• Twitter
  • facebook
  • instagram

押し出し死球でサヨナラ勝ち! 全日本王者に先勝で勝ち点獲得へ弾みー東都大学野球秋季リーグ戦 対亜大1回戦

2022年 9月17日 ZOZOマリンスタジアム

チーム 1 2 3  4 5 6  7 8 9 10 =RHE
亜 大 1 0 0  0 0 0  0 1 0 0 =481
中 大 0 0 0  0 0 4  0 0 0 1×=572

[中]西舘、大栄ー綱川
[亜]青山、齋藤、松本ー草部、小山、大野
[本]北村(2回1点)、天井(6回3点)

◆スタメン◆
1[二]繁永  晟(商1=大阪桐蔭)
2[左]佐藤  豪(経1=藤代)
3[中]森下 翔太(商4=東海大相模)
4[一]北村 恵吾(商4=近江)
5[三]中前 祐也(法3=浦和学院)
6[右]皆川 岳飛(経1=前橋育英)
7[指]髙橋 隆慶(文3=明秀日立)
8[遊]石井  巧(文3=作新学院)
9[捕]綱川真之佑(経1=健大高崎)
P   西舘 勇陽(法3=花巻東)

先週は国学大相手に2連敗し勝ち点獲得とはならなかった中大。北村主将が「3週目(勝ち点を)取るか取らないかは天と地の差」と語る非常に重要なカードの初戦をものにし、勝ち点獲得へ弾みをつけた。

キャプテンの一打が流れを作った。先頭で迎えた2回、対するは大学日本代表にも選ばれた青山(亜大)。2球目を打った瞬間それとわかるホームランをレフトスタンドへと運び、先制に成功。清水監督も「キャプテンがいい形でホームランを打ってくれた。いい先制打だった」と主将の一打にご満悦の表情だった。


▲主将が本塁打を放った後に流行りのデスターシャをする選手たち

先発の西舘も今日最速152㌔の直球を武器に要所を締めるピッチングで5回までスコアボートに0を並べる。

6回、好投を続けていた西舘が先頭の和久本(亜大)にツーベースを浴び、藤江(亜大)の三塁への犠打が間一髪セーフとなってしまい無死一、三塁のピンチを背負う。続く西脇(亜大)こそ投ゴロに打ち取るも、天井に逆転となる3ランホームランを放たれ一時逆転される。

点を取られたら取り返す。流れが傾きかけていた6回、すぐさま中大の反撃が始まる。1死から佐藤、森下の連打に加え北村の死球で満塁のチャンスを作ると打席には亜大に滅法強い中前。青山の5球目をセンターへと運び、タイムリーツーベース。中前の適時打で同点とすると、6番皆川のライトへの犠牲フライで1点を追加。傾きかけていた流れを見事に引き戻す。


▲同点となる適時打を放った中前。明日の活躍にも期待がかかる

清水監督は「130球、140球と投げる試合が続いてしまったが投げる体力がある」と7回、8回を0に抑え、その時すでに球数が130球近くに到達していた西舘に最終回も託す。勝ち星が目前のように思われたが松浦(亜大)に同点となるタイムリーを放たれ試合は振り出しに。

勝負の行方はタイブレークへと持ち越されたが10回からマウンドに上がった大栄陽斗(商3=仙台育英)が0点で切り抜け、その裏相手のミスも絡みながら2死満塁としたところで北村が押し出しのデッドボール。サヨナラ勝ちで見事に初戦をものにした。


▲サヨナラ勝ちで喜びを表す選手たち

大事な初戦を取れたが北村主将は「2連勝で勝ち点を取りたい」と意気込んでおり、日本一への必要条件であるリーグ優勝のためにもチーム一丸となってこのカードを全力で取りに行く。

◆試合結果◆
○中大5×-4亜大●

 

◆お知らせ◆
次戦は9月18日(日曜日)にZOZOマリンスタジアムで行われる対亜大2回戦です。

(記事:為谷楓太、写真:小野祐司、志水恒太、山里莉子)

Twitter(@chudaisports)
Instagram(@chuspo_report)