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エース・大久保復帰も、相手の牙城崩せず。完封負けで5連敗。ー関東大学サッカーリーグ1部 第21節 対桐蔭横浜大学

12月12日 AGFフィールド

 

▼スタメン
GK 21 坪井湧也(商3)

DF 3 深澤大輝(経4)、27 牛澤健(経1)、12 塩崎悠司(経3)、15 岡井駿典(法2)

MF 26 田邊光平(法1)、7 髙岸憲伸(文3)、36 坂本康汰(経1)→HT、20 三木結斗(経3)

FW 35 栗山且椰(商1)→後半17分、32 小島偉央(商3)、22 鈴木翔太(文2)→後半12分、10 大久保智明(経4)、25 山﨑希一(経1)→後半21分、29 矢尾板岳斗(商1)

 

▼試合結果

●中大0-3桐蔭横浜大○

前節の敗戦により2部降格が決定し、迎えた今節。来シーズンに向けて何かチームとして残せるよう当たって砕けろという熱い気迫で試合に臨んだ。

中大は立ち上がりから桐蔭横浜大のサイドに展開してから裏を狙うといった、スピードとフィジカルを活かした猛攻に苦戦し守りの時間が続く。両チームチャンスが少ない中迎えた前半21分、ペナルティエリア手前の中央と絶好の位置でFKを獲得。これを髙岸が直接狙うも、惜しくもポスト左へと外れてしまう。

スコアが動いたのは同31分。CKの流れからカウンター攻撃を受ける。DFも必死に食らいつき体を当てるが、ボールを奪えず。最終的にはGKまでかわされると、そのまま先制点を許してしまう。

同39分には、ペナルティエリア手前の中央で髙岸が相手のドリブルを阻止。そのこぼれ球に反応した田邊がすかさずミドルシュートを放つも、クロスバーの上へと逸れてしまう。両者目立ったチャンスを作れない中、先制点を許し1点を追いかける形で試合を折り返す。▲試合開始に向け士気を高める中大イレブン

後半開始早々、サイドを突破されてシュートを許してしまうが、ここは坪井のビッグセーブによりピンチを免れる。しかしその直後の後半6分、PKから追加点を許してしまい、流れをつかむことができない。

何とかして反撃の狼煙を上げたい中大は、この試合が復帰戦となる大久保を含めた3人の攻撃陣を投入。そして続く後半30分、岡井がクロスをあげると、中央でフリーの大久保がダイビングヘッドで合わせる。しかし、ボールはGKの正面に飛び、得点には至らなかった。

その後も、攻めあぐねる展開が続き、同39分にはダメ押しとなる3点目を決められてしまう。アディショナルタイムは4分あったが、一矢報いることはかなわず、悔しくも無得点で敗北した。

▲復帰を果たした大久保智明(浦和レッズ内定)

 

試合後、佐藤監督は「当たって砕けろなんで、どんどん前からいって、替えながら、中大らしさを出して、できたら得点をもっと挙げて、勝ちたい。」、「狙いはあったし、シュートはもっと打っていかないといけないところで、乗り切れなかった。そこはもう少し直していかないと。」と残節への意気込みと攻撃面への課題を挙げた。

今節、途中出場で復帰した大久保は「気持ちの面だったり、根性というか、そういうものを持っている奴が生き残っていくと思うので、そういう点を伝えたい。」と復帰できたことへの素直な喜びと、残り僅かな時間で後輩に伝えられることを先輩として残したいという熱い思いを語った。

残りの試合で先輩は後輩に何が残せるか、後輩は何を吸収するか、それぞれの立場によって意図は様々ではある。しかし、がむしゃらに試合に臨むことが勝利へつながるのは間違いない。次戦の明治戦でヒントとなることを各々が見つけ出すことに期待したい。

 

 

記事・写真:「中大スポーツ」新聞部