2021年10月6日 駒沢体育館
リーグ戦2連敗で迎えた相手は昨年のインカレで惜敗した青学大。序盤から均衡した展開が続いたものの、第2クオーター(Q)で中大が3点シュートを3本決めるなど青学大を突き放す。終盤も中大ペースで進み終わってみれば79ー53と26点差をつけ大勝。約3年ぶりの1部リーグ戦勝利をあげた。
スターター
#2内尾聡理(商2)、#21渡部琉(商3)、#35清水宏記(総4)、#47吉田崇紘(法3)、#99古河ウェスリー(文4)
いきなり暗雲が立ち込める。中大は試合開始早々フリースローのチャンスをもらうも#47吉田が2本とも外してしまう。第1Q中盤で8ー14と青学大ペースで試合が進む。しかし、この流れを変えたのがエース#21渡部であった。自陣からのターンオーバー、フリースローなどで一人で6得点をあげると、16ー19で迎えた終了間際にも3点シュートを決める。中大に流れが傾いたままこのQを終える。
▲「まずは下位から抜け出したい」。エース#21渡部は気合十分だ。
#21渡部が引き寄せた流れは第2Qに入っても途切れなかった。開始早々、絶賛売り出し中の若手#60蒔苗勇人(商2)が3点シュートを決め勝ち越しに成功する。その後も#21渡部、#15町井丈太主将(法4)の3点シュートが決まり、青学大を突き放す。守備でも#47吉田、#99古河の高さを生かしたブロックショットなどで青学大の攻撃陣をシャットアウト。このQ単体で20ー8と攻守に渡り青学大を圧倒する。
▲「ディフェンス面での貢献がすごく大きかった」と荻野コーチが絶賛した#47吉田
第3Qに入ってもシュートはもちろんのこと、アシストでも#21渡部が攻撃面で抜群の存在感を見せ流れを引き渡さない。中盤、相手のバスケットカウント、3点シュートなどで追い上げられるものの、ここでも#15町井が流れを引き戻す3点シュートを沈める。第4Q終盤に相手の猛追を食らうも、序盤の大量リードが功を奏した。79ー53の大差で今年度リーグ戦初勝利をあげた。
▲エース#21渡部に次ぐ15得点をマークした#15町井主将
「スプリングトーナメント1・2位(日大・東海大)のチームに善戦できてた。(#21渡部)」、「この2試合(日大・東海大戦)は負けていたが、内容はよかった(荻野コーチ)」。そして今回、2年前のリーグ戦で2位に輝いた強豪青学大に大勝。この大勝は決してまぐれではない。中大バスケ部が確実に進化を遂げている。今までは残留争いに必死だった中大が上位争いに食い込んでくる日は確実に近づいている。
◆試合結果◆
●中大79(19-19、20-8、21-11、19-15)53青学大○
◆お知らせ◆
次戦は10月10日(日)13時から日体大世田谷キャンパスにて行われます。対戦相手は早大です。
(記事:江渕光太、写真:町田航太)