2023年６月７日 大田区総合体育館
各大学の一二年生のみが出場できる今大会。ベスト８に入ると、初開催となる新人インカレへとつながる重要な大会だ。中大の初戦の相手は明星大。２部リーグ所属とはいえ、油断は許されない。初戦をものにし、好スタートをきりたいところ。
スターター
#１久岡賢太郎（商２）、#３高山鈴琉（商１） 、＃22島﨑輝（商２）、 #33鴫原樹生（商１）、＃42山崎紀人（商２）
第１Qクオーター（Q）から中大ペースで試合を進める相手。チームで意識しているという「速い展開のバスケ」が目立った。立ち上がりからアグレッシブなディフェンスを見せ、相手を圧倒する。オフェンスでは、＃１久岡の３Pシュートが光った。開始３分で連続３本という活躍でチームを勢いづける。
▲攻守に渡り活躍をみせた＃１久岡
10点リードから、さらにリードを広げたい第２Q。＃３高山、＃77宮内柊人（商２）を中心に引き続き「速い展開のバスケ」を繰り広げる。相手が得意な１対１に対して、徹底したディフェンスで相手を抑え、速攻攻撃へとつなげる。着実に得点を重ね、リードを28点まで広げて58対30で後半戦へ。
▲中大らしいゲームコントロールをしてみせたガード＃77宮内
迎えた第３Q。序盤、オフェンス面ではミスが目立ったが、ディフェンス面を怠らず、相手に流れを渡さない。ゴール下では＃42山崎が、相手の留学生プレーヤーを見事に抑えてみせた。Q後半から出場した＃18川松透也（法１）が３Pシュートを連続で決めるなどし、さらにリードを広げた。
▲ゴール下で存在感を放った＃42山崎
第４Ｑ。中大は攻撃の手を緩めない。＃77島崎の３Pシュートや、＃37カッター勲生（法１）の高さを生かしたシュートが光る。終盤、相手に連続得点を許すも、控え選手が健闘を見せた。最終スコア111対68で中大が勝利した。
試合開始から、シュートが決まって好スタートをきり、終始中大ペース試合を進めたこの試合。最終的には全員が出場し、攻守にわたって活躍を見せた。中大は、前大会スプリングトーナメントでまさかの初戦敗退。この下級生の活躍は上級生にも刺激を与えているだろう。次戦は強豪白鷗大。厳しい戦いになることが予想されるが、中大の特徴である「速い展開のバスケ」を見せてほしい。
◆試合結果◆
○中大111（27―17、31―13、22―９、31ー29）68明星大●
（記事：鎌田怜穂、写真：鎌田怜穂、二村沙羅）
