遠い中、もどかしさはあったか、そのときの心境は
1試合勝てば終わるというところで、何回も負け続けて、プレッシャーだったりもう負けられないっていうメンタル的な部分がすごいみんなきつかったんですけど、結果として1部残留できたので、そこはよかったかなと思っています。

 

──残留が決まった時の素直な気持ち
嬉しいのひと言ですね。嬉しいとホッとしたってところです

 

──春の自身の打撃の調子はどうだったか
ベストナインも取れましたし、調子はよかったんじゃないかなと思っています

 

──秋のチームの状態は
ピッチャー陣がすごいいい選手ばかり揃っているので、そこの部分では結構自信を持って秋いけるかなと思っているので、そこを中心として野手陣も付いていけたらなと思っています

 

──入れ替え戦を経験して、チームとしてどう変わったか
あの経験があったからこそ、練習中で「あの入れ替え戦の雰囲気、経験を忘れたのか」って、チーム自体が下がっているときにそういう声がかけられるのは自分たちしかいないので、そこは大きいかなと思ってます

 

──リーグ戦終了後から今までリハビリ等で取り組んできたこと
怪我をして、できることが限られていたので左手のミート力であったり、右はあんまりできなかったんですけど左の筋力強化とかは、怪我したことできたかなと思います

 

──オランダ遠征を経験して、海外の野球はどう感じた
ボールが違ったり、マウンド、グラウンドが違う中でやり辛さっていうのは、自分は出てないので分からないんですけど、見た感じそういうところはあったんじゃないかなと思っていて、なおかつ審判も海外の人だったりしたので、ジャッジも違ったりするのでそこの部分では難しいなと感じました

 

──チームメイトで誰と1番仲良くなったか。印象に残っているのは
常に一緒にいたのは萩尾匡也(慶大)、山田健太(立大)齊藤大輝(法大)、そこの3人とずっと行動したりで、特に仲良くなりました

 

──日本のピッチャー、バッターと海外のピッチャー、バッターの違い
ピッチャーでいうとフォームが日本人はゆっくりとるタイプで海外の人はパッパッと早いタイプなんで、バッター陣がタイミングを取りずらそうにしてたのは印象的ではありました。バッターは、日本では緩急を大事にするピッチャーが多いのでカーブ系だったりフォーク系だったりをよく投げているので日本人は慣れているんですけど、あっちの選手はちょっと慣れてないのかなって印象は受けました

 

──秋リーグでのご自身の役割
春と変わらず、チャンスで回ってきたり、一本出さないといけない場面が多々あると思うのでそういうところで一本出すのが役割だと思っています

 

──オープン戦でプロのバッターと対峙してみて
プロのピッチャーなんで、真っ直ぐが速い、変化球がキレてるっていう印象は受けたんですが、やれないレベルではないなっていうふうには素直に感じたので、そこはちょっと自信が持てたというか、自信持ってやりたいなと思います

──森下選手から見た北村選手の存在
キャプテンと副キャプテンで、キャプテンがチームをまとめてくれるような役割を率先してやってくれるので、自分自身も野球がやりやすいですし、なおかつチーム全体も野球をやりやすい環境にしてくれているのは圭吾のおかげなのかなと思っています。

──プロを目指す上でどのようなことが大事になるか
レベルが1個上がってくるので、そこで自分が消極的にならないことが一番大事かなと思っていて、自分の持ち味は長打力なんで、振っていくことに意味があると思っているのでそこは、何も変えずにプロの世界でもやっていきたいなと思っています

 

──秋リーグ、自分のここを見てくれ
逆方向への長打力と走塁です

 

──秋のリーグ戦に向けてひと言!
春は最下位って結果に終わって悔しかったので、秋は必ずリーグ優勝して、チーム目標でもある日本一、そこに向けてやっていけたらいいなと思います

 

◇森下翔太(もりした・しょうた)◇
学部学科:商学部・金融学科
身長・体重:181㌢・88㌔
出身高校:東海大相模高校

 

(記事:竹内賢心、写真:鈴木佐和)

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