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終盤に20点差を逆転されるも、粘りを見せ再逆転勝利!!ー第98回関東大学バスケットボールリーグ戦 対日体大1回戦

2022年9月3日 国立代々木競技場第二体育館

本日の相手は昨年、B1リーグの名門サンロッカーズ渋谷で特別指定選手として活躍した小川麻斗率いる日体大。ケガで留学生を欠いており、フルメンバーではないものの、十分に手強い相手だ。

スターター

#2内尾聡理(商3)、#21渡部琉(商4)、#28濱野裕稀(総4)、#47 吉田崇紘(法4)、#60蒔苗勇人(商3)

序盤は中大ペースで試合が進む。#20渡部のクローズアウトを上手くかわした3点シュート、#47吉田の高さを生かしたシュートなどが決まり、日体大を突き放す。第1クオーター(Q)終盤には#13小川翔矢(法2)のバスケットカウントでベンチも大盛り上がりを見せ、完全に中大の流れで第2Qへ。

第2Qでも序盤は#21渡部の3点シュートなどでさらに点差を広げる。しかし中盤に入ると、果敢に攻めるも、リングに嫌われる時間が続き、逆に日体大に点差を縮められるようになる。最後は小川(日体大)のブザービーターが決まり、3728で前半を終える。

▲3点シュート4本を含む22得点の活躍を見せたが、「個人としては納得したプレーはできていない」と語った#21渡部

第3Qに入ると再び流れが中大へと傾く。「(苦手だが)深呼吸して平常心で打てた」と語った#47吉田のフリースロー、バスケットカウントで一時は20点差をつける。しかし、ここで立ちはだかったのが小川(日体大)だ。「ボールを持たせないこと、自由にプレーさせないことを心がけた」(#47吉田)ものの、第3Q残り4分で3点シュートを決められると、残り1分には連続3点シュートが炸裂し一気に点差を縮められる。最終的には9点差まで迫られ、点差が広がらないまま最終Qへ。

▲攻守に大活躍の#47吉田

最終Qに入っても中大は小川(日体大)を止めることができない。連続3点シュートなどで小川(日体大)一人に第4Q開始僅か3分弱で10失点を許し、逆転を許してしまう。中大も#28濱野の3点シュート、#47吉田のバスケットカウントなどで再び逆転し、リードを取る。しかし、日体大も小川(日体大)が中盤に入っても3本の3点シュートを決めるなど両チームの点差は広がらず、一進一退の攻防が続く。そして2点リードで迎えたラストプレー。3点シュートが決まれば敗戦となる場面で小川(日体大)にボールが渡ってしまい、スリーポイントラインからシュートを放たれてしまう。しかしこのボールはエアボールとなり試合終了。息詰まる攻防戦は7674で中大に軍配が上がった。

▲小川(日体大・写真左)と#2内尾(写真右)は福岡第一高校時代の同級生にあたる

終盤に苦しい時間が続いたが、その中で光ったのは#47吉田の活躍である。相手が留学生を欠いていたこともあり、インサイドを完全に支配。16リバウンド26得点をあげるなど攻守に渡り見事な活躍を見せた。留学生がおらず、小柄な選手が多い中大にとって#47吉田の貢献度は計り知り得ないものがある。「四年生としてチームを鼓舞しなければいけない」とチームを引っ張る覚悟は十分である。唯一無二のセンターが今後もチームを勝利に導く。

◆試合結果◆
中大76(22-12、15-16、20 -20、19 -26)74日体大

◆お知らせ◆

次戦は9月9日、川崎市とどろきアリーナで大東大との1回戦が16時から行われます。

(記事:江渕光太、写真:江渕光太、大洞夢果)