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横浜DeNAベイスターズドラフト5位石田裕太郎投手 指名あいさつ「牧さんと肩を並べられる選手に」

10月30日 中大多摩キャンパス

先日のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズ(以下横浜)より5位指名を受けた石田裕太郎投手(経4=静清)への指名あいさつが行われた。横浜からは、八馬幹典アマスカウトグループリーダー、篠原貴行担当スカウトが訪問。中大野球部からは清水達也監督が出席した。


スターマンとドラフト会議当日のパスを手に記念撮影に応じる石田

以下、記者会見コメント

〜出席者あいさつ〜

八馬アマスカウトグループリーダー

「ご紹介いただきました横浜DeNAベイスターズの八馬と申します。先日のドラフト会議で5巡目で指名させていただきまして、交渉権獲得させていただきましたので今日指名のご挨拶に伺いました。秋のリーグ戦でも視察をさせていただきまして、コントロールよくゲームメイクもできる先発タイプのピッチャーというところで評価させていただきまして、今回ご縁をいただく形となりました。本日はよろしくお願い致します」

篠原担当スカウト

「横浜DeNAベイスターズの篠原と申します。石田君を1年追いかけさせていただいて、本当に魅力あるピッチャーだなと思いました。視察を重ねる度に彼の良さを感じることができたので、5巡目で指名できて本当に嬉しく思います」

清水監督

「監督の清水です。本日はお忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。先日のドラフト会議で横浜DeNAベイスターズさんの方から5位で指名させていただきまして、本人もものすごく喜んでおりまして、高校の時からプロ野球に入ることが目標でずっと頑張っていたんですけれども、私も中大に彼を誘った関係上4年後にはなんとしてもプロ野球にという気持ちでやってきまして、それが叶って私自身もすごく嬉しいですし、これからさらに頑張って横浜だけじゃなく、日本を代表するようなピッチャーになって欲しいと思っています。頑張ってください」

石田投手

「この度、横浜DeNAベイスターズより5位指名を受けました石田裕太郎です。横浜スタジアムの地で投げられるように精一杯頑張っていきますのでよろしくお願いします」


ドラフト会議当日のパス

~質疑応答~

――指名挨拶を受けての心境

「地元の球団というのもあって、友達からいろいろなメッセージをいただいて、すごい実感というかプロ野球選手になったんだなと感じました」

――横浜ファンになったきっかけ

「最初はお父さんがベイスターズファンじゃないと野球やらせないぞという所から始まったんですけど、ベイスターズの試合を見て行くうちにどこかで惹かれるものというか自分もこうやって活躍したいなと思うようになっていったので、そこがきっかけかなと思います」

――横浜に指名されてお父様の反応は

「一番喜んでいました」

――横浜の印象的な試合やシーンは

「すごい前の試合になってしまうんですけど、横浜スタジアムでベイスターズと巨人の試合で7点差をひっくり返した試合があって、その試合はテレビで見ていて鳥肌が立ったのを覚えていますし、逆転したり最後まで諦めないチームだなとずっと思っていたので、そういうチームで将来活躍したいと思っていたので、今回このような形になってとても嬉しく思っています」

――自身のアピールポイントは

「安定感と試合を作れるコントロールというのは売りにしていて。同じ大学にも西舘(勇陽・法4=花巻東・巨人1位)がいるんですけど、西舘にはない部分を自分は売りにしようと大学に入った時から思っていたのでそこはプロでも変わらず売りにして、磨いていきたいと思います」


記念撮影に応じる左から清水監督、石田、八馬アマスカウトグループリーダー、篠原担当スカウト

――ベイスターズには先輩の牧秀悟(令3卒)選手がいますが何かやり取りは

「指名を受けた次の日の朝にお電話いただいて、『一緒に頑張ろうな』という言葉をかけられました」

――牧選手がいることはやはり心強いか

「はい。やっぱり心強いですし、牧さんと肩を並べられるような選手になりたいと思います」

――憧れの選手は山﨑康晃選手だが、どのような部分を聞いたり、学んだりしたいか

「長く活躍されている選手でもありますし、日本代表でもクローザーを務めていた選手なので長く活躍できる秘訣だったり抑え方だったり、色々聞きたいですし、ファンサービスやファンへの接し方も自分はファンの頃から見ていて憧れだったのでそういうところは学んでいきたいと思います」

――ハマの○○みたいなのは

「まだ考えていないですけど、ファンの方に考えていただきたいと思います」

――プロに入るにあたっての意気込み

「小学校のころから横浜DeNAベイスターズで活躍するというのを目標に頑張ってきて、やっとスタートラインに立てたので横浜スタジアムで一杯勝ってファンの皆様に喜んでもらえるように精一杯頑張ります」

――イメージしている選手像や数字的な目標

「ベイスターズで言ったら大貫投手みたいな安定感があって、コントロールのいい試合を作っていけるピッチャーに先発でやるならなっていきたいですし、リリーフなら山﨑康晃選手のような長くリリーフで活躍できる選手になりたいと思っていて、数字は防御率は意識したいというのがありますけど、長く現役生活をやりたいという気持ちがあるので、そこは意識してやっていきたいと思います」

――篠原スカウトは石田投手をどのように見ていたか

「1年間追いかけさせていただいたんですけれども、まず本当に制球力の良さというのを一番に感じていました。その中でバッターのタイミングを外す投球術もありますし、技術のあるピッチャーだなという風に映っていました」

――篠原スカウトはいつから石田投手を認知していたか

「ずっと前からです(笑い)」

――篠原スカウトは石田投手を指名した際にどのような思いを

「石田君の名前が呼ばれた時、自分は控え室にいたんですけれども、私自身もガッツポーズするほど嬉しかったです」

――石田投手から見た篠原担当スカウトの印象

「ベイスターズの試合を小さい頃見ていた時に篠原さんの投げていた試合を横浜スタジアムで応援しながら見ていたので、最初に面談をしていただいたときにまず初めは『篠原選手だ!』という気持ちになりました」


写真撮影に応じる石田と篠原担当スカウト(右)

――プロで対戦したいバッター

「日本を代表するようなバッターとも対戦したいですけど個人的には森下(翔太・令5卒=阪神タイガース)さんと対戦したいなというのがあって。指名を受けたときには自分がホッとしすぎて名前を出せなかったんですけど、森下さんと対戦して抑えたいという気持ちがあります」

――指名後に森下選手とのやり取りは

「LINEを送っていただいて、『感動した』と言っていただきました」

――石田投手からは森下選手にどのような返信を

「『やっと同じステージに立てたので負けないように頑張ります』と伝えました」

――森下選手とはどのような勝負をしたいか

「力勝負をしたいと言いたいところなんですけど、自分はそういうタイプではないので自分のスタイルで抑えていければいいと思います」

――森下選手の日本シリーズでの活躍はどのようにご覧になっていますか

「1年目から日本シリーズという舞台で試合に出ていて、すごいなというのはあったんですけど、同じ舞台に立って対戦したら負けないようにしたいと思います」

――横浜DeNAベイスターズの好きな応援歌

「中学生の時はピッチャーではなくて野手だったので筒香選手のものが好きでした」

――バウアー投手がオフに京セラドームでファンと一緒にベイスターズを応援していましたが、石田投手もベイスターズファンということでオフにファンと応援に行ったりは

「応援に行くかはわからないですけど、好きな球団なので応援はします」


チュー王子とスターマンを手に撮影に応じる石田

――西舘投手とはどのような違いを見せたいか

「大学に入学して初めて西舘の球を見たときに入ってくるところを間違えたなと思ったんですけど、そこで西舘や他の同期の2人のピッチャーがいる中でどうやったら自分がマウンドに立てるかというところを考えたときに、コントロールと変化球だったのでそこを磨いていこうという形にさせてくれたというか。西舘の球を見た時に違う生き方で中大のマウンドに上がろうという気持ちにさせてくれたので、プロに入っても西舘より球が速いピッチャーとか三振を取れるピッチャーはいると思うんですけど、自分はそこではなくて結果勝つピッチャー、ストライクゾーンで勝負できる、ピッチャーを目指しているのでそういうところで西舘とはライバルになると思うんですけど、違いを見せていきたいと思います」

――西舘投手とプロの世界で投げ合いたいという気持ちは

「はい、投げ合ったときは自分が勝とうと思います」

――清水監督から見た石田投手の良さというのは

「制球力はものすごくいいので、そこが一番だと思いますし、右打者にも左打者にもインコースに投げられるというのはすごく大きな特徴だと思います」

――大学時代の牧選手とのエピソードは

「牧さんに部屋に呼んでいただいて、一緒にゲームをしたり、野球の話をしたりすごく仲良くさせていただいた思い出があるので、プロの世界に入ったらすごく活躍されているというのもあるので私生活だったりトレーニングだったりを聞いていきたいと思います」

――牧選手とはどんなゲームを

「マリオカートです。牧さんの方がめちゃくちゃ強かったです」

石田裕太郎(いしだ・ゆうたろう)

生年月日:2002年1月22日
学部学科:経済学部・公共・環境経済学科
身長・体重:180㌢・74㌔
出身高校:静清高校

(記事:為谷楓太、写真:高梨晃世)