2023年10月29日 日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館
スタメン(サーブローテーション順)
10 OH 柿崎晃(商3)
7MB 澤田晶(総3)
16 OH 梅本春之助(総2)
2OH 藤原直也(経4)
9MB 山根大幸(商3)
11 S 村上連(経3)
1L 山本涼(経4)
秋季リーグ最終戦となる対筑波大戦。第1セットを先取し、勢いづく中大。第2セットを落とすも、雰囲気を持ち直し第3セットを取り返した。第4セット、30点台にまでもつれこむ激闘の末、見事中大が秋リーグ最終戦を勝利で飾った。
▲スパイクを打つ梅本
第1セット、柿崎の豪快なスパイクで先制点を取ったが、お互い一歩も譲らない、拮抗(きっこう)した展開が続く。しかし、梅本のスパイクで獲得した15点目を境に流れをつかんだ。連続得点を重ね、相手に圧をかける。筑波大もたまらずタイムアウトをとるも、中大の流れは止まらず、勢いのまま25―18で第1セットを先取した。
▲レシーブをする山本
続く第2セット、開始早々相手に3連続得点を許してしまう。3-6の場面で山根がブロックを決めたり、全員でつなぐ粘り強いプレーを見せたりするなど徐々に点差を縮めるも、苦しい展開が続く。最後は相手のスパイクがたたきこまれて、19-25で第2セットを落とす。
▲スパイクを打つ柿崎
取り返したい第3セット。シーソーゲー厶が続くも、藤原、梅本、柿崎がスパイクで着実に点数を取り続ける。徐々に中大に流れが傾き、村上のブロックなどでリードを広げ、5点差が付く。23-18の場面では、村上に代わり、澤田がワンポイントブロッカーとしてコートに入る。澤田は見事ブロックを決め、役割を果たした。その後も危なげなく25-19で第3セットを獲得した。
▲ブロックをする山根(左)、藤原(右)
終始一進一退の攻防が続く第4セット。第3セット同様、澤田がワンポイントブロッカーとして村上と交代したり、柿崎がセッターとしてトスをあげたり、さまざまな攻撃を見せる。先に相手にマッチポイントを握られるも、柿崎のスパイクでデュースとなりもつれ込む展開に。27-28の相手がマッチポイントを握る苦しい場面、山根が2連続ブロックを決め、会場を沸かした。最後は、山本主将の二段トスをエースの藤原が打ち切り、長いゲームに終止符を打った。最終戦を見事勝利で収め、約2ヶ月間の長いリーグ戦を終えた。
▲点を取り、笑顔を見せる選手たち
秋リーグにおける総合順位は7勝4敗で第5位という成績。「納得いく結果じゃなかった」と山本主将は振り返るも、「全カレへの勢いはつけられた」と前向きな姿勢を見せた。また、個人賞として藤原がベストスコアラー賞、山根がブロック賞を受賞した。山根は「(ブロック賞を)取れて嬉しい。自分のポジションとしてブロックだけじゃなくてスパイクもあるので、そっちでも取れるように頑張ります」とコメントした。
▲個人賞を受賞した山根(左)、藤原(右)
「チームが始まったときから、日本一を目標」と藤原は語った。今のチームで日本一を取ることができる最後の機会、全日本インカレがまもなく開幕する。7年ぶりの決勝進出、16回目の優勝に期待がかかる。
◆試合結果◆
〇中大3(25―18、19―25、25-19、30―28)1筑波大●
(記事:塚越香都、写真:守屋七菜、塚越香都)
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