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ラストイヤー投手陣が叶えたいそれぞれの夢【2025春季リーグ開幕直前インタビュー】第2回 山口謙作・三奈木亜星・秋山恭平

東都大学野球1部リーグ戦は4月7日に開幕する。オープニングゲームを飾るのは中大と青学大の一戦。昨年四冠を達成した相手に中大硬式野球部の士気が高まっている。今回、そんな熱い思いを持った選手15名に寮取材を行った。優勝を目指す今季の意気込みをはじめ、今の熱意をお伝えする。(取材は2025年4月1日に行いました)

第2回は山口謙作(商4=上田西)選手、三奈木亜星(商4=浦和学院)選手、秋山恭平(商4=広島新庄)選手です!

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<山口謙作>(聞き手、構成:橋本唯花)

▲昨年は先発を中心にチームを引っ張った山口

──秋季リーグを振り返って
「そうですね。チームとしては国学戦で負けてしまって、優勝できなくて。個人としては、春と秋、チームの中で先発がいない中で、長いイニングを投げることができて、それは今年につなげられる1年だったかなと思います」

──秋のベストプレーは
「国学戦の時の7回投げて、その試合が一番良かったかなと思います」

──課題は
「スタミナです。4回5回、2巡目のところで失点が多かったので、そこのところが粘り切れなかったと思います」

──オープン戦期間中に重点的に取り組んだことは
「先発として試合で投げることが多かったんですけど、バッターの反応を見たり、去年とは違うピッチングをしようかなと。でもそこで全然打たれてしまってダメです」

──オープン戦を踏まえて、春季リーグの注目選手をあげるとしたら
「誰だろう。藤本(陽毅=文1・京都国際)で。オープン戦とかも出ていて、守備だったりバッティングですごい結果を残しているので、リーグ戦でもやってくれるんじゃないかなと思います。あとはまあ部屋子なんで。部屋同じなので頑張ってほしいです」

──オープン戦期間の同学年ピッチャーの印象は
「岩城(颯空=経4・富山商業)も亜星もすごい良いピッチングをしているので、自分だけ打たれてばっかなんですごいなと思います」

──同級生ピッチャーにココだけは負けない!
「変化球の制球力は負けないと思います」

──新チームの雰囲気は
「去年の秋終わってからもすごい良くて。今は高校生が入ってきて、やりやすい環境で出来ているのかなと。しげ(繁永晟=商4・大阪桐蔭)がキャプテンで、明るく良い雰囲気でやってると思います」

──新入生にアドバイスは
「してないです」

──注目の新入生は
「藤本で!」

──去年の総括
「去年の春は西舘(勇陽=令6卒・現読売ジャイアンツ)さんや石田(裕太郎=令6卒・現横浜DeNAベイスターズ)さんだったり、主力となるピッチャーが抜けてしまって、先発経験のない人たちが多いピッチャー陣だったんですけど。そういう中で、新チームになってから、自分がやってやろうという気持ちで練習に取り組んでいて、良い1年だったかなと思います」

──ラストイヤーの意気込み
「個人の成績はあまり気にしていなくて。チームとして、リーグ戦優勝や日本一という目標に向かっていて。良い結果を残すには自分が良いピッチングをして、そうすれば結果にもつながってくると思うので、優勝目指して頑張りたいです」

──4年生になって新たに取り組んでいること
「今までは自分のことばかりだったんですけど、周りのピッチャー陣のことを考えたり、最上級生なので、下の子のことを考えたり、周りを見ながら練習するようになりました」

──チーム内での自分の役割は
「去年は先発としてたくさん投げることができたので、今年もそういう役割も任せられていると思うので頑張っていきたいなと思います」

──他大でライバル視している選手は
「他の大学の1戦目に投げるピッチャーはすごく良いピッチャーが多いと思うので、そういう人たちに投げ勝っていきたいと思います」

──他大で仲の良い選手は
「日大の谷端選手は仲が良いです。高校の時から、北信越で選抜をかける大会の準決勝で星稜高校と戦っているので、その時から話しています。大学に来てからも、試合終わった後とか話す機会が色々あったので仲良いかなと思います」

──開幕戦は青学大。どのように戦う
「去年1年間、目の前で胴上げを見てきたので、自分の中では春リーグの一番大事な試合なんじゃないかなと思います。開幕戦で勝つことができたら、チームとしても良い雰囲気でリーグ戦を戦えるので1戦目に勝てるように頑張りたいなと思います」

──リーグ戦はココに注目!
「完封します!」

──最後に春季リーグの目標
「チームとしては優勝が目標で、優勝するためにはピッチャーの力も必要なので。ピッチャーがゼロで抑えられればチームも勝てると思うので、今年の春もイニングをたくさん投げられるように。その先にピッチャーの一番いい賞、最優秀防御率というものがあるので、とれるようにリーグ戦頑張りたいなと思います」

◇山口謙作(やまぐち・けんさく)◇
学部学科:商学部・国際マーケティング学科
身長体重:176㌢・77.9㌔
出身高校:上田西高校

 

<三奈木亜星>(聞き手、構成:松岡明希)

▲小さいころからの夢『プロ野球選手』に向け、勝負のシーズンとなる三奈木

──昨シーズンを振り返って
「あんまり活躍することができず。試合にもあんまり投げられなかったのが自分的には満足の行く1年にはならなかったです」

──リーグを過ごしていく中で焦りは出ていたか
「焦りというよりは、投げられなくて悔しい気持ちがありました」

──調子がなかなか上がりきらなかった原因は分析されましたか
「うまく調整できなかったのが原因かなと思います」

──修正をどのように加えていくつもりか
「時間経ってこの冬とオフシーズンを過ごして、フィジカルだったり一球一球の球の質を変えたりしていったので。冬通して変えていった感じですね」

──今シーズンは前の方でも後ろの方でもどっちもやっていく感じか
「多分そうです。練習試合ではそういう感じだったんで。状況に応じてだと思います」

──おいどんリーグ先発をされていたが、先発とリリーフの入り方は違うものになるのか
「そうですね。先発だと試合を作るという意識で行くんですけど。リリーフとか抑えだと1球目から本気で投げるのはあんまり変わらないんですけど、その後考えずに思いっきりいけるっていうのはリリーフの感じです」

──ホークスの3軍とも対戦された
「相手のユニフォームがプロだということで不思議な感じがしましたね」

──3軍監督の斉藤和巳さんはオーラがありましたか
「かっこよかったですね(笑い)」

──最上級生になるが、心持ちの変化は
「今年がラストシーズンなるんで。自分にとって悔いのない1年にするように準備はしてきたつもりなんで。あとは結果さえ出せればいいかなと思っています」

──後輩の成長も著しい。どう見ているか
「1人1人が結構力つけてきてると思うので。すごい楽しいですね」

──特にこの選手に注目してんいるという方は
「鈴木晶太(経3・仙台育英)ですね。一緒に練習したんでお互いに、いい練習ができて。自分が(一緒に練習を)やろう誘いました。元々仲いいのもあったんですけど、やっぱり1人でやるとちょっと寂しい分もあるんで。一緒にやっていった方が気づき合いもできるし。相乗効果があるかなと」

──三奈木選手は周りを意識して高めていくタイプなのか、自分だけを見つめて上がっていくタイプなのか
「結構自分だけでやっていくっていう感じだったんですけど。周りを見ることでより自分のことにも気づけることがあるのかなというように気がついてきたんで。自分だけというよりは周りを見ながらやっていくことで相手のいいところだったりを吸収したりとか、逆に悪いところを指摘してあげたりすることで見えてくると思うし。コミュニケーション取ることで相手も自分のことに気づいてくれる。今は結構周りのみんなとやりながらという思いでやっています」

──どのようなことを指摘し合うのか
「ちょっとしたフォームの崩れとかなんですけど。別になんか大きくダメとかじゃなくて、ちょっと今日前突っ込んでるよねとか。そういうちょっとしたポイントがずっと一緒にやっていると気づくので」

──だんだん暑くなってくる。夏バテしない秘訣は
「結構去年の秋終わってから睡眠大事にしているので。睡眠を多く取るようにしています。寝ると回復すると思うので。夏は水分補給も大事だと思うんですけど、やっぱり寝て回復するから。結構大事だと思いますね」

──どのくらい寝るんですか
「22時半から。9時間とかは寝ますね。昼寝できる時は昼寝もする感じですね。寝た方が起きた時の質が高いと思うんで。11時消灯なんですけど、いつ寝ても大丈夫なので」

──進路が関わってくるリーグになると思う。どのような道に進みたいか
「プロを目指してるんで、そこに行けるようにし最後まで諦めずにやれればいいかなと思います」

──『覚悟』というのが今年のスローガン。それを聞いた時どのように受け止められたか
「覚悟という言葉は、チーム的な覚悟もあると思うんですけど、1人1人の覚悟を持って取り組むということが大事。最終的にプレイしているのは、打つのも投げるのも自分1人なので。そういった思いで、覚悟を持って打席に立ったりとか投げたりするのが大事なのかなと」

──三奈木選手はどのような覚悟を決めてマウンドに上がろうと思うか
「覚悟と言ったら結構完璧を求めがちというか。求めてしまいそうな感じになると思うんですけど、そうではなくて。結構メンタル的な考え方として、完璧を求めすぎたら結果はちょっと出づらいというか。考え方的に『ここ打たれたらどうしよう』とかいう考えになってしまうと思うので、自分は最近先発だったら5回2失点でいいやとか。菊池雄星さんのYouTubeを見て、『ダメで元々』とかそういう考え方で試合に望むようにしたら少し気持ちが楽というか。自分メンタルはすごくスポーツに影響していると思っていて。何するにもそうなんですけど自分を追い込みすぎると、自ら自分のパフォーマンスを落とすことになるので。完璧を求めすぎないっていうのも1つうまくいく要因なのかなと思います」

──最近試し始めたんですか
「去年の秋ぐらいからそうですね。自分は結構完璧主義だったんですけど、やっぱりうまくいかない時って自分が完璧に思ってる姿と違いすぎるから、落ち込んでしまうっていうのがあると思うんですけど。まあそう人生うまくいかないよねと思って(笑い)。別に失敗したからダメとかもないし、次に切り替えるというのが大事なんで。ずるずる行くってよりはダメで元々ぐらいの気持ちでまた切り替えてやっていければ、今年ももし最初失敗したとしても後で取り返すことができると。あまり自分で深く考えずにやっていこうかと思います」

──キャッチャーも野呂田(漸=文4・秋田中央)選手と綱川(真之佑=経4・健大高崎)選手のレギュラー争いが白熱している。2人のリードの違いはあるのか
「自分の印象だと綱川の方が強気な感じで。野呂田はどちらかといえば相手を考えてうまかわしていくスタイルかなと」

──試合中は結構キャッチャーに委ねる感じですか
「そうですね、試合前に話して、今日はこの球がいいからこれを軸にやっていこうとか。そういう話し合いをしてるんで」

──来季の目標を
「目標はいつも防御率とか言っていたんですけど。今年終わった時に最終的な目標としては『プロ野球』という夢が叶うことで。何が起きてもいいというわけではないですけど最終的に『ここまで頑張ってよかったな』と思えるようなシーズンにできればいいなと思いますね」

──野球始めた時からプロに行きたいなというのはずっと考えられていた
「そうですね」

──夢は近づいてきたように感じますか
「どうなんすかね。まあそれはやってみないとわかんないんですけど、さっきも言ったように別に深く考えることなくやるだけですね」

──ジャイアンツタウンスタジアムで試合が土日にあり、子供の来場も見込まれる。来場する子供たちにメッセージは
「一生懸命な姿を見ていただけたらいいかなと思います」

──意気込みをお願いします
「今年は去年から戦力も残っていて、優勝というのを狙えるチームだと思うので。優勝することを第1目標に。そこで個人的に自分が投げたから優勝できたと思えるようなシーズンを過ごしたいと思います」

 

◇三奈木亜星(みなぎ・あせい)◇
学部学科:商学部・国際マーケティング学科
身長体重:178.3㌢・80.1㌔
出身高校:浦和学院高校

 

<秋山恭平>(聞き手、構成:紀藤駿太)

▲けがからの復活を目指す秋山

──これまでの3年間振り返って
「高校卒業してからけがが多くて、手術して入ってきて。最初からリハビリという感じで1、2年生過ごしてきて。ようやく2年生の終わりくらいから投げられるようになって、みんな試合に出ている中で自分は出られなくて、悔しい思いをしてきたので。この3年間はけがをしない体作りというのを1番大事にやってきたつもりだったので、やってきたことを生かしてリーグ戦に出られたらいいなと思います」

──青学大で警戒する打者は
「良いバッターはいっぱいいるので、そのバッターを抑えたら、勝ちに近づいてくると思います」

──東都リーグで対戦したい打者は
「日大の谷端、青学の小田とか強打者には勝負したいと思います」

──今年ブレイクしそうな選手は
「三奈木(亜星=商4・浦和学院)選手です。日常生活から一緒にいることが多いので、昨シーズンがあまり良い結果じゃないって思っていると思うので。その部分でしっかりオフシーズンはやってきているのを間近で見てきたので、やってきたことを出して欲しいなと思います」

──三奈木選手、山口選手、岩城(颯空=経4・富山商)選手の3人の同学年投手陣の絆とかありますか
「自分が3人の中でリーグ戦に出てないので、ピッチャー陣4年生4人でずっとやっているので。4人でリーグ戦出るということを目標にしてやっているので、あと自分がそこに入れるようにやっていきたいな。もし入れなかったとしても、その3人は自分が1番応援しているので、そこで絆はあります」

──昇格してきた東洋大のイメージは
「東洋も結構強いので、勝ち点取れる部分が少なくなってくるのできつい存在にはなってくると思います」

──春リーグの目標は
「個人としては、リーグ戦のベンチ入りはあるんですけど、まだ投げたことないので。まずしっかり投げることと、もし起用されるのであれば監督の期待に応えられるように頑張りたいのと、チームではリーグ優勝選手権狙って、そこは絶対に叶えたいなって思います」

 

◇秋山恭平(あきやま・きょうへい)◇

学部学科:商学部・会計学科
身長・体重:168.8 ㌢・68.6 ㌔
出身高校:広島新庄高校