春季リーグ開幕直前インタビュー②～次の主役は俺たちだ！３年生エース＆副将編

昨年の秋季リーグ戦では最下位タイと雪辱を味わった中大硬式野球部。「東都大学野球」改め、「プレミアムユニバーシティーズ」として迎える初めてのリーグ戦は４月２日（月）に大分県の別大興産スタジアムで開幕予定です！そこで今回は全５回にわたって、計14名の選手のインタビューをお届けします！第２回目の今回は、３年生ながらエースに抜擢された、石田裕太郎（経３＝静清）と牧秀悟以来の3年生副将になった石井巧（文３・作新学院）の２選手です！

※インタビュー内容は電話取材でおこなったものです。

〈石田裕太郎〉（聞き手、構成：鈴木佐和）

▲開幕カードでは、昨年の秋季リーグ戦で最優秀防御率を競い合った坂口翔颯（国学大）との投げ合いが期待される。写真は昨年12月の侍ジャパン大学代表候補選手に選出されたときのもの

──昨年は一言で表すとどのようなシーズンでしたか
成長出来たシーズンでした

──好調の要因は
ぱっと思いつくものはないですが、メンタル的に楽になったのが大きかったです。リーグ戦だぞという気負いがなくなったというか、無駄な気負いをなくしたことで力みもなく、良い心の持ちようで投げられたと思います

──逆に課題はありましたか
先発した試合は全て終盤に点を取られたので、終盤になったときの集中力です。また、リリーフで投げた試合でホームランを打たれたのですが、中一日の登板で肩に張りがあり、ベストコンディションではなかったのが要因だと思っています。今年も絶対に連投や中一日の試合が想定されるので、そこでいかに自分のコンディションに持っていけるかが課題だと思っています

──オフシーズンやキャンプではどのようなことに取り組んできましたか
まずは秋の疲労を抜いたり、球速アップを目的にスプリント系のトレーニングを取り入れたりしました。冬に日本代表の合宿があって、レベルの高い環境で色々な選手と意見を交換していく中で、投げるときの力強さが必要だと感じたので、年内に入ってからは新しいトレーニングを取り入れるなどしてます。自分の中でも、体の変化がちょっとずつ出てきているのではないかと感じています

──リベンジしたいバッターはいますか
個人的な選手はいないのですが、昨年の秋季リーグでは、青山学院と日大戦に先発して１点差で負けているので、０点に抑えて勝ちたいです

──意識している投手は
坂口翔颯（国学大）ですと言いたいところですが（笑）（昨秋、最優秀防御率を競い合ったため）
中央大学のピッチャー陣も素晴らしいのでみんなで優勝に導ければなと思います

──理想の投手像は
負けない投手です

──プロ野球で例えるなら
タイプは全然違うんですけど、山本由伸選手です。山本選手が投げる日って「今日は山本由伸だから大丈夫だ」と思うじゃないですか。そういう安心感があるピッチャーを目指したいです

──期待している後輩ピッチャーは
三奈木亜星（商１・浦和学院）です。日ごろからアドバイスを聞きに来てくれるのですが、アドバイスがいらないんじゃないかと思うくらいいいピッチャーなので、リーグ戦ではどんどん気持ちを前面に出して抑えてくれたらなと思います

──開幕カードが大分県での開催となったが、どのようなピッチングがしたいか
自分としてはどこの球場で試合をやってもやることは一緒だと思っているので、勝ちにこだわってベストピッチングが出来ればと思います

──エースとしての自覚
名門・中央大学の名に恥じないようにしたいです。自分ではまだまだ納得していない部分もあるので、もっと良いピッチングをして誰にも文句を言わせない投手になれればいいなと思います

──春季リーグの目標をお願いします
チームとしてはリーグ優勝と日本一を目標に掲げているのでそれに貢献したいです。個人としてはすべて勝って優勝に貢献したいのと、最優秀投手賞を獲りたいです。
去年最優秀防御率のタイトルを獲って、防御率は大事だけど、どんなに防御率が低くても点を取られて負けてしまっては意味がないと感じるようになりました。今年は防御率はもちろんですが、勝利数にこだわっていきたいです

◇石田裕太郎（いしだ・ゆうたろう）◇

生年月日：2002年１月22日
学部学科：経済学部・公共・環境経済学科
身長・体重：180㌢・74㌔

〈石井巧〉（聞き手、構成：鈴木佐和）