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全員野球で逃げ切り開幕カード制す!下重が圧巻の奪三振ショーでリーグ戦初勝利―東都大学野球秋季リーグ戦 対青学大3回戦

2026年9月10日 東京都・明治神宮野球場

チーム 123 456 789=RHE

中 大 000 400 003=761

青学大 002 000 103=692

[中]子安、下重、東恩納、平山颯-山崎

[青]鈴木、高木-渡部

[本]〈中〉佐藤壱(4回3点)〈青〉中山(9回ソロ)、星子(9回2点)

◆スタメン◆

1[右]安田 淳平(商4=聖光学院)

2[中]橋本 航河(文3=仙台育英)

3[左]横谷  塁(文1=立命館慶祥)

4[三]伊藤 櫂人(文4=大阪桐蔭)

5[二]武井仙太郎(商3=鎌倉学園)

6[指]佐藤 壱聖(経4=東日本国際大昌平)

7[一]佐々木琉生(商4=健大高崎)

8[遊]後藤 新平(国経2=札幌国際情報)

9[捕]山崎 豪琉(文2=細田学園)

P   子安 秀弥(経3=東海大相模)

 

チームが「束」となり、つかみとった勝利から一夜明け、勝負の3戦目へ。序盤は両投手とも見事な立ち上がりで投手戦を予想させたが、中大先発の子安は味方の失策からリズムを崩し先制点を与える展開に。しかし、続いてマウンドを託された下重賢慎(文1・健大高崎)が後続を打ち取り流れを引き寄せると、4回に佐藤壱の3ランホームランなどで逆転に成功する。下重は相手打線から三振の山を築き、中大はリードを保ったまま終盤へ。最終回に3点をと取りリードを広げるもその裏再び3点を取り返される。だが、最後は平山颯士(文4・水戸商)が三振で試合を締め、中大は22年秋季リーグ戦以来、対青学大戦のカードで勝ち点を獲得した。

 

中大打線が対峙(たいじ)したのは初戦に続きプロ注目右腕の鈴木(青学大)。しかし、攻略の糸口をつかめず3回まで無安打に抑えられる。

勝負の3戦目の先発マウンドを託されたのはこちらも初戦に続き子安。初回、2回とわずか9球ずつで抑え、相手打線を封じ込めた。

先発した子安

試合が動いたのは3回裏、1死から味方の失策により出塁を許すと四球も絡みピンチで相手のクリーンナップを迎える。何とか踏ん張りたい子安だったが、3番山口(青学大)、4番渡部(青学大)に連続適時打を浴び先制を許す。ここで早めの継投策に出た中大は下重にスイッチ。前日までの2試合で5安打を許した5番新井(青学大)を三振に仕留め、ピンチを脱する。

下重の好投から流れを引き寄せたい中大打線は直後の4回表、主将の安田に二塁打が飛び出す。さらに相手の失策も絡み1死一、三塁としたところで伊藤櫂が適時打を放ち反撃。
その後2死としたところで打席に立ったのは今秋初スタメンとなった佐藤壱。見事ライトへの3ランホームランを放ち逆転に成功する。

逆転のホームランを放った佐藤壱

下重はその後もマウンドに立ち、4回には三者連続三振を奪うなど圧巻のピッチングで流れを渡さない。一方で、中盤は中大打線も無得点のイニングが続きなかなか次の追加点を奪えずに試合が進むも、下重は7回まで毎回奪三振を記録するなどリードを保ち続けた。最終的には4回1/3を投げ7奪三振1失点の好投で勝利投手の権利を手にして後続へ託す。

好リリーフを披露した下重

8回裏、マウンドへ上がったのは前日112球の完投勝利を挙げたエースの東恩納蒼(商3・沖縄尚学)。淡々とストライクを投げ込み、2死からはこの回レフトへ移った橋本がファールゾーンのフェンス際で好捕を見せるなど流れに乗り、3人で断ち切る。

好守を見せた橋本(右)とタッチを交わす後藤

何とか追加点を挙げたい打線は最終回、伊藤櫂、佐藤壱が四球を選び1死一、二塁のチャンスを作り、打席に立ったのは佐々木琉。バッティングカウントからライトへの適時打を放ち、相手の失策も絡み一挙2点を挙げる。さらに続く後藤が放った打球はセカンドのフィルダースチョイスを呼び込み、この回合わせて3点を奪う。

追加点となる適時打を放った佐々木琉

しかし、またもや試練が訪れる。4点リードで迎えた9回裏、東恩納は先頭打者にレフトへのソロホームランを浴びてしまう。さらに振り逃げにより出塁を許すと代打星子(青学大)に再びホームランを浴び1点差まで詰め寄られる。その後2死から安打を許したところでマウンドには平山颯士が上がる。盗塁を許し二塁に同点のランナーを置く苦しい場面となったが、相手打者を三振に仕留め、ゲームセット。まさしく粘り勝ちといえる結果で、チームとしても22年秋季リーグ戦以来に対青学大戦のカードを制した。

最終回一打同点のピンチで三振に仕留め、試合を締めた平山颯

小学生時代ヤクルトジュニアで共闘し、過去も対戦したい投手として鈴木をあげていた佐藤壱は試合後、「最後に対戦して結果が出たことは良い思い出になった」と喜びを見せた。また、初勝利を挙げた下重は、「全球空振りを取るつもりで投げた」と話し、メンタル面での成長を感じさせる一戦となった。

写真撮影に応じた下重(左)と佐藤壱

悲願のリーグ戦優勝へ向けて幸先の良いスタートを切った中大。春季リーグ戦で幾度となるピンチを乗り切った経験からまた一味違う姿を見せている。次回は春季リーグ戦を制した強敵国学大戦。チームスローガン「束」のもと、個々の力を合わせ立ち向かう中大ナインの躍動に期待したい。

◆試合結果◆
〇中大 7-6青学大●

◆お知らせ◆
次戦は9月16日(水曜日)に明治神宮野球場で行われる対国学大1回戦です。

(記事:小川蓮、写真:紀藤駿太、小林陽登、比留間柚香)

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